

風水鑑定とは?事務所や家の間取りの家相や風水鑑定の基本から費用や料金までを解説!

画像:風水鑑定士Masayaの風水鑑定の実際の様子。

Masaya風水事務所では安心してご依頼を頂けるように、家もしくは事業に関する内容・目的ごと、住宅や商業施設、新築の間取り作成に対する費用なども細かく設定して一般公開しております。ご依頼者様が風水鑑定をうまく活用されることで、生活や仕事の質を向上させ、人生を成功に変えるプロセスのお手伝いになれば嬉しい限りです。



風水鑑定とは何か?

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
風水鑑定とは、古代中国から伝わる環境学であり、家やオフィスなどの建物と、その周囲の環境が人々の運気に与える影響を分析し、改善策を提案する専門的な手法です。具体的には、建物の間取りや向き、土地の形状、周辺の自然環境や人工物などが、そこに住む人や働く人の健康運、金運、仕事運、人間関係などにどのように影響するかを評価します。 風水鑑定士は、伝統的な風水の理論や羅盤といった道具を用いて、これらの要素を詳細に調査し、気の流れを読み解きます。

風水には様々な流派があり、それぞれ重視する点や鑑定方法が異なります。大きく分けると、目に見える地形や環境を重視する「巒頭派」と、方位や時間、建物の築年数など目に見えない要素を理論的に分析する「理気派」があります。 理気派の中にも「玄空飛星派」や「三合派」、「八宅派」などがあり、鑑定士はこれらの流派の知識を組み合わせて鑑定を行います。


風水鑑定は、新築やリフォームの際の設計段階で行うことで、最初から良い間取りや配置を取り入れることができます。また、現在住んでいる家や利用しているオフィスの鑑定を依頼し、問題点を改善することも可能です。 鑑定結果に基づき、家具の配置を変えたり、特定のアイテムを置いたり、色を取り入れたりするなど、具体的な改善策が提案されます。 これらの対策を実践することで、より快適で運気の良い環境を整え、生活の質の向上を目指します。

風水の専門家によって、答えも違う!
風水には数多くの流派があり、その解釈や鑑定方法によって専門家ごとの意見や答えが異なることがあります。例えば、地理的な環境を重視する巒頭派と、方位や時間を重視する理気派では、同じ建物や土地を見ても異なる点に注目し、異なる改善策を提案することがあります。また、理気派の中でも玄空飛星派や三合派など、さらに細かい流派に分かれており、それぞれが独自の理論に基づいています。

これは、風水が古代中国で長い歴史の中で発展してきた多様な知識体系であり、単一の絶対的な答えが存在するわけではないことを示しています。各専門家は、自身の得意な流派や長年の経験に基づいた視点を持って鑑定を行うため、必然的に異なるアドバイスが生まれるのです。

例えば、ある鑑定士は建物の外観や周囲の山や水の形に重点を置く一方、別の専門家は室内の正確な方位と時間における気の流れを細かく分析するかもしれません。このように、どの流派を重視するかによって、鑑定結果や提案される改善策が大きく変わることがあります。

画像:香港で実施された国際風水会議への出席の際の様子(IFSC及びIFSAの規約により、内容の一般公開が禁止されております為、概要のみ掲載)
最善の策はそれぞれの視点を参考にしながら、自分にとって最適な方法を見つけることが、風水を効果的に活用するための鍵となります。そこで、香港で行われた”正しい風水を広める為のビジネスと風水”をテーマに行われた風水国際会議(IFSC)が最適な運用を導いてくれます。
5名の国際的に著名な風水鑑定士による鑑定事例
国際風水会議で発表された、特徴的な著名な風水鑑定士の5つの鑑定事例をご紹介します。
- 巒頭派や形勢を活用した事例
- 三合派を使用した風水鑑定の事例
- 形勢派の風水の考え方
- 玄空飛星派による事業の成功例
- 玄空飛星派と巒頭派を組みわせた3つの成功事例

1.巒頭派や形勢を活用した事例

画像:風水マスターのサビーネ先生の風水鑑定のプレゼンの様子

巒頭派の解釈を最大限に活かした事例で、”風水の改善がなされた病室が、入院患者に与える良い影響”のプレゼンが行われ、彼女は患者が入院する病室が、 治癒と回復のために最良の状態を風水鑑定を利用する事で成果を上げた事例を紹介されました。当初の病室は気が不安定な状況を生み出すインテリアと装飾が施されており、風水的な観点より患者に悪い影響を与える状況で、内装と配置を変える事で気の流れを改善する手法が採用されました。 『オランダのハンゼ応用科学大学』によって実施された、西洋の研究機関による初の本格的な風水鑑定に関する科学的研究です。この研究では、巒頭の原理に基づいて病室のインテリアを再設計し、風水が患者の健康に良い影響を与えることを証明されました。

2.三合派を使用した風水鑑定の事例

画像:風水シニアマスターのヤップ老子のプレゼンの様子

著名な風水鑑定士であるヤップ老子による鑑定事例です。三合派風水は、古典風水の代表的な流派の一つであり、特に水の流れや周囲の環境との調和を重視します。この手法は、建物の周囲に流れる気の流れを最適化することに焦点を当てており、長期的な繁栄の基盤を築くとされています。三合派は水と建物の方位、そして陰陽のバランスを詳細に分析し、環境から生まれる気の動きを捉えて活用します。これにより、持続的な運勢向上を目指すのが特徴です。巒頭派と組み合わせて用いられることも多く、地理的な要素と理気的な要素の両面から鑑定を行います。

3.形勢派の風水の考え方

画像:風水マスターのレオン先生のプレゼンの様子

形勢派風水、別名巒頭派風水は、地理的な環境や地形、周囲の自然物が持つ「気」の流れが運勢に与える影響を重視する風水の流派です。今回の風水鑑定士は、 地形や環境が運命に与える影響を独特の視点で解説されました。彼は、 国や地域の地形を動物に例え、その形状が生み出す「気」の流れが社会や経済に大きな役割を果たすと説明されます。たとえば、特定の地理的特徴が成功の源泉となり得ることを示し、風水理論を用いて政治的・経済的繁栄の要因を分析。こうした考え方は、単なる空間の調整にとどまらず、広範囲の環境資源との調和を追求するものです。レオン先生のプレゼンは、地形の持つエネルギーを読み解く力の重要性を強調し、そこから導かれる実践的な提案を提示した。彼の方法は、地域の特性を活かすことでポジティブな気の動きを引き出し、持続可能な発展へと導く風水の新たな可能性を示しています。

4.玄空飛星派による事業の成功例

画像:風水マスターのアドリエル先生の風水鑑定のプレゼンの様子

玄空飛星派の理論が使用された”ビジネスを成功させる為に必要な風水”の事業の成功例です。 経営者にとって利益や成長が、企業が目指す成功の尺度であり、これらの目標の達成に用いられた風水鑑定の方法として、玄空飛星派が有効活用が為されました。事業を成功させた3つの事例を説明されました。売上や企業の成長達成に大きく貢献した要因として、「皮膚科医のエステティック センターの拡大の事例」「融資会社にとって最適な金運が強い土地」「投資家のビジネス環境に適した戦略」について説明がなされました。特徴としては、 玄空飛星風水を活用して、時間と運気の相性を最大限に活用する為の風水鑑定の分析と設計を行う事で、事業を成功へを導く手法でした。

5.玄空飛星派と巒頭派を組みわせた3つの成功事例

画像:風水マスターのエスラ先生の風水鑑定のプレゼンの様子

トルコを拠点に活躍する風水の著名な専門家の先生は、 巒頭派と玄空飛星派を融合させた風水鑑定の手法を説明されました。彼女は別荘や集合住宅などの賃貸商業施設の風水鑑定を通じて、複数のプロジェクトで事業的な分野で顕著な成果をあげてきました。彼女のアプローチは土地の環境特性を精密に分析し、玄空飛星派の理論で建物の配置や角度の調整によって運気の流れを最適化する点にあります。これにより、金運や集客力の向上、事業の繁栄を促進することに成功しました。その成功事例はまた、環境的な要素を重視しつつも、時期や変化に対応した動的な風水の実践を提唱しているのが特徴です。 これらの成功事例は、風水鑑定が商業活動に具体的な付加価値をもたらすことを示しています。

風水鑑定と流派の関係
風水鑑定において、鑑定内容やそのアプローチは、専門家がどの流派に精通しているかによって大きく異なります。国際風水会議でプレゼンをした著名な風水マスターたちも、それぞれ異なる鑑定内容やアプローチを用いていました。これは、風水には多様な理論体系や鑑定手法が存在し、それぞれが重視する点や解釈が異なるためです。

例えば、地形など目に見えるものを重視する巒頭派と、方位や時間など目に見えないエネルギーを扱う理気派があり、さらに理気派の中にも様々な流派があります。世界中で知られている風水鑑定に使用される有名な技術として、以下の2つに大きく流派が挙げられます。
- 1.巒頭派:目に見える土地や周辺環境から気の流れを読み解く流派です。
- 2.理気派:目に見えない運気(別名は羅盤派)を理論的に導く事により、運気を読み解く流派です。
風水鑑定を受ける際は、どの流派を基に鑑定が行われるのかを確認することが重要です。自身の目的や状況に最も適した流派を選択することで、より効果的な鑑定結果を得られる可能性が高まる可能性が向上します。

間取りと家相の関係
間取りと家相は、住居の運気や快適さに深く関わっており、家全体の気の流れを左右する要素です。特に、 玄関やリビング、寝室といった主要な部屋の配置や方位は、住む人の健康や人間関係、仕事運に影響を与えると考えられています。風水鑑定では、土地の特性や周辺環境、間取りの形状、各部屋の配置などを総合的に評価します。

風水には複数の流派が存在し、それぞれの 流派によって間取りや家相の解釈、適切な配置の考え方が異なります。 風水鑑定士は、これらの流派の知識を用いて、住まい全体の調和を意識した間取りづくりを提案します。

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家相とリビングの気

画像:一般的なリビングのイメージ。
家相において、リビングは住居の中でも特に重要な空間です。間取り全体に影響を与え、家族の健康や運気に関わります。鑑定では、リビングの配置や家具の設置、色の選択などを考慮し、気の流れを良くするためのアドバイスを行います。適切な配置は、家に良い気をもたらし、住む人に幸運を運びます。 リビングが明るく居心地の良い空間であることは、家相を良くし、居住者にとってプラスの影響をもたらす重要な要素です。


リビングと金運風水と流派の関係
風水において、リビングは家族の運気、特に金運に深く関わる空間です。そのため、 金運を向上させるためには、風水流派ごとの考え方に基づき、リビングと金運の方位を適切に合わせることが重要です。例えば、以下の4つに分類されます。

1.巒頭派では明るく陽の気が集まる広い空間が好まれます。

リビングの家相と吉イメージの説明を示した図。
2.玄空飛星派では、金運を示す水星の旺気や生気が巡る方位が良いとされ、財運を司る星が良い場所に位置することが重要です。

リビングの間取りと玄空飛星チャートの金運方位を示したイメージ画像。
3.三合派では、九星室内理気法が活用され、貧狼・巨門・武曲・左輔・右弼といった吉星の方位にソファーなどを配置することが望ましいとされます。

リビングと九星理気との関係を示したイメージ図。
4.八宅派では、リビングの方位に生気・延年・伏位といった吉方位が巡る間取りが最適です。

リビングの間取りと八宅派との吉の相性を示したイメージ図。
このように、流派によって理想的なリビングの考え方や鑑定基準は異なります。
家相と間取りの形の相性

画像:間取り図面を作成しているイメージ。
家相と間取りの形の相性は、住環境や運気に大きな影響を与える要素です。間取りの形が家相と調和することで、良好な気の流れを生み出し、住まう人々にポジティブなエネルギーをもたらします。特に、直線的な間取りと曲線的な間取りでは、それぞれ異なるエネルギーの特性があります。
- 直線的な形状は、安定感や秩序を象徴しますが、動きが少なく、堅苦しい印象を与えることもあります。
- 曲線的な間取りは、柔軟性と流動性を持ち、リラックスした雰囲気を感じさせます。
家相では間取りの形が不規則だと、気の流れが停滞しやすく、居住者に不安やストレスを与えることがあるとされますが、風水鑑定では柔軟性と流動性を好む傾向にあります。このため、家相と風水鑑定のどちらかを選択した間取りを設計することが重要です。


間取りの形と風水の五行
風水において、 建物の間取りや形状は五行(木、火、土、金、水)のエネルギーと深く関連しています。それぞれの形が持つ「気」が、住む人の運気に影響を与えると考えられています。以下に5つの五行の形と意味をご紹介します。

- 長方形は「木」のエネルギーを持ち、成長や発展を象徴するため、好ましい形とされています。
- 一方、三角形は「火」を表し、気が乱れやすい形とされ、避けるべき形とされています。
- 正方形は「土」のエネルギーを持ち、安定や堅実さを象徴するため、間取りとしても良い形です。
- 丸形は「金」の気が旋回し、住宅ではあまり使われません。
- 水を表す不定形な波型は商業施設で見られますが、風水師によって見解が分かれます。

五行に例えられる間取りの建物イメージ画像。
間取りの形が持つ五行のエネルギーを理解することは、より良い住環境を作る上で重要です。
家相と寝室の関係

画像:一般的な寝室のイメージ。
家相において、寝室は健康運や幸運に深く関わる重要な場所です。寝室の配置や間取りは、気の流れに影響を与え、住む人の心身の状態に関わると考えられています。適切な方位に寝室を設け、ベッドの配置や色使いを工夫することで、より良い睡眠環境を整えることが可能です。鑑定では、間取り全体のバランスとともに、寝室の家相を細かく鑑定し、健康運や幸運を引き寄せるための具体的なアドバイスが行われます。

幸運な寝室と風水流派の関係

- 巒頭派ではベッドの配置を重視し、ドアの対角線上など気が安定する場所が良いとされます。
- 玄空飛星派では、健康運や子孫繁栄に関わる山星の旺気や生気が巡る方位を重視します。
- 三合派では、九星室内理気法を用いて吉星の方位にベッドを配置することを推奨し、健康や出世運の向上を目指します。
- 八宅派では個人の本命卦と寝室の方位を組み合わせて吉凶を判断し、天医の吉方位が巡る間取りが、健康や人間関係、安定に良い影響を与えるとされます。
どの流派においても共通して重要なのは、寝室を清潔に保ち、良い気が循環するように換気を心掛けることです。 また、寝ている姿が映る位置に鏡を置かないことも一般的に推奨される風水対策です。
理想的な家相の玄関

画像:大型マンションの玄関のイメージ。
理想的な家相の玄関は、家全体の運気を左右する重要な要素です。特に間取りにおいては、玄関の位置や向きが金運や健康運に関わると考えられています。家相や風水の鑑定では、これらの要素を詳しく分析し、良い気がスムーズに流れ込むような玄関の配置を提案します。明るく清潔に保つこと、適切な方位に設けることなどが、理想的な玄関を作るためのポイントです。

金運が強い玄関と風水流派との関係
玄関は家の気の入り口であり、金運を含む様々な運気に大きな影響を与えるとされています。風水鑑定では、玄関の方位、位置、清潔さ、そして周囲の環境などが重要な鑑定基準となります。しかし、風水には様々な流派があり、玄関の鑑定基準も流派ごとに異なります。ここでは4つの相違点をご紹介します。

- 巒頭派では、玄関から入る気の流れを周囲の環境から判断します。ドアを開けた先に何があるか、整理整頓されているかなどが重視されます。
- 玄空飛星派では、時間と方位によるエネルギーの変化を重視し、金運や財運に関わる水星の良い方位に玄関を配置することが重要とされます。
- 三合派では、五鬼運財水法や九星室内理気法を用いて、吉星の方位に玄関が位置する間取りが良いとされます。
- 八宅派では、個人の生年月日(本命卦)と玄関の向き(宅卦)に基づいて吉凶を判断します。特に玄関を「生気」の方位に配置することが吉とされ、逆に「絶命」の方位は避けるべきとされます。
このように、風水の流派によって玄関の鑑定基準は異なりますが、どの流派でも玄関は家全体の運気に大きな影響を与える場所として重要視されています。

風水鑑定で知っておくべき世界的な基準
風水鑑定における世界的な基準は、主に古典的な風水理論に基づいています。多くの風水マスターは、環境や空間のエネルギーの流れを分析する際に、特定の流派や手法を組み合わせて使用します。例えば、「地理五訣」のような地形や環境を重視する考え方や、時間と方位による気の変化を読み解く方法などが用いられます。

国際風水協会(IFSA)のような組織も存在し、風水の普及や実践の向上を目指した国際的な基準が存在します。特に玄空飛星風水は国際的に支持され、建築設計に取り入れやすいことから、国際的なスタンダードになりつつあります。日本では家相が重視される傾向がありますが、世界的にはより包括的な視点で鑑定が行われています。
2人の世界的な風水マスターによる風水鑑定のガイドライン
風水鑑定の世界には、様々な流派とアプローチが存在し、世界的に著名な風水マスターであっても、その鑑定内容や重視する点は異なります。これは、風水が古代より受け継がれる多様な理論と実践の蓄積であり、単一の正解が存在しないためです。鑑定を受ける際は、風水鑑定士ごとの流派や視点を理解し、自身の目的に合った鑑定士を選ぶことが重要です。
そこでここでは、2人の世界的に著名な風水マスターによる鑑定のガイドラインをご紹介します。

風水マスターのスティーブン先生の考え方

画像:風水マスターのスティーブン先生の風水理論の講義の様子の画像
イギリス人で世界的な風水の著作家でもある、有名な風水マスターのスティーブン先生は、用途に応じて様々な流派を使い分けることの重要性を説いています。例えば、以下にその4つの考え方が挙げられます。
- 室内環境の鑑定には玄空飛星派や八宅派が適している。
- 庭園や外部設計には三合派がより有効と述べています。
- 土地選びには巒頭派風水が用いられ、土地環境が持つエネルギーを読み解くことが重視されます。
- さらに、異なる流派である八宅派と玄空飛星派も、状況や目的に応じて使い分けることで、風水効果が最大化されると考えられています。

スティーブン先生による風水鑑定の基準は、単一の流派に偏るのではなく、環境の特性に合わせた柔軟な選択を行う重要性にあります。場所ごとに気の性質や流れが異なるため、流派の区別を理解し正しく使いこなすことが、鑑定の精度を高める鍵とされます。スティーブン先生はこれにより、より現実的かつ効果的な風水改善が可能になると指摘されています。

グランドマスターの盧風水大師の風水鑑定の定義

画像:グランドマスターの盧風水大師の風水講義の様子
世界的に著名なグランドマスター、盧恆立氏は、風水鑑定において環境と間取りの相互作用を特に重要視しています。氏は、周辺の土地環境とエネルギーの相性が運気を大きく左右すると考え、間取りだけでなく土地環境の重要性を説いています。これは、運気は環境によって生み出され、影響を受けるという考えに基づいています。氏によれば、多くの人が間取りは気にしても土地環境を軽視しがちですが、それは正しい風水ではないとされています。その定義として5つの例をご紹介します。
- 土地の吉凶判断には巒頭派を活用し風の保護構造を確認する必要がある。
- 幸運な建物の中心を得るには三合派を用いて周辺環境の道や人の動きを観察し吉方位から水の動きを取り入れるのが最適としています。
- 最適な風水角度を採用するためには三元派を使用し強いエネルギーを得られる方位を選択すること。
- 幸運な時間とエネルギーを最大限に活用するためには玄空飛星派を用いて建物の正面の方位が良いかを見極めること。
- 良い運気を得られる間取りには玄空飛星派を使用し良い運気が巡る玄関・寝室・キッチンなどを配置することが重要である。

盧氏は玄空飛星派の風水の使い手であり、この流派で重要となる「山の龍は水に下らず、水の龍は山を登らない」という教えを強調しています。他の流派と玄空飛星派の理論が一致しない場合は、玄空飛星派を重視する必要があるとしています。
風水鑑定の理想的な5つの手順と流派の使い方

画像:風水鑑定の間取りと内装のイメージ。
風水鑑定の理想的な手順は、まず土地や建物の持つエネルギーを理解することから始まります。これには、巒頭派を用いて地形や周囲の環境を観察し、気の流れを読み解く作業が含まれます。次に、玄空飛星派や三合派といった理気派の理論を適用し、方位や時間による運気の変化を詳細に分析します。異なる流派を組み合わせることで、目に見える環境と目に見えないエネルギーの両面から総合的に鑑定できます。

鑑定士は、物件の特性や依頼者の目的に合わせてこれらの流派を使い分け、より効果的な風水改善を目指します。この流派の違いが鑑定結果や提案内容に影響を与えるため、風水鑑定に不慣れな方は戸惑うことがあります。
そこで、 Masaya風水事務所が実践で使用している、それぞれの流派による鑑定方法を5つの手順でご紹介します。
- ①幸運の土地を探す鑑定
- ②幸運が受けられる建物かどうかを鑑定する
- ③不運を避ける幸運な建物の中心と配置を考える手順
- ④良い運気を生む出す外構とエクステリアの鑑定方法
- ⑤運気の良い間取りを作る

①幸運の土地を探す鑑定

幸運を引き寄せる土地を探す風水鑑定では、巒頭派という流派が重要な役割を果たします。この鑑定では、山や川、道路などの地理的な要素が土地のエネルギーにどのように影響するかを詳細に読み解きます。

- 四神相応と呼ばれる理想的な地形は、良い気が集まる幸運な土地とされており、運気を安定させ、発展をもたらすと考えられています。
- 土地の形も重要で、四角形や長方形の土地が良いとされ、いびつな形は避けるべきだとされています。

画像:四神相応の事例となるイメージ写真。
これらの要素を風水鑑定で確認することで、幸運を引き寄せるための土地選びの第一歩となります。

②幸運が受けられる建物かどうかを鑑定する

土地を選んだら、次にその土地に建てる建物が良い運気を受け取れるかを鑑定します。これは、土地と建物の相性を総合的に判断する重要なプロセスです。建物の「座」と「向」の方位と位置が土地と調和しているかを、玄空飛星派、三合派、三元派といった風水流派を用いて検証します。これらの流派は、目に見えない運気を理論的に分析し、金運や幸運を引き寄せる配置であるかを確認します。また、建物だけでなく周辺環境との相性も考慮し、総合的に運気を高められるかの判断を行います。

- 玄空飛星派は三元九運による時間の概念と空間、数字を組み合わせた精密な鑑定を行います。
- 三合派は水の流れと周辺環境との調和を重視します。
- 三元派では二元八運の期間による建物の「向」と、周辺環境から来る龍のエネルギーとの相性が重要です。

画像:分譲地と運気が入る龍のイメージ。
どの流派でも土地や建物の「座」と「向」は運気に影響を与えるため、風水鑑定の重要な要素となります。

③不運を避ける幸運な建物の中心と配置を考える手順

風水において、建物の中心と配置は不運を避け、幸運を引き寄せるために重要な要素です。複数の風水理論が複合的に作用しており、バランスの良い中心位置を選ぶためには、周辺の地形や水流、交通の動き、五行の相性、吉凶の方位を多角的に分析しなければなりません。

以下に、8つのガイドラインをご紹介します。
- 巒頭派を使って、土地のバランスを取る
- 黄泉八殺を避ける
- 人盤の活用
- 三合水法で水の動きを見る
- 九星水法を用いて吉凶の星を判断する
- 龍門八局水法の確認
- 玄空飛星派を用いて気の流れを見る
- 排龍訣で運気の強弱を確認する
1.巒頭派を使って、土地のバランスを取る

画像:分譲地にある建物と敷地のイメージ。
巒頭派では、四神相応の原則により、建物が周囲の地形や自然環境と調和することが求められ、これにより前後左右のバランスが取れた理想的な配置が形成される。例えば、建物の背後には玄武(安定の象徴)となる山や高地があり、前方には風水的に良い気を招く朱雀の開けた空間が確保されていることが理想である。
2.黄泉八殺を避ける

画像:黄泉八殺の8つの方位。
三合派の観点では、黄泉八殺の凶方位が建物の中心からみてずれるような配置が不可欠である。これにより、凶方位に位置する悪い物体や人の動きを避け、気の乱れを抑制します。
3.人盤の活用

画像:羅盤の人盤と五行の関係を示したイメージ。
人盤の分析においては、建物周辺の物体との五行相性が「剋」や「漏」といった凶相にならない配置が基本です。例えば、建物が木の五行の建物であれば、周辺から金の五行の悪い影響を受けないかを確認し、相性が悪い場合は移動や調整が行われます。
4.三合水法で水の動きを見る

画像:分譲地にある道と水が流れる関係のイメージ。
水の動きも極めて重要で、三合水法(双山)では、建物が陽向きの場合は水が陽の動きをし、陰向きでは陰の動きを水が伴うことが調和の鍵となる。例えば、陽向の建物では時計回りへと流れる穏やかな水の流れが望ましいとされます。
5.九星水法を用いて吉凶の星を判断する

画像:羅盤の九星盤と分譲地と水の動きのイメージ。
九星水法に基づくと、周囲の水の流れが吉星の方位から入口へ、凶星の方位から出口に向かう配慮が必要で、その配置により龍脈が陽から進入し、建物の向きも陽向きに設定されると運気が最大化されと考えます。
6.龍門八局水法の確認

画像:分譲地と八方位の水の動きのイメージ。
龍門八局水法においては、中心から八方位の水の動きを観察し、地門から水が入って天門から水が出る流れを作ることが理想であり、これが通常の交通の動きにも影響している。
7.玄空飛星派を用いて気の流れを見る

画像:玄空飛星チャートと分譲地との相性のイメージ。
玄空飛星派では、建物が旺気の流れを最大限に受けられるように配置し、良い気の流入と悪い気の流出を誘導することで、内部の運気環境を整える。たとえば、車や人の動きが吉星方位から建物に入り、凶星方位から出ていくように設計されているケースが挙げられます。
8.排龍訣で運気の強弱を確認する

画像:排龍訣と二十四座山の羅盤と土地のイメージ。
三星排龍訣と呼ばれる技術では、建物に入る運気が周辺によって強められるかどうかを判断します。建物の中心を基に、運気が集まる破軍の位置を特定し、外部環境で作られる運気と建物に入る「向」の強弱の相性を確認します。
複数の風水理論を複合的に考慮し、専門的な鑑定を行うことで、不運を避ける幸運な建物の中心と配置を実現できます。

④良い運気を生む出す外構とエクステリアの鑑定方法

外構やエクステリアは、住まい全体の運気に大きな影響を与えます。風水では、空間の気の流れが健康や幸福に良い影響をもたらすとされており、これを妨げないデザインが重要視されます。門扉や玄関、アプローチ、庭、駐車場といった外回りの各要素が、それぞれ運気に関わると考えられています。

外構やエクステリアの風水鑑定には、様々な流派の活用法があり、以下に5つをご紹介します。
- 巒頭派では、周辺の地形や建物といった目に見える環境から気の流れを読み解きます。例えば、日当たりや風通しを遮るような高い塀や大きな植栽、暗いアプローチは風水的に避けるべきとされます。気の流れをスムーズにする配置やデザインが大切です。
- 玄空飛星派では、時間と方位による気の変化を重視し、「城門訣」などの理論を用いて鑑定を行います。 門の位置や人の動きが財運に関わる水星や幸運をもたらす山星との相性に基づいて、最適な外構がデザインされます。
- 奇門遁甲では、相の理論を活用して、周辺環境との調和を図ります。壁やエクステリアを調整することで、建物に良い気を呼び込むことを目指します。陽宅遁甲盤を用いることもあり、これは幸運を示す吉盤を採用し、「座」と「門向」を調整することで良い運気を生み出す考察を行います。
- 五鬼運財水法は、特定の水法技術で、巨門の方位に水の動きを作ることで、強力な金運を作り出す準備を行うとされます。
- 三合水法では、「些子水法」や「双山五行水法」といった水法の技術を使用し、周囲の水の流れを吉星の方位から建物に入り、凶星の方位から流れ出るように調整します。

画像:外構やエクステリアで使用される流派の活用イメージ。
これらの風水原則を考慮して外構やエクステリアをデザインすることは、より良い風水状態を作り出し、運気を向上させることにつながると考えられています。適切な外構は、家全体の気の入り口を整え、住まいに良いエネルギーを招き入れる役割を果たします。

⑤運気の良い間取りを鑑定する

運気の良い間取りを鑑定することは、快適で幸福な住環境の実現に繋がります。風水の考え方では、家全体のエネルギーの流れと各部屋の配置が重要視されます。特に、玄関、リビング、寝室、キッチンは吉方位に配置し、トイレや浴室などの水回りは凶方位に配置することが良いとされています。

流派ごとに異なる間取りの考え方や鑑定基準を用いた、5つの方法をご紹介します。
- 玄空飛星派では、金運を強化するために、玄関やリビングを水星の旺気や生気が巡る方位に配置することを推奨しています。五鬼運財水法のような特定の技法を活用することもあります。
- 寝室は、健康や人間関係に関わる山星の旺気を活用できる場所に配置することが重要です。
- リビングやトイレ等、その他の部屋も、玄空飛星派を用いて水星や山星との相性を確認しながら、幸運を得られるように間取りをつくることが重要です。
- 凶方位を避けるために、黄泉八殺の方位に入口や水回りが配置されて、不運がないように注意します。
- 内家巒頭派と玄空飛星派を組み合わせて、家具の配置を検討することもあります。例えば、ベッドは壁に接して配置することで安定感を得られ、仕事机は財運に関わる方位に置くことで仕事運を高めることが期待できます。

画像:間取りと風水流派の関係のイメージ。
これらの要素を考慮して間取りや家具の配置を工夫することで、より良い気の流れを作り出し、運気を向上させる為の鑑定を行うことができます。
風水鑑定の秘密!流派の共通点は、土地環境が幸不幸を決定すること

画像:風水の公式とされる「風水100%=土地70%+間取り30%」のイメージ
風水鑑定の最大の秘密は、幸運な間取りや家相に出来るかどうかは”土地環境によって全てが決まる”と言うことです。風水の各流派が異なる理論や鑑定手法を用いても、共通して重視しているのは「土地環境」と「運気」の相性です。つまり、幸せや不運を左右する根本的な要素として、土地の地形や周囲の自然環境が風水鑑定の中心となっています。これはなぜかというと、土地はその上に建つ建物や住む人に直接的な影響を与えるため、気の流れを左右する「気の発生源」と考えられているからです。これが風水鑑定の不変の原則です。

巒頭派が特に強調する山や水の形勢も、玄空飛星派や三合派による理気による優れた土地選びの理論も、各流派の共通点は、購入予定地が良い運に恵まれるかを風水鑑定で調査する手法であること。つまり風水の流派の基本は、良い土地を探すための理論であり、”幸運な間取りと家相を良くするには、良い気を生み出す土地を獲得する事”が幸運への近道なのです。
風水鑑定の種類

画像:風水鑑定の5つの種類のイメージ。
風水鑑定には主に5つの種類があります。これらの風水鑑定は、それぞれ異なる方法が用いられ、目的や状況に応じて最適な流派やアプローチが選択されます。多岐にわたる風水鑑定を理解することで、自身の環境に合わせたより効果的な活用が可能になります。
- 自宅の環境改善を目指す自宅の鑑定
- ビジネスの発展をサポートするオフィスや事業の鑑定
- 建物を建てる前に最適な配置や間取りを決定する新築の鑑定
- 土地が持つエネルギーを読み解く土地の鑑定
- 良い運気を引き寄せる物件を選び出す物件探し鑑定
1.自宅の環境改善を目指す自宅の鑑定

画像:一般の家のリビングのイメージ。
自宅鑑定は、お住まいの間取りや部屋の配置が仕事運、健康運といった運気にどのような影響を与えているかを専門的に評価するものです。
具体的には、家全体のエネルギーの流れを分析し、リビング、寝室、キッチンなどの主要な部屋の配置や、換気、採光といった要素がバランスよく整っているかを確認します。特に重要な鑑定内容としては、それぞれの部屋が持つエネルギーが居住者の仕事運や健康運にどう関わるかを詳しく分析し、改善策を提案します。例えば、気の滞りやすい場所に特定のアイテムを置いたり、部屋の配置を変えたりすることで、ポジティブなエネルギーを家全体に満たし、運気の向上を図ります。

自宅鑑定は、個人の生活空間に焦点を当て、より快適で運気の良い家にするための具体的なアドバイスを提供することを目的としています。
2.ビジネスの発展をサポートするオフィスや事業の鑑定

風水的に有効な金運風水デザインが見られる店舗のイメージ画像。
オフィスや事業に関する鑑定は、ビジネスの成功に直結する重要な側面です。特に、間取りや部屋の配置は仕事運や金運に影響を与えるため、慎重な鑑定が求められます。
例えば、社長室の位置や店舗の配置を工夫することで、社員や部下のモチベーションを高め、業績向上に繋がります。また、事務所や店舗の風水を見直すことで、売上を伸ばす手助けの可能性があります。

この鑑定には、専門家によるアドバイスや具体的な内容が含まれ、プロの目で見極められた間取りや配置が提案されます。オフィスや事業に特化した事業鑑定は、成功への一歩となるかもしれません。
3.建物を建てる前に最適な配置や間取りを決定する新築の鑑定

設計図面のイメージ画像。
新築やリフォーム、間取りづくりにおいて、風水は非常に重要な役割を果たします。風水鑑定では、家相や間取りが仕事運、金運、健康運といった個人の運気にどう影響するかを詳細に分析します。
リビング、寝室といった部屋ごとの適切な配置やデザインは、家の運気に大きく関わります。また、オフィスや店舗の間取りも、社員の業績や売上を左右するため、慎重な鑑定が不可欠です。間取り鑑定では、家全体の調和と気の流れを重視し、設計段階から具体的なアドバイスを提供します。

風水の視点を取り入れた間取りづくりは、居心地の良い空間を生み出し、生活全般に良い影響をもたらすための効果的な方法です。
4.土地が持つエネルギーを読み解く土地の鑑定

画像:一般的な建売住宅や物件のイメージ画像。
中古物件や賃貸物件を検討する際、風水鑑定を行う主な目標は、専門的な分析を通じて、住む人の金運や幸運を向上させる部屋を見つけることにあります。
特に、玄関は良い気の入り口であり、キッチンは財運、トイレは健康運に関わる重要な場所とされています。これらの配置が気の流れに大きく影響するため、不運や禍を避けるための考慮が必要です。

風水鑑定の物件探しでは、これらの重要な場所だけでなく、寝室など他の部屋の配置や環境も、幸運を呼び込む上で重要な要素として分析されます。
5.良い運気を引き寄せる物件を選び出す物件探し鑑定

一般的な売地・売物件の写真。
土地を見極める風水鑑定は、適切な場所を選ぶための重要なプロセスです。風水の観点から、土地の特徴や周囲の環境を分析し、その影響を評価します。風水鑑定士は、地形や地質、水の流れ、周辺の建物との関係などを詳細に調査します。
この鑑定によって、土地が持つエネルギーの流れや、吉兆と凶兆を判断し、住居や事業に最も適した土地を選ぶ手助けをします。また、環境がもたらす影響により、住む人の運気や健康にも関与するため、慎重な分析が求められます。

土地の風水鑑定は、特に新築や移転を考える際に重要で、心地よい空間を実現するための鍵となります。
訪問鑑定の流れ

風水鑑定士のMasayaによる、実際の風水鑑定の様子の写真。
訪問鑑定は、風水鑑定士が依頼者の自宅や事業所に直接訪問して行う風水鑑定です。まず、依頼者からの予約を受けてから、鑑定士が現地へ赴き、訪問鑑定が実施されます。この訪問鑑定では、対象となる場所の立地や周囲の環境、そして間取りなどが詳しく調査されます。
風水理論に基づき、現在の運気の状態が分析され、運気向上につながる具体的な改善策やアドバイスが提案されます。現地での調査を通して、依頼者の運気や環境を詳細に把握し、最適な風水鑑定を行う流れとなります。
風水鑑定士への依頼方法

風水師や鑑定士への依頼を検討される際は、まずどのような内容について相談したいのかを具体的に整理することが重要です。風水師は、住宅や商業施設に対する専門知識を持つため、鑑定士に依頼する際は、具体的に何を改善したいのかを伝えると良いでしょう。
次に、信頼できる鑑定士を見つけるために、風水師の実績や専門分野を確認し、自分の目的に合った鑑定士を選ぶことが大切です。
依頼に進む前に、どのような依頼方法があるのか、鑑定の内容や費用についてもしっかり確認し、必要に応じて鑑定士から提案を受けることで、安心して依頼を進めることをおススメします。
風水鑑定のセカンドオピニオンは重要!

画像:お洒落なインテイリア内装のイメージ。
風水鑑定を受ける際、セカンドオピニオンを求めることは極めて重要です。風水は、担当する風水師や鑑定士によって解釈が異なる場合が多く、同じ空間でも人によってアドバイスが変わることがあります。これにより、一つの意見だけに頼ることは、判断を誤るリスクを伴います。

例えば、ある風水師が「この家の間取りは運気が悪い」とアドバイスする一方で、別の鑑定士が「小さな工夫で運気を改善できる」と異なる意見を示すことがあります。このような状況では、どちらの意見が正しいのか混乱を招く恐れがあります。従って、風水鑑定を依頼する際には、複数の専門家に相談し、それぞれの意見を比較することが有効です。

また、本物の風水師と偽物を見分けることも重要です。信頼できる鑑定士は、過去の実績やクライアントからの評価がしっかりとしたものです。一方で、偽物の風水師は具体的なデータや根拠が不明瞭で、後から高額な料金を請求してくる場合があるため、注意が必要です。

セカンドオピニオンを求める際には、まず最初に受けた鑑定の内容をしっかりと理解し、その上で他の風水師に新たな見解を尋ね事をおススメします。これにより、より多角的な視点から判断ができるようになります。特に、間取りや家相に関する具体的な改善点を提案してもらうことで、実際に実行可能なアドバイスを得ることができるでしょう。
最終的には、複数の意見を参考にすることで、自分や家族にとって最も適切な環境作りにつなげることができるはずです。風水鑑定におけるセカンドオピニオンは、自身の選択を確かなものにするための有効な手段であると言えます。
鑑定料金と費用の目安
風水鑑定の料金や費用は、鑑定を依頼する対象や内容によって大きく変動します。一般的に、個人宅の鑑定料は数万円から始まり、広い面積を持つ商業施設になると数十万円以上となることがあります。
具体的には、住宅の間取りや土地の判断によって変動します。風水師や鑑定士の経験や知名度、風水や家相といった専門分野、訪問鑑定の有無など、部屋の状況によっても料金設定は異なります。訪問鑑定を依頼する際には、移動費や交通費も含まれるため、全体の費用を事前に確認することが重要です。また、特別なリフォーム提案やアフターフォローが必要場合、別途費用が発生することがあります。
当事務所では、安心して鑑定を受けて頂けるように、費用と内容を明確に鑑定別に5つに分けて公開・ご提示させて頂いております。
- 住宅やご自宅の鑑定費用と料金
- 事業や商業施設の鑑定料
- 土地探しの鑑定費用と料金
- 間取り作りの鑑定料
- 物件探しの鑑定費用
1.住宅やご自宅の鑑定費用と料金

- ご自宅
住宅やご自宅の鑑定料は、一戸建てや集合住宅など、住居のタイプや規模によって変動します。一般的には数万円からが目安となりますが、風水鑑定の専門家や鑑定内容、本場の流派を用いた鑑定を希望する場合などは、費用が高くなる傾向にあります。

Masaya風水事務所の実際のご自宅の風水鑑定書の事例のイメージ画像(一部、省略しております)。
自宅の鑑定では、自宅の間取りや周辺環境が風水的に与える影響を詳細に分析し、住む人に合わせたアドバイスが行われます。特に、風水鑑定における間取りの重要性は高く、自宅の鑑定では、玄関、リビング、寝室などの配置が運気に大きな影響を与えると考えます。

2.事業や商業施設の鑑定料

- 商業施設
- オフィス
- ご自宅

Masaya風水事務所の実際の事業の風水鑑定書の事例のイメージ画像(一部、省略しております)。
風水鑑定は、ビジネスの特性を踏まえた上で、気の流れや配置、エネルギーの取り入れ方が重視されるため、費用設定もそれに見合った傾向になります。鑑定料は、基本的に事務所や店舗の坪数や㎡数に基づいて決定されます。

3.土地探しの鑑定費用と料金

対象物件
- 商業施設
- オフィス
- ご自宅等々
良い土地や分譲地を探す際の鑑定料は、鑑定の対象となる土地の面積や調査内容によって異なります。風水鑑定では、土地が持つエネルギーを読み解き、金運や幸運に繋がる場所かを判断します。巒頭派や玄空飛星派などの風水理論を用いて、土地の形状や周辺環境、方位などを詳細に分析し、最適な土地選びをサポートします。鑑定費用は、簡易的なインターネット上の調査から、現地での詳細な調査まで、依頼する範囲によって変動します。

4.間取り作りの鑑定料

対象物件
- 個人の住宅
- 商業施設
- オフィスビル
- 事務所
間取りづくりにおける風水鑑定料は、家や事務所の設計段階で、最適な間取りや配置を検討する際の重要な費用です。鑑定士は、提供された図面を基に、風水の理論を用いて詳細な分析を行います。鑑定料は鑑定士の経験や所在地、設計の複雑さによって変動しますが、一般的には建物の面積に応じて費用が設定されることが多いです。特に新築や大規模なリフォームでは、初期段階で風水を取り入れることで、後々の運気や快適さに大きな影響を与える可能性があるため、検討する価値は高いと言えます。
設計段階での鑑定は、後からの変更が難しい間取りや配置に関して、専門的な視点からのアドバイスを得られるため、費用対効果が高いと言えます。

5.物件探しの鑑定費用

対象物件
- 建売住宅
- 中古住宅
- 分譲マンション
- オフィスビル
- 中古店舗物件
- 賃貸物件
物件探しにおける風水鑑定の費用は、賃貸や中古物件、新築の間取りを検討する際に考慮すべき点です。鑑定料は、依頼する風水鑑定士の経験や地域、鑑定内容によって異なり、一般的に数万円から数十万円の範囲で設定されています。
例えば、引っ越しに関する風水鑑定では、図面での物件判断や引越し吉日選定、引越し後の訪問鑑定が含まれる場合があり、その費用は複数のサービスを含んでいるため高くなる傾向があります。賃貸物件や中古物件の場合、物件の種類や鑑定内容に応じて費用が変動し、特に詳細な風水鑑定を依頼する場合は追加費用が発生することがあります。物件探しの段階で風水鑑定を行うことは、間取りだけでなく、風水的な観点から物件の良し悪しを見極めるため、長期的に良い影響をもたらす可能性があります。

別途費用が発生するケース
別途費用が発生するケースには、通常の鑑定料金に加え、特別な要望や追加サービスがあります。例えば、現場に直接訪問しての詳細な観察や、特定の状況に合わせた個別相談を行う場合です。
また、遠方からの依頼や、複雑な土地条件が絡む案件なども、追加費用が発生することがあります。これらの費用は、事前にしっかりと確認し、納得した上で依頼を進めることが重要です。
しっかりとした費用の見積もりを受け、自分のニーズに合ったサービスを選ぶことで、満足度の高い鑑定を受けられるでしょう。

お墓の
風水鑑定
対象物件
- お墓の墓相
- 最適な墓地の選定
風水の歴史は『皇帝のお墓作り』の為の技術であった事実が物語るように、風水の基本は「お墓」です。その為の風水的なお墓の為の風水アドバイスを行います。
※現在、ご紹介者様及び一部の方限定対応とさせて頂いております。
風水鑑定が生活に与える影響
風水鑑定は、生活環境におけるエネルギーの流れを調整し、運気を向上させる手法です。適切な配置や色使い、素材選びによって、心地よい空間を作り出し、それにより生活の質が改善されるとされています。
特に、間取りや家相を見直すことで、家族の健康や人間関係、仕事運に良い影響を与えることが期待できます。また、風水にはさまざまな鑑定方法があり、個人のニーズに応じた選択が可能です。うまく活用することで、日常生活におけるストレスを軽減し、ポジティブな効果を実感できるでしょう。どのように環境を整えていくかが、風水鑑定の鍵となります。
風水鑑定の事例

画像:北國新聞文化センター金沢本部にて風水教室を行っていた頃の講義の様子(2011年の撮影)
ここまで風水鑑定に役立つ情報をご紹介しましたが、需要な事は「不運を避ける事」です。古代中国に「予防は治療より、はるかに勝る」と言うことわざがあります。悪いことが起きる前に、運気の対策や予防策を講じることが必要です。本稿では当事務所がご契約を頂いた鑑定の中から、実用的な風水を学ぶことが出来る鑑定の事例をご紹介します。
風水鑑定で必要な4つの調査
ご依頼者様は、運気の良い幸運の「中古の家の賃貸物件」をお探しでした。その候補物件の中から、この”間取りでも借りても大丈夫かどうか”の吉凶禍福の判断のご依頼を頂きました。風水鑑定で必要なことは、以下の4つの調査です。
- 外家巒頭:建物が建っている土地の周辺環境の調査
- 内家巒頭:間取り内部の構造の調査
- 理気の計算:運気が作られる向(こう)の調査
- 理気の相性:間取りと運気の相性の調査
建築年月日は2004年8月に建築確認申請済み。
2014年に賃貸として登録。
1.外家巒頭=建物が建っている土地の周辺環境の調査

画像:風水鑑定を実施した当時の家の周辺の上空写真
外家巒頭とは、目に見える土地環境の吉凶禍福の判断のことでしたね。今回の「中古の家の賃貸物件」の事例は、風水の凶相が大きく2つ確認されます。
①玄武空亡(げんぶくうぼう) | 風水で土地の背後側は「玄武」=安定・安全の象徴であり、子孫繁栄に関与する重要なポイントです。この玄武が無い環境を『玄武空亡』とよび、運気の低迷を暗示する凶相です。 |
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②左右空欠(さゆうくうけつ) | 家の左右に安定した物体が何もない土地環境です。家が孤立した状況で、風水ではそこに住む男女運の低迷を暗示する凶相です。 |
運気を作り出す土地環境で重要なのは、家の周辺が安定している事です。簡単な法則は前後左右の山水形勢にあり、これは巒頭派の基本です。今回のご依頼の土地は、左右と背後の環境に問題があり、幸運な土地の必要最低限の条件が整っておりません。新築から10年も経たずに、賃貸となった事例の背景の要因が確認されます。
住宅地などの分譲地では、将来の変化を見越した土地選びが、良い気の流れを得る為にも求められます。
2.内家巒頭:間取り内部の構造の調査

画像:風水で問題のある1Fの間取り図面
目に見える内装から、運気を下げてしまう間取りのデザインの説明です。復習ですが、間取り内部の構造のこと本場中国では「内家巒頭(ないけらんとう)」と言いましたね。この分野では間取りの内部構造から吉凶禍福を判断します。今回の中古物件の事例の1Fで確認される間取りの凶相は3つです。
①漏財宅(ろうざいたく) | 玄関に入ってすぐ目の目に「階段の下り」がある間取りは、外に気が漏れ出す構造です。運気を貯める必要があるのに、これは気に嫌われる構造となり凶相です。 |
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②角殺(かどさつ) | 風水は調和を好み人と同じくトゲトゲしいより、角の無い間取りが好まれます。今回の間取りは、角が非常に多い、風水間取りとは言い難い殺気に満ちた構造となり運気が壊れる凶相です。 |
③臭気(しゅうき) | 外から気を取り込む「玄関」の近くに、「トイレ(臭気)」がある間取りデザインです。せっかく家の中に取り込んだ気が、すぐに汚れて家全体の運気が低下します。 |
続いて2Fの内装を確認します。2Fは寝室がメインとなります。 風水で寝室は”気を蓄える場所”です。そのため、 会社員の方などは出世運などに影響する重要な運気を左右します。今回の間取りは、2つの凶相があります。

画像:風水で凶相が2つ確認される2Fの間取り
①対沖(たいちゅう) | 風水は気の調和が好まれます。注意として部屋の扉と扉が向かい合う「寝室」の間取りは対立相となり凶の暗示です。今回の場合、主寝室と子供部屋の扉が向かい合う対沖の構造となり、争いの暗示です。 |
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②角殺(かどさつ) | すでに説明済です。 |
3.理気の計算:運気が作られる向(こう)の調査
次に実施するのは、目に見えない運気の特定作業です。また復習になりますが、家の間取りに流れる運気の計算には、運気が作られる方角である向(こう)が必要でしたね。その 向(こう)を特定するには、家の周辺の環境を調査する必要があります。重要なのは、家と土地の相性です。運気が作られる方角には、多くの気が集まる必要があります。そして、気が家の中に入りやすいデザインがあることで向(こう)が決定します。

画像:運気が作られる家の周辺の写真。守秘義務契約の為、画像処理あり
上記の写真は今回の事例の家の北東側と南西側の画像で、この方角には広い空間があり、気の流れが簡単に感じ取ることが出来ます。向(こう)を探す注意点は” 多くの気が作られる方角は広い空間がある”ことです。多くの方が素人考えで”運気は間取り内部の玄関で作られる”と思込み、計算を誤る事です。これはプロの風水師でも間違える難しい作業ですので、自信が無い方は特に要注意です。今回の中古の賃貸物件の事例の場合、北東側(鬼門)に気の流れが集まることが判明しました。
4.理気の相性:間取りと運気の相性の調査

画像:中古の賃貸物件に入る風水運気の方角
風水の角度の調査から確認できる項目事項は、以下の9つになります。
- 運気が入る方位は54°
- 大空亡は有り、凶角度
- 中線・亀甲空亡:無し
- 申座寅向
- 卦は6の下元で左輔8
- 384爻は無し
- 天盤:艮の陰回り
- 百二十龍分金:無し
- 黄泉八殺:寅と卯
目に見えない運気を特定する為に必要な2つの情報が揃いました。
- 竣工年は2005年
- 向(こう)は54°の申座寅向

画像:54°の風水運気の8運申座寅向の飛星チャート。
8運の上山下水と三盤卦と大空亡 | 不運と運気低迷の暗示 人間関係の悪化と不安定の暗示 相反する幸運の暗示 子孫低迷の暗示 |
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中古の賃貸物件の間取りに流れる運気が、判明します。以下に、その気の流れを方角ごとにご紹介します。
ご入居~2023年の期間中 | No.1金運は南西側(裏鬼門) No.2金運は東側 No.1幸運は北東側(鬼門) No.2幸運は南側 良くない不運は北東側(鬼門)と中央に流れる |
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以上の情報により、家と方角の相性から運気の吉凶禍福が丸裸にされます。これでようやく、ご依頼である「この”間取りでも借りても大丈夫かどうか”の吉凶禍福の判断」が出来るようになります。皆さんもご一緒に、1Fと2Fの間取りと運気の相性から分かる風水の影響をご覧ください。

画像:中古の賃貸物件の1Fの間取り内部に流れる金運の方角
①1Fの間取りと金運の相性から分かる事。
一番最初に確認するのは、家全体の気の流れに影響する「玄関」と運気の相性です。 玄関は間取りの北東側(鬼門)にあり、今回の飛星チャートの計算では北東側に不運が流れます。相性は良くない不運の気で”玄関と不運の影響により家全体の運気を下げる”要因となります。
続いて確認するのはNo.1金運の影響力です。 No.1金運は間取りの南西側に流れて、その方角にはダイニングがあり相性はよいですが、影響力は弱いです。運をアップできる程の相性ではありませんので、金運の低迷を暗示します。
最後に No.2金運は、間取りの東側に流れます。間取りの東には「和室」があり、落ち着いた空間が演出されておりました。理想的な状況は、金運は活動的な場所に流れることです。これにより金運は活発に働き、家に住む人に運気向上をもたらすと考えます。しかし「和室」はその影響力はありません。つまり、金運の低迷を暗示します。
<風水による専門事項>
黄泉八殺の方角に収気あり災いの暗示。
南西の坤に山脈あり、水星上山の凶暗示。

画像:中古の賃貸物件の2Fの間取り内部に流れる幸運と不運の方角
②2Fの間取りと幸運の相性から分かる事。
2Fですぐに確認する場所は「主寝室」です。今回の中古物件は、”元新築の物件”です。「主寝室」は人間関係や健康運を左右する重要な風水間取りです。10年足らずで賃貸になった理由が分かる可能性が高いです。 主寝室の方角である南西側に流れる運気は「破壊」でした。「破壊」は口による攻撃や健康問題を引き起こす運気の一つで、悪い運気を下げる影響力です。
続いて確認するのは風水で重要なNo.1幸運です。出世運や家庭運、健康運などの良い運気を網羅した輝かしい気の流れです。今回の間取りで、 No.1幸運は北東側(鬼門)に流れておりましたが、その方角には「吹き抜け」と「廊下ホール」があるだけです。これは風水の専門用語で山星下水とよび、幸運が死んでしまう暗示で凶の相性です。
最後に No.2幸運は、間取りの南側に良い幸運の気が流れることになっており、その方角には「子供部屋」が設置されていました。これはよい相性で、お子様の成長に良い影響を与える吉の相性です。
<風水による専門事項>
北東の艮に水あり、山星下水の凶暗示。
風水鑑定の結果から見える最終的な憶測
風水鑑定の結果により、運気の良い中古物件であるかどうかが分かりました。新築の物件として10年前に建てられたこちらの中古の賃貸物件、当事務所の憶測は以下となります。
- 明らかに良くない間取りであった
- ご夫婦に問題があった
- 金銭問題の様子があった
- 何かしらの不幸があった
今回のご契約者様に、以上の内容をお伝えさせて頂きました。その結果、中古物件に至った3つの経緯をお教え頂きました。

- 若いご夫婦がこの新築の家を建てた事
- 入居の後、子供が生まれたが夫婦間の喧嘩が絶えず夫婦関係が破綻しおり
数年で離婚が成立 - 賃貸として登録するに至った事
今回の悪い間取りの事例から学ぶことは、運気と方角の相性を間違えると、そこに住む人に最終的に良くない結果に成りやすい事です。今回は風水の吉凶判断の勉強になる初歩的な内容です。明らかに家づくりの段階で、幸・不幸が決まっておりました。良い気が流れる、運気の良い間取りの家づくりをお考えの方は是非、参考になさってください。
後日談
こちらの中古の賃貸物件、以上の凶暗示を踏まえた上で今回のご契約者様は最終的にご契約をされました。その背景として、当事務所の風水の対策3つを実施した上で、納得の上でのご契約です。
①玄関の対策をする
②ダイニングには風水の調節を行う
③寝室は風水に合わせて寝る
ご入居から10年近く経過しておりますが不幸のご報告はなく、2023年にご新居づくりの為の土地探しのご要望のご連絡を頂き、風水の対策が有効であったことが証明されました。

お約束事項
正しい風水鑑定の有り方を目指して当事務所は、風水コンサルティング(知識の提供)料のみの設定となります。同時に、次の事もお約束しております。

- 物品販売は行いません。
- 協議の上の鑑定料金・出張費・交通費以外に、追加料金は頂きません。
- 宗教団体等の勧誘は一切ありません。
- 契約企業名の未公表
- 個人名の未公表
- DM等の営業活動の禁止
- 宣伝広告も含めた、風水セミナーへの勧誘は行いません。
ご契約の流れ
簡単な風水鑑定のご契約について、ご紹介させて頂きます。
