Last updated 2024-10-12
風水師が教える運気が上がる良い間取りとは?風水で気の流れがよい家づくりと吉凶チェック、事例を紹介
風水師による運気が上がる正しい良い間取り(まどり)とは、” 古代中国の伝統風水をもとに、間取りの良い方角(吉方位)と悪い方角(凶方位)の気の流れを制御した家”を意味します。玄関に金運の流れをつくり気を強くしたり、寝室に健康運をもたらし仕事運を上げる。気の流れをよくして、人生をよりよくすることを目指します。日本独自の 家相(九星気学も含む)は対象とせず、純粋に伝統風水(古代中国の思想)の法則に従い、建物の環境や室内の気の流れの向上や、運気の改善による運気のよい家づくりのことを風水間取りと呼びます。
画像:調和のとれたチェストのインテリアイメージ
本記事では、事務所を運営しております Masaya風水事務所が「 古代中国の伝統風水の思想による正しい家の間取りづくり」をテーマにして解説します。風水の思想を基にした土地環境の施策、間取りの施策、外構(エクステリア)の施策の3つを理解し、 おさえるべき風水対策や、そのメリット・デメリットなど全体的に、わかりやすく理解できるように記載しております。本記事を何度も読み返し参考にして頂くことで、気の流れが良くなり、運気が上がる成功へのプロセスのお手伝いができればと願っております。
運気が良い家の間取りとは?(吉凶チェック含む)
風水師が考える運気が良い間取り(まどり)の家とは、 よい方角(吉方位)を最大限に活用し、悪い方角(凶方位)を避けた、風水の良い気が流れる家の間取りことであり、玄関やリビング、寝室といった重要な場所の気のながれをよくして、金運や健康運などの運気をアップさせて、人生をより良くするためことを意味します。
画像:家づくりの間取りの設計図面のイメージ
日本では浸透していないため、馴染みのないお話になりますが、 正しい風水を施した家づくりには、間取り( 図面作成)の段階から、方角と運気の相性に合わせて、よい気を生み出すことが基本となります。この法則は日本では知らない方が多く、建築確認申請の直前のアドバイスの場合、一からやり直しの必要があり、当事務所ではご依頼を受けることが難しい状況が続いておりました。そうならないための本題です。まず、運気の良い間取りの家づくりの施策は、大きく以下の3つに分類され吉凶がチェックされます。
風水を意識した間取りのチェック項目 | ||
1.土地環境の運気 | 吉相の確保。 気が多く集まる土地・分譲地であるか? 景色の良い空間が広がる環境になっているか? |
凶相の回避。 少しでも凶の少ない環境を選んでいるか? 土地が何となく暗い地域でないか?。 |
2.間取りの気の流れ | 良い気と部屋の相性。 金運と健康運の方位の活用が出来ているか?。 間取りの形は吉相になっているか? 建物の外観は気を受けられるか? |
不運の方位と間取りの回避。 凶デザインを回避しているか? 金運や健康運が壊れていないか? 悪い気の方角に玄関や寝室は無いか? |
3.外構の風水対策 | 吉の外構デザインの採用。 建物の中心と門の配置は、環境を活かせているか? 良い運気が入りやすい外観が演出されているか? |
凶環境の改善と回避。 エクステリアで外の災いの影響を弱めているか? 悪い環境を五行理論で調節しているか? |
1.土地環境の運気
画像:葬経の書物の1ページ
- 周辺に美しい景色が広がっているか?
- 安心できる住環境が整っているかか?
- 土地は安定した地盤になっているか?
- 風と水が綺麗にながれているか?
2.間取りの気の流れ
画像:長方形の一般的な間取りのイメージ
運気に愛される理想的な風水による”気の流れが良い間取り”は、 土地環境からの気の流れを固定・特定し、吉相の風水プログラムを完成させ、運気と間取りの相性をよくすることが重要です。運気を上げる家づくりの対策として、ここでは”運気と間取りの相性を良くする9つの吉凶チェック項目”をご紹介します。
- 金運の方位には玄関、リビング、ダイニングキッチンを配置しているか?
- 内装(扉や壁)は気の流れの調節をしているか?
- 健康運が活用できる寝室(ベットの配置)になっているか?
- 照明器具の配置は、凶になっていないか?
- トイレやお風呂場などの水周り、階段や倉庫、ウォークインクローゼットは良い運気を弱めていないか?
- 間取りの形は、凶を招く悪いデザインになっていないか?
- 外観デザインは、龍の気が入る構造になっているか?
- 門の位置は、金運を上げることが出来ているか?
- 室内の凶環境を避けた間取りづくりは出来ているか?
目に見えない運気と方角(吉方位)を最大限に活用して作られた間取りでも、十分によいですが、風水でさらに効果的に運気を上げるには、目に見える室内空間にあるものも、運を強める吉相にすることです。間取りの形状や窓の配置、家の外観デザインから、壁の形から素材や色までの改善もここに含まれます。
【特別編】風水と家相の家の間取りづくりの違いをご紹介
日本で”運気が上がる家の間取りづくり”には隠れた問題がある事が経験上、確認されております。風水は古代中国で生まれた思想で、その思想を基に日本独自で花開いた開運学が家相です。その結果、風水と家相の家の間取りづくりに大きな違いがあります。以下に、代表的な”風水と家相の間取りの違い”を4つ、参考として事例をご紹介します。
1.鬼門や裏鬼門は凶方位
- 鬼門(おにもん)とは、家の間取りの中心からみて北東の方角のこと
- 裏鬼門(うらおにもん)とは、その逆である南西の方角のこと
羅盤では”鬼門は丑寅(うしとら)”の十二支の方位にあり、丑の角と寅柄のパンツをイメージすることから鬼の方位とされ、日本では災いを招く大凶の方位とされます。その為に、「北東と南西の方位」は災いを招くとされ、間取りにおいて”玄関やキッチン・トイレなどの水回り”の配置は家全体の運が下がり、災いを招くとされ、避けるべきと言われます。
2.正中線と四隅線に不浄な間取りを設置しない
画像:正中線と四隅線が描かれた間取りの説明
家相で重要とされる思想に、「正中線(せいちゅうせん)」と「四隅線(しぐうせん)」による間取りの吉凶の施策があります。
- 正中線とは家の間取りの中心からみて南と北・東と西に引いた線のこと
- 四隅線とは南西と北東、南東と北西に引いた線のこと
古代中国の書物『山海経』では”午(朱雀)と子(玄武)、卯(青龍)と酉(白虎)の四獣神を表し、艮(鬼門)と坤(人門)、巽(風門)と乾(天門)の4つの門の方角”とされ、神聖な強い気の流れがあるとされております。そのため、この線上に”間取りで不浄なもの(トイレやお風呂場などの水周りやコンロやキッチンなどの火の気)”は避けるべきと言われます。
3.三所に三備を設けず
画像:三所と三備の関係を説明した間取り
運気を重視した間取りづくりの際、多くの方が気にされる家相の知識に、”三所に三備を設けず”の合言葉があります。間取りと凶の方角の関係と言われおります。以下にその意味を明記します。
- 三所とは、「鬼門(北東)、裏鬼門(南西)、家の中央(太極)」の3つの方角のこと
- 三備とは、「玄関(入口)、台所(コンロ)、トイレ」の3つの間取りのこと
この思想は、土の五行の方位である「太極(中央)と鬼門(北東)と裏鬼門(南西)」は気が乱れやすく、運気の良い間取りを作る上で、気を付けるべきとされる方位です。故に、三所の方角(鬼門・裏鬼門・家の中央)に、玄関・台所・トイレを配置すると災いを招く家になり、避けるべき施策とされます。
4.間取りの「張り」で運気を上げる
画像:張りと欠けの説明イメージ
家の中心から8つに分けた方角には、東西南北ごとに異なる気の流れを持っています。その8つの方角の運気を増幅して強めることで、吉相の間取りづくりを行う施策が「張り」です。 家相で”張りは吉・欠けは凶”と言われます。「張り」の定義は、以下の様になります。
- 一辺の長さの1/3以下の出っ張りを「張り」とする
- 一辺の長さの2/3以下のへこみを「欠け」とする
その8つの方角と「張り」の効果をご紹介します。
北の張りは吉(坎卦) | 家運の上昇、子孫繁栄、家庭円満の効果 |
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北東の張りは大凶(艮卦) | 鬼門の強化、男児の不運(子孫低迷)、健康運の低下 |
東の張りは大吉(震卦) | 全体運の向上、子孫繁栄の吉運 |
南東の張りは大吉(巽卦) | 全体運の向上、対人運のアップ、社会的地位と信頼、商売繁盛運アップ |
南の張りは小吉(離卦) | 名誉運の向上、学業運のアップ |
南西の張りは大凶(坤卦) | 裏鬼門の強化、かかあ殿下、夫運の低迷 |
西の張りは吉(兌卦) | 金運の向上 |
北西の張りは大吉(乾卦) | 金運の向上、子孫繁栄、家庭円満 |
(番外編)「欠け」の影響もご紹介します。
北の欠けは大凶(坎卦) | 子孫の衰退、健康運の低下、家庭内の問題 |
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北東の欠けは???(艮卦) | 鬼門の問題、京都ではわざと欠けさせる風習があり、吉凶半々 |
東の欠けは大凶(震卦) | 全体運の低迷、子孫低迷 |
南東の欠けは大凶(巽卦) | 全体運の低迷、対人運(社会的地位と信頼)の低迷、金運の低下 |
南の欠けは大凶(離卦) | 名誉運の問題、金運やビジネス運の低迷 |
南西の欠けは凶(坤卦) | 裏鬼門の問題、妻運の低迷 |
西の欠けは凶(兌卦) | 金運の低迷、女性問題 |
北西の欠けは大凶(乾卦) | 金運の低迷、子孫の衰退 |
以上のご紹介しました代表的な4つの事例だけでも、日本で誕生した家相と本場中国の風水は、大きく特徴が違うことが分かります。運気を意識した家づくりには数多くのアプローチがありますが、本記事では本場中国の正統派の内容でご紹介しております。
3.外構(エクステリア)の風水対策
画像:一般的なエクステリアの設計イメージ
日本ではほぼ知られていない”外構(エクステリア)の風水対策”は、良い気をもたらしてくれる健康運を保護したり、金運や仕事運を強めたり、間取りと環境の運気の両方に働きかけてくれる素晴らしい家づくりの風水の技です。そのチェック項目は4つご紹介します。
- 土地環境に合わせた壁をデザインできているか?
- 建物の中心を、気を受けられる最適な場所に配置しているか?
- 門の角度と位置は、良い運気を生み出すデザインに出来ているか?
- 最適な水の配置はできているか?
外構による”壁の設置による風の流れ”や”駐車場の最適な配置による人の動き”、”エクステリアのデザインによる水の流れ”を利用する事で、間取りでだけは出来ない環境の気を調節して、吉凶禍福の対応が可能です。良い間取りができたら次は良い外構を作る事で、室内とエクステリアの運気を上げることが、風水では重要になります。
ここまで解説した土地環境・間取り・外構(エクステリア)の対策は、3つともに行うことで効果を発揮してくれる、家の運気を上げてくれる重要な家の間取りづくりには欠かせない重要項目です。ですが一度に全ての対策を実行するのは、初心者向けではありません。そこで3つの対策の優先度から、まず”間取りづくりの気の流れ”をメインにご紹介します。
【事例】気の流れが良い間取りの事例から学ぶ重要な事
①世界一美しいと評された間取りと土地環境
画像:スタバ環水公園店の川側の外観
- 目に見えない運気の計算の為に「向」を探す。
- 運気の吉凶禍福を特定する。
- 金運と土地環境の相性を知る。
- 間取りと金運の相性を確認する。
1.目に見えない運気の計算の為に「向」を探す。
画像:環水公園店と土地環境の上空写真。
「向(こう)」とは、間取りに流れる運気が作られる方角の事です。伝統風水の教えでは、”目に見えない運気は「向」の方角によって間取りの吉凶禍福は決まる”とされる重要な手順です。つまり、「向」こそが運気アップの鍵となります。日本で有名な「家相」や、Webで紹介される「ニューエイジ風水」の教えでは、”玄関が間取りの気の流れを左右する”とされますが、「玄関」が運気の良し悪しを決定するのではなく、土地環境が運気アップの秘訣です。気の流れを読むことが、良い家づくりのポイントになります。では早速、「向」を探すための2つの手順をご紹介します。
①運気が入る方角を見極める。
画像:店舗の斜めからのイメージ。入口とテラスが見える。
風水には陰陽(いんよう)の思想があります。人の顔に表と裏があるように、建物や間取りに陰陽があり、家の陽(よう)とは表のことです。この家の陽である表が、運気が入る方角となります。今回の「スタバ環水公園店 」の特徴は”運河側にテラス”があり、運河によって大量につくられた気が、間取り内部に流れる土地環境となっております。これは「向」の決め手となります。間取りの北西の方角に「お客様のメイン入口(玄関)」が配置されていますが、気の流れは「入口(玄関)」ではなく「テラス」の面である南西側から入ると判断されます。
運気を探す「向」の作業は「プロの風水師」でも間違える最も難しい作業の一つです。ほとんどの家は、表の無い間取りづくりです。特にマンションやデザイナーズ系の住宅は「向」の確認が難しいので、特定に注意です。
②運気が作られる風水角度を調査する。
ここで使用するのが、「羅盤(らばん)」と呼ばれる方位磁石です。古代中国では現地調査が必要ですので、必須のアイテムでした。しかし現代では Googleマップが進化しており、現地に行かずともWebにて計測が可能になりました。ここではWebを使用して、運気が作られる風水角度を調査します。最初の確認事項として、「磁気偏角(磁石と真北のズレの角度のこと)」を調べる必要があります。磁気偏角の詳細は、 地理院地図を参照することで全国の47都道府県の全ての磁気偏角を調べることが可能です。
画像:富山市の偏角と地図の関係
画像:地図と方角の関係。240°の風水角度を示す。
2.運気の吉凶禍福を特定する。
- 向:向は”240°の申”であることが判明しております。
- 年:環水公園店の竣工年は2008年です。
画像:寅座申向きの飛星チャート。
- 2008年~2023年の期間
- 北東(鬼門)にNo.1金運(旺気)
- 南にNo.2金運(生気)
- 北にNo.3金運(将気)
3.金運と土地環境の相性を知る
画像:2023年までの建物と金運と方角の関係を表現した図
- 金運の方角に、動きがあると吉
- 金運の方角に、動きがないと凶
4.間取りと金運の相性を確認する。
画像:スタバ環水公園店の間取りと人の動き。金運の流れと人の動きが合致していることが分かります。
- 人の動きと金運の方角が合致していると吉
- 人が動かないと金運の方位は凶
画像:スタバ環水公園店の南側からの写真。広い運河と入口が確認できる。
②一般的な郊外型スタバの間取り事例
画像:一般的な郊外型のスタバの正面写真。
- 土地環境の確認
- 最適な敷地配置かどうか?
- 建物のデザインと向(こう)
- 竣工年は誕生年と同じ
- 目に見えない運気の計算をする
- 車と人の流れと金運の相性
- 間取りの商売繁盛の運気の流れ
- エクステリア・外構の外観の重要性
1.土地環境の確認
画像:建物と土地の上空写真。道路や車の動きなどの周辺環境が確認できます。
2.最適な敷地配置かどうか?
画像:敷地と南北の方角の地図写真
- 南側に建物を配置する
- 北側に建物を配置する
画像:敷地の南側にある階段。西側に下る様子が伺える。
3.建物のデザインと向
画像:郊外型スタバの向が入る方角のイメージ。
画像:運気が南西側から入るイメージ。
4.竣工年は誕生年と同じ
- 2004年~2023年までの期間を8運とする
5.目に見えない運気の計算をする
画像:郊外型のスタバの運気が作られる、風水方角と360度の羅盤地図写真。
- 向:向は”207°の未”であることが判明しております。
- 年:竣工年は2004~2023年の期間中です。
画像:丑座未向の風水角度の運気の飛星チャート。
開業~2023年まで | 旺気のNo.1金運は南西(裏鬼門) 生気のNo.2金運は北側 将気のNo.3金運は南側 |
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画像:戌座辰向の飛星チャート。大凶を暗示する危険な運気の設計図。
開業~2023年の期間 | 旺気のNo.1金運は北西側 生気のNo.2金運は西側 将気のNo.3金運は北東側(鬼門) |
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6.車と人の流れと金運の相性
画像:店舗と金運が流れている方角を表した地図写真。
郊外型スタバと金運の方角の関係が上の写真になります。復習になりますが、金運の気が働く条件は以下になります。
- 活動的な方角に金運が流れると吉
今回の敷地配置と間取りは、南側に「車の入口」があり、多くの車の動きがあります。その 南側に「No.3金運」の気が流れて、車の流れと金運の相性は吉です。南西側に強運である旺気の「No.1金運」の気が流れて、ドライブスルーの入口があり活動的な環境で、金運の相性は吉です。
また南と南西の方角に「駐車場」があり、大きな空間が広がります。 大きな空間のことを風水の専門用語で”「内明堂(うちめいどう)」と呼び、財運アップの暗示”となります。間取りに商売繁盛の気の流れを強める重要なポイントになります。
最後に店舗作りのお手本ともいえる内容をご紹介します。「No.2金運」が北側に流れており、その方角には金運を強める素晴らしい光景が見られます。北側には、人の動きを活動的にする「あれ」がありました。
画像:郊外型スタバの金運が巡る北側にある、ドライブスルーの受け渡し口
正解は「ドライブスルーの受け渡し口」です。 金運の方角に”人の流れや動き”があることで、仕事運の向上につながり、全体的な商売繁盛の運気を上がることになります。
7.間取りの商売繁盛の気の流れ
画像:人の動きと間取りの金運の相性。入口に人の動きがあることが分かる。
プロ風水師の目線で店舗の売上アップを目的とした商売繁盛の為の間取りの金運鑑定の需要項目は、以下の3つになります。
- 入口は金運の方角に配置されているか
- レジの位置と向きは金運の相性と合致しているか
- 従業員スペースは組織運アップの効果が期待できるか
1.入口は金運の方角に配置されているか
風水で間取り全体の金運を強める「入口」には、「No.3金運」が流れます。金運アップとなる間取りの相性ですが、問題は「No.3金運」のために影響力が弱く、仕事運を上げる力は2023年までの期間中はありません。売上げが低迷する可能性があります。
そこでもう一つの確認です。以下の写真をご覧ください。
画像:入口の扉が斜めになっている。
入口の扉が斜めになっています。これは運気が作られる「向(こう)」とは異なる方角になっていることが分かります。当事務所が調査した結果、「No.1金運」の気の流れを生み出す”商売繁盛の「入口」”になっておりました。風水の専門用語で「門向変更(ドアチャートの変更)」と合致しており、間取り全体に良い金運が流れる構造です。
門向変更とは、玄関や入口の扉の角度を変えることで、強力な金運アップの気を作り出す秘術のことです。
2.レジの位置と向きは金運の相性と合致しているか
ビジネスで事業運アップとなる有用な対策として、「レジ」と方角の関係があります。優先事項として、”金運の方角にレジを配置する”ことです。今回の郊外型スタバの間取りは、北西側から北側に「受付け&レジ」が設計されており、北側には「No.2金運」があり金運の相性は合致しており仕事運アップです。
3.従業員スペースは組織運アップの効果が期待できるか
従業員スペースは、北西側に集約された間取りです。その方角には「No.3幸運」が流れており、組織力の向上につながる影響で効果が期待できる気の流れです。商売繁盛には、従業員の永続的な勤務が不可欠です。その場合は「金運」だけではなく、他の気の流れにも注意が必要ですが、見事に綺麗な良い気が流れる間取りとなっております。
8.エクステリア・外構の外観の重要性
画像:郊外型スタバの正面写真。
- 運気の基となる気は、間取りの外部環境で作られる
- 外構は気を生み出す要因になる
- 美しいエクステリアは、美しい気を引き寄せる
良い運気を作り出すために必要なこと
- 書籍で学ぶより、実際の建物や間取りで学ぶ方が得る事が多い。
4つの必要な事から学ぶ、常識と非常識
①敷地配置 | 目に見えない運気と土地環境の気の強弱が決まります。建物の配置次第で、運気の設計図も変化します。初期の運気アップの基本作業です。 |
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②建物のデザイン | 良い気を生み出せるかどうかが決まります。エクステリアや外構に問題がある場合、気が働かなくなる可能性があり、重要なポイントになります。 |
③人や車の流れ | 外から入る金運などの気を強められるかどうかが決まります。家づくりでは、門や駐車場の方角が、金運アップの秘訣になります。 |
④間取りと運気の相性 | 間取り内部に流れる金運などの相性により、吉凶禍福が決まります。①~③の工程が出来たらやっと、玄関や寝室の配置を運気に合わせることが出来ます。 |
画像:方角が明記された家の間取りの設計図面
画像:多くの分譲地が候補となる新興住宅分譲地の上空写真。
- 環境調査
- 風水運気の設計図の計算
- 建物・間取りの最適な気の流れの調整
【初級・中級者向け】今すぐ出来る効果的な内家巒頭による運気を上げる家の間取りづくり対策10選
内家巒頭(ないからんとう)とは、間取り室内の”目に見える形やインテリアの配置、室内環境から気の流れを良くすること”で、これにより住環境を整える方法です。「今すぐ出来る効果的な運気アップの方法を知りたい」と言う方のために、10つの部屋別に内家巒頭による運気を良くするための対策をピックアップしております。これから家の間取りづくりをお考えの方はぜひ参考にしてください。
1. 玄関で運気を上げる
画像:理想的な明るい風水玄関のイメージ
【初級者向け】
古代中国人の考えで外から 家に入る「玄関」は、風水で最重要かつ、一番最初に目に見える形であり環境の整備が必要な場所です。家全体の運気に影響する大事な場所ですので”良い気が入りやすくする玄関の基本3か条の対策”を見ていきましょう。
- 玄関は意識的に清潔を感じることで、良い気があつまり運気アップにつながり、汚い家の場合は子供への悪い影響がでますので注意です。家の玄関の印象は、常に清潔であることが、良い気を生み出すポイントになります。
- 玄関が開放的な家は社会的な運を上げ、出世運や名誉運に恵まれやすくなり社交性を引き寄せます。人の出入りを良くすることが、気の活性化となり、幸運を引き寄せます原動力となります。
- 理想的な玄関は明るいことが求められ、これにより入り込む気の流れを良くし、安定させます。
整理整頓された玄関は、必然的に気を使える人になり、身なりに気を遣えるようになり、気を生み出すことが出来る人になります。これは社会的な運を上げる意味では重要なことです。間取りを作る際は、”玄関の収納を意識したインテリア”にすることが運気を上げるポイントになります。
風水間取りで玄関の凶を避ける!
【中級者向け】
風水で玄関は”収気(しゅうき)”とよばれ、家に入る全体運に影響する大事な間取りの場所です。内家巒頭で運気を大切にするための間取りづくりとして、風水玄関で避けるべき8つの凶相をご紹介します。
1.漏財(ろうざい) | 玄関に入って対角線上に窓がある間取りは、金運の低迷となります 玄関のすぐ目の前に階段があると、対人運と気の停滞を招きます |
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2.穿堂殺(せんどうさつ) | 玄関に入ってすぐ目の前に窓がある家は、全体運の低下を招く凶相です |
3.退財(たいざい) | 玄関を出てすぐ前方に下る階段がある家と、子孫低迷や途絶え(子供運の凶)となります |
4.哭門(こくもん) | 1つの建物に玄関が2つあると、家庭運の問題につながります |
5.廻風殺(かいふうさつ) | 1つの家に玄関(入口)が2つある家は、金運が低下します |
6.拱門(きょうもん) | アーチ型の玄関の間取りは、住まいには向かないとされる凶相です |
7.鏡の凶 | 玄関に入って正面にある鏡は、気の減少を招きます |
8.角の凶 | 玄関に入ってすぐに部屋の角がある間取りは、健康運や人間関係運の低迷を引き起こす大凶です |
風水玄関の家の間取りづくりで正しく凶を避けるポイントは、外から入る気を大事にして、流れをスムーズに取り込むことで、家全体の良い気を増幅することが重要となります。ですので、すぐに気が逃げてしまう間取りはNGです。金運を上げるには、明るく活動的な玄関との相性がよいので、気が乱れる間取りデザインは避ける必要があります。
誤解されやすい風水玄関の対策
気を取り込む玄関は、吉方位(よい方位)に配置することが重要なポイントになります。その際に良く知られている誤解されやすい情報をご紹介します。
玄関の気を上げるとされる良い方位 | 東は太陽が昇る吉方位 東南も同じく太陽が昇る吉方位 南も太陽の頂点を示す吉方位 北西は乾門とされ高貴な吉方位 吉方位の玄関はさらに「張り」により運気が上がる |
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玄関の運気を下げる避けるべき凶の方位 | 鬼門(北東) 裏鬼門(南西) 正中線(真北と真南、真東と真西) 四隅線(真北東と真南西、真北西と真南東) |
これらの情報は”正しい風水玄関の知識”ではありません。誤解を招く内容がWebで多く拡散されておりますが、安易に採用されませんように注意しましょう。
2. リビングは多くの気を受けられる場所
画像:運気が上がるリビングのイメージ
【初級者向け】
現代の風水で家族が 長時間使用するリビングの室内環境は、運気を気にする上で非常に重要なポイントです。リビングに巡る良い運も悪いも運も、その影響力は時間に比例しますので、多くの気を受けられるチャンスです!そのため、内家巒頭でリビングに流れる運気の調節は、玄関と同じく目に見える空間の間取りづくりに気を使う場所です。ここでは”良い気を目指すためのリビングの基本5か条の対策”をご紹介します。
- リビングは安心して長時間、安らげる空間により運が上がりやすくします。
- リビングは清潔で、整理整頓されていると意識できる空間であることで社会的な運を上げる対策にします。
- 汚れた汚いリビングは、家庭内の問題が発生しますので注意です。
- リビングのインテリアは、空間に会う大きさと使いやすさにより、良い気を呼び込みやすくします。
- リビングを高級志向にし過ぎる場合、金運の低迷につながります。ただし収入により吉相となり、社会的な運が向上します。
リビングのデザインは、家の間取りづくりでメインとなる場所と言っても過言ではありません。多くの方がこだわる室内環境だからこそ、長時間の滞在が出来る楽しい空間を演出して、運気が上がりやすい環境が必要です。リビングの理想としては、活動的な金運や仕事運が流れやすいことが求められます。間取りづくりの際は、”リビングのインテリアが綺麗に配置でき、清潔で整理整頓がし易いこと”が、運気アップにつながるポイントになります。
風水間取りでリビングの凶を避ける!
【中級者向け】
風水でリビングは家族団らんの場所となり、必然的に人と接する機会が多くなる空間です。その為、”社会性や上下関係の運に影響”すると風水では考え、安定した気を好みます。内家巒頭では安定したリビングの運気のための間取りづくりの提案として、風水リビングで避けるべき6つの凶相をご紹介します。
1.門壁背面(もんへきはいめん) | 玄関や通路を背にしてリビングソファーを設置をすると、社会運や名誉運が下がり、度量の小さい人になります |
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2.陥地門(かんちもん) | 段差のあるおしゃれなリビングスペースがあると、気の停滞を招く凶相になります |
3.リビングが遠い | 玄関から入りリビングが遠い間取りは、家庭運の低下になります |
4.暗い空間 | 太陽光や外気が入らない暗いリビングは、健康運の低迷につながります リビングにサンルームやバルコニーがあり、太陽光が遮られる間取りは運気の低迷を招く凶相です |
5.天井が低い | 天井が低いリビングは、精神的ストレスによる健康運の低下を招きます |
6.狭小空間 | 狭く小さなリビングは、仕事運や社会運の低迷につながり注意とされます |
風水リビングの間取りで凶を避けるには、家族全員が自然に集まりやすい間取りにすることで、良い気を活性化することが重要です。特に”ソファーの配置は、風水では金運アップを左右する重要なポイント”ですので、ソファーに座る方角を意識した間取りを心がけてください。そして出来る限り窓の配置を工夫して明るいデザインを採用することで、外からの入る良い気を取り込み、吉相をめざしましょう。
誤解されやすい風水リビングの対策
多くの時間を過ごす「リビング」の気は、家に住む家族全員に影響を及ぼします。そこに流れる運気は、陰陽のバランスの中で特に”陽の気”である良い方位を用いることで、運気アップが目指せます。そこで誤解されやすい間取りと方位の関係を、以下にご紹介します。
良いリビングの吉方位 | 間取りの東は、太陽が昇る陽の気で吉 間取りの東南も、陽のエネルギーが強く吉 間取りの南も、日が頂点に昇る強い陽の気で吉 |
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リビングの注意事項 | 正中線(真南と真北、真西と真東)に、火の気を置かない 四隅線(真南東と真南西、真北東と真北西)に、強い気のアイテムを置かない |
これら3つの方位が、最適なリビングの配置とされます。この思想に純粋な風水の考えはなく、誤解されやすい知識となりますので注意しましょう。
3. キッチンと運気の関係
画像:運気を上げる良いキッチンのイメージ
【初級者向け】
古代中国の思想でキッチンは風水で「炉(ろ)」と呼ばれ、 生活のエネルギーを生む出す間取りのため、気を生み出す空間として重要度が高い室内環境です。住む人に食事を与えて気を生み出してくれる大事な場所ですので”良い気が生まれやすいキッチンの基本4か条の対策”を見ていきましょう。
- キッチンは清潔にすることで、健康運を上げる対策になります。
- キッチンが意識的に整理整頓する空間であれば、漏財(金運の低迷)を弱めることができます。
- 豪華すぎるキッチンは、お金の流失につながります。
- 安すぎるキッチンは、栄養問題につながります。
キッチンのデザインは、食事づくりになりますので第一に清潔であることが運気向上のポイントになります。そして整理整頓がしやすく、使いやすいデザインにすることで、贅沢過ぎず、質素すぎない食事への意識が健康運アップにつながります。
風水間取りでキッチンの凶を避けるには
【中級者向け】
風水でキッチンはエネルギーを生み出す空間であり、食事は人が活動をする上で欠かせない力の源でもあります。古代中国でキッチンは金運を生み出す場所ともいわれ、「金庫(きんこ)」の象徴とされます。その為、内家巒頭ではキッチンの運気を守るための間取りづくりが重要なポイントになります。ここでは風水キッチンで避けるべき8つの凶相をご紹介します。
1.門沖灶(もんちゅうそう) | 玄関に入ってすぐ目の前にキッチンがあると、漏財(ろうざい)の金運の低迷になります。 |
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2.キッチンの対立相 | キッチンの扉の真正面に「トイレ・お風呂場・寝室」の扉がある間取りは、健康運の問題につながります(階段があるのもNG)。 |
3.水火の相沖 | コンロと流し台(蛇口も含む)が対面になっている間取りで、人間関係運の低迷になります。 |
4.コンロの背後に仏間や神棚、トイレ | 縁起の悪い間取り構造で、コンロの背後側に仏間や神棚があると、子孫低迷につながり、トイレがあると健康運の低下を招きます。 |
5.キッチンの上の梁 | 風水で梁は災いの暗示となり、キッチンの上に梁があると、頭痛などの健康問題につながります。 |
6.負擔屋(ふたんや) | 増改築を行った際に、その増築した部分にキッチンを新しく作った場合、家庭内運と金運の低迷につながります。 |
7.キッチンの上にトイレやお風呂場 | トイレやお風呂場の下にあるキッチンの家は、気の低下を暗示する凶相です。 |
8.階段の下にあるキッチン | キッチンが階段の下にある家は、健康運の問題を引き起こします。 |
キッチンの風水は多くの制約がありますが、ご紹介しました凶相を避ける間取りにすることで、良いエネルギーを生み出す大事な気を守ることがポイントになります。賃貸のマンションでよく見かける「門沖灶」は、金運の問題を引き起こしますので、このような間取りにならないようにしましょう。そして、大きな問題となる「負擔屋」は2世帯住宅で良く見られる典型的な間取りです。運気を大きく下げるため、リフォームをされる際は注意が必要です。
誤解されやすいキッチンの風水対策
玄関と同様にキッチンの方位や配置も重要視され、多くの情報が掲載されております。良く知られている情報にキッチンには”陽気の火、陰気の水”の二極があり、陰陽のバランスに注意とされます。この際、誤解されやすいキッチン配置の知識です。
キッチンの吉方位 | 東は木の方位で吉 東南は木の方位で吉 北西は天の方位で吉 |
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良くないキッチンの凶方位 | 南西は裏鬼門で穢れの凶 西 北は水の気と火の気の相性が悪く凶 |
風水で、北西(乾)に炉(コンロ)は”火焼天門(かしょうてんもん)”と呼ばれ、主人の運を焼くとされる有名な大凶方位です!!
また「トイレ」や「コンロ」の強い影響を避ける方位として、八方位だけでなく”生まれ年の十二干支の方位”に間取りが重ならないことで吉とする誤解されやすい知識も一緒にご紹介します。
ご入居者の生まれ十二干支と凶方位 | 子年生:北にコンロは凶です 丑年生:北北東にコンロは凶です 寅年生:東北東にコンロは凶です 卯年生:東にコンロは凶です 辰年生:東南東にコンロは凶です 巳年生:南南東にコンロは凶です 午年生:南にコンロは凶です 未年生:南南西にコンロは凶です 申年生:西南西にコンロは凶です 酉年生:西にコンロは凶です 戌年生:西北西にコンロは凶です 亥年生:北北西にコンロは凶です |
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ご入居者の生まれ十二干支による吉凶方位ですが、風水間取りの対策ではこの知識は採用されません。
4.寝室は運気を蓄える場所
画像:ヘッドボード付きベットのある寝室
【初級者向け】
寝室の特徴は、 長時間の使用をすることで、良い健康運を蓄える場所であるかどうかです。日本の平均睡眠時間は”男性で7.4時間、女性で7.1時間”とのデータがあります(参照先: 睡眠時間と死亡リスクとの関連について)。風水の力は時間に比例しますので、気の流れを無視できない重要な部屋になります。ここでは”良い健康運を享受できるようにするための寝室の基本8か条の対策”を見ていきましょう。
- ベットのヘッドボードが壁にくっつけることで、出世運のアップを引き寄せます。
- ヘッドボート付きのベットは、仕事運や出世運アップにつながる大事なポイントになり、社交性を引き上げる力になります。
- ベットの両脇に「サイドボード」があることで気を安定させ、健康運を上げる対策となります。
- ベットの枕の上に「絵画や飾り物」などがあると、健康問題につながりますので、処分して気の流れを良くします。
- ベッドの頭上に「明るい照明(シーリングライト)」があると健康運の低下を招きますので、足元を照明で照らしてください。
- ベットは吉、布団は凶となります。出来る限り、運気アップのためにベットの使用をおススメします。
- 寝室は豪華すぎると、仕事運の低迷につながり、粗末すぎると家庭運の低迷につながりますので、一般的な内装が全体運の良さを引き寄せます。
- 寝る際は、自分が寝る姿が鏡に映らないようにして気を安定させます。
- 寝室には、テレビ(スマホも含む)などの神経を覚醒させるモノを置かない事で、健康運を上げることが出来ます(安眠障害防止)。
風水寝室による家の間取りづくりの基本は、ベットを使用して寝る際に安心して熟睡できるかどうかがポイントになります。なによりも、布団で寝ずに、「ヘッドボード付きのベット」で寝る!!これがインテリア風水での重要なポイントになります。そしてベットの配置やその周りの装飾など、睡眠を妨害するインテリアは気を乱す原因になり、安定した室内空間は健康運をアップしてくれますので、参考にしてください。
風水間取りで寝室の凶相を避けるには
【中級者向け】
風水で寝室の気の流れを活かすには、室内空間の気を守ることがポイントです。せっかくの良い健康運が逃げてしまっては、意味がありません。重要なのは、睡眠の時に、安心して蓄えた気を活かすことが出来るかどうかです。ここでは”風水寝室で避けたい13の凶相”をご紹介します。
1.門口殺(もんこうさつ・とうこうさつ) | 扉と扉が向かい合っている間取り構造です。寝室同士が向かい合うことで、対人運の低迷となります。 寝室とトイレの扉が向かい合うと、健康運を損ないます。 寝室とキッチンの扉が向かい合うと、睡眠の質が落ち、病気運を強めてしまいます。 寝室と玄関の扉が向かい合うと、仕事運の低迷になります。 |
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2.扉のある壁にヘッドボード | ベットの枕の位置が扉のある壁側にあるのは、風水では不運となる災いの暗示です。 |
3.ベットの上の梁 | お洒落な梁がある間取りは、風水では頭痛を引き起こす原因となりNGです。 |
4.ベットボードの真上にある窓 | 枕の上に窓がある間取りは気が安定せず、健康運を低下させます |
5.扉の前に階段 | 寝室を出てすぐ前に”下る階段”がある間取りは気が安定せず、人間関係運の低迷につながります。 寝室を出てすぐ前に”上がる階段”の場合は気が強く当たる沖の関係となり、不運の強化となりNGです。 |
6.ヘッドボードの後ろにキッチン(コンロ) | ヘッドボードの真後ろにコンロがある間取りは”火の影響”が強く、健康運の低迷になります。 |
7.ベットの真下にコンロ | ベットの真下にコンロがある間取りは寝室の気が安定せず、家庭運の低下を引き越します。 |
8.大き過ぎる寝室 | 風水の間取り的なNGとして、リビングよりも寝室が大きいと、対人運や家庭運の低迷につながります。 |
9.寝室の上にトイレ | ベットの上にトイレがある寝室の間取りは、風水ではNGで健康運の問題となります。 |
10.空亡(くうぼう)・騎楼(きろう) | 寝室の真下が”インナーガレージ”などの空洞になる家のことで、風水では非常に良くない間取りの大凶相の一つ。健康運の大問題となります。 |
11.毒箭(どくせん) | 寝室の扉の前に長い廊下がある間取りのことで、不運の暗示となりNGです。 |
12.ベットヘッドの後ろに仏間 | 枕もとの後ろ側に「仏間や神棚」が来る間取りは、睡眠障害につながります。 |
13.変形した寝室の間取り | 角の多いいびつな壁や、天井が斜めの間取りは気の不安定を招き、健康問題を引き越します。 |
14.沖門(ちゅうもん) | 寝室にはってすぐ前の前に、「ベットの枕」がある間取り配置は、気の低迷を暗示しており、健康運の運気をさげます。 |
風水の理想的な寝室は、気が安定した間取りです。ご紹介しました13の凶相は全て、風水では避けるべき間取りの数々です。特に注意すべきは、1階と2階のバランスがポイントになります。寝室の上に「トイレ」があったり、寝室の下に「キッチンのコンロ」があったり、間取りづくりの際に見落としがちな部分です。運気の良い家を作るには、運気を蓄えることができる「寝室」を目指すことは玄関の次に重要になりますので、参考にしてください。
誤解されやすい寝室と風水の対策
一般のご自宅で寝室は疲れを癒し、エネルギーを充填する重要な間取りの一つです。良い運気を使用して健康運を上げることが求められます。そこで確認される、誤解されている寝室と吉方位を関係をご紹介します。
寝室に良い吉方位 | 東の寝室は、エネルギーの象徴であり吉 西の寝室は、気が落ち着くとされ吉 北の寝室は、陰の気が強く家庭運アップ 男性は陰気の方位である西~北東が吉 女性は陽気の方位である東~南西が吉 |
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寝室に悪い凶方位 | 南の寝室は、陽気が強すぎ就寝に凶 |
以上の知識は、東西南北の固定的概念による思想です。寝室の風水対策は、土地環境と間取りの相性より決定されます。誤解されませんように注意しましょう。
5. 子供部屋と運気の良い空間づくり
画像:気が明るい子供部屋のイメージ
【初級者向け】
お子様の部屋は、 将来の運を左右する大事な場所です。健康運や学業運を大切にしたい室内空間です。内家巒頭の考えを基に、”良い気を受けやすい子供部屋の基本2か条の対策”を見ていきましょう。
- 子供部屋に豪華な装飾は必要なく、清潔な内装が好まれます。これにより、健康運のアップを目指します。
- 子供部屋が遊び部屋にならないように、大きすぎる部屋はNGです。これにより、人間関係運の向上につながります。
子供部屋は寝室の運気アップ策と同じ内容が多い為、省略しておりますが、ベットの使用を心がけてください。そして、子供部屋は主寝室よりも小さくした間取りを採用してください。大きすぎる子供部屋の間取りは、”引きこもり”などの社会性の低下につながりますので、運気を上げるためにも部屋のデザインには注意です。
風水間取りで子供部屋の凶相を避けるには
【中級者向け】
風水で子供部屋の間取りづくりを考える際、避けるべきは不安定な気を生み出さない事です。小さい時の影響は、大人になっても残ります。そこで風水の子供部屋で避けるべき4つの凶相をご紹介します。
1.門面背壁(もんめんはいへき) | 机は入口に向かって座ることで、学業運がアップします。絶対に入口に背を向けて勉強をするべきではありません。 |
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2.屋根裏部屋 | 屋根裏部屋は、風水では気の流れが悪い間取りとして知られ凶相となります。その空間を子供部屋として使用することは、気が安定せず不運の暗示となります。 |
3.子供部屋は小さく | 子供部屋は主寝室やリビングよりも小さな間取りにすることで、人間関係運の向上に役立ちます。 |
4.扉の前にトイレの入り口 | 寝室と同様に、入口がトイレの扉と対立する間取りはNGです。 |
風水での子供部屋づくりは、先程の寝室と同じ内容については省略しておりますが、”勉強机の配置が自然に入口に顔が向くような間取り”にすることをおススメします。お子様の学業運アップには、必須の条件となります。子供部屋は限られた室内空間の為、出来ることは少ないですが、ベットの配置と机の向きによる対策だけは是非、おススメします。繰り返しとなりますが、入口に背を向ける行為は、風水では運気の低迷につながるNG行為となりますのでご注意ください。
6. 書斎の気の流れを良くする
画像:書斎のイメージ
【初級者向け】
書斎は子供部屋と同様に、 知識を得る空間で学業運アップが大切になります。勉強に集中できる安定した気の流れをつくることが、ポイントになります。ここでは”良い気を安定させるための書斎の基本3か条の対策”を見ていきましょう。
- 書斎の机の前は広く空間を取って、壁を背に座ることで、学業運のアップを目指します。またこの配置は出世運も引き寄せます。
- 書斎は意識的に整理整頓がなされていることで、知識欲の向上につながります。
- 書斎机は、出来る限り奥行きの広いものが好まれます。これにより、気が安定して学業運を上げるポイントになります。
集中できる環境空間を作る上で重要なのは、書斎机の前の空間を広く取る配置が好ましいです。例えるならば”社長室”のようにゆったり配置できることで、出世運や学業運アップにつながります。
風水間取りで書斎の凶相を避けるには
【中級者向け】
風水で効果的な書斎の間取りづくりで避けるべき構造は、集中できない気が不安定な空間を作らない事です。学業運は集中できる環境が必要です。そこで”風水の書斎で避けるべき5つの凶相”の詳細を明記します。
1.書斎の上に梁 | 風水で梁は凶相となり、その下で勉強することで集中力が落ち、学業運が下がります。 |
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2.門壁背面(もんへきはいめん) | 入口を背後にして壁に向かって座ると、気の流れが安定せず、凶配置となります。 |
3.沖門(ちゅうもん) | 書斎に入ってすぐ目の前に机がある配置は、気がぶつかり壊される暗示で、学業運の低迷になります。 |
4.扉がお風呂場やトイレの扉と対立 | 門口殺となり、汚れた気が流れ込む構造となり、学業運の低迷を引き起こします。 |
5.書斎机の背後に窓 | 書斎づくりでは、背後に安定した壁があることで逆に、窓があることで凶相としております。出世運に影響する構造です。 |
理想的な風水の書斎の間取りは、背後に壁があり、目の前が開けた空間が取れる、気の流れがゆったり安定したデザインが好まれます。現代の住宅事情により、書斎が作れない案件も増えておりますが、風水で書斎は社会的な運の向上に欠かせない重要な間取りの一つです。勉強に集中できる部屋を演出して、学業運の向上と出世運を上げることを目指します。
7. トイレは気を汚さないで運を意識すること
画像:整理整頓された綺麗な風水トイレのイメージ
【初級者向け】
古代中国人は 「トイレ」を臭気と呼び、気を乱す場所として捉えました。ですが人が生きていくうえで、排泄は欠かせない行動パターンです。家の中に作らないことはできません。そこで気を重視した”気に配慮したトイレの基本2か条の対策”を見ていきましょう。
- トイレは意識的に整理整頓により綺麗にすることで、健康運や全体運アップを引き寄せます。
- トイレに良い香りを漂わせることで、臭気を弱めて、気の流れが良くします。
トイレで重要なのは、臭気を感じさせない空間づくりがポイントになります。トイレの気は性質上、気が汚れる場所ですので、少しでも意識が低下しない環境の演出が、良い気につながります。
風水間取りでトイレの凶相を避けるには
【中級者向け】
風水のトイレを重視して、家の間取りをつくる際、大きな特徴として1階と2階の関係にも注意が必要なことです。トイレは近くにあっても、上下にあっても気が乱れる原因になります。ここでは、”風水のトイレで避けるべき4つの凶相”をご紹介します。
1.玄関の近くにあるトイレ | 風水でトイレは「臭気」と呼ばれ、匂いにより気が壊される構造を忌み嫌い凶相になります。全体運の低迷を引き起こします。日本の家でよく見かける間取りですが、凶相となりますので避けるべき風水間取りです。 |
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2.トイレの下に玄関 | 玄関の上に「トイレ」がある間取りは「臭門」と呼ばれ、絶対に採用してはいけない間取りのひとつです。金運や家庭運の低下を招きます。賃貸の間取りで時々見られる怖い構造です。 |
3.建物の中心にあるトイレ | 有名な凶相の一つで、太極に臭気を設置すると健康運を低迷させることでしられ、絶対に避けるべき家の間取りです。 |
4.換気が出来ないトイレ | 風水間取りは、気が汚され壊されることを嫌います。気の流れを良くするためには、意識も良い状態が好まれます。その為、臭気を換気できないトイレは健康運の低下を招き、よくありません。 |
風水のトイレを取り入れた家の間取りにするには、”気を汚さない構造”が重要となります。日本では使い勝手重視で、「トイレ」を「玄関ホール」に配置する間取りが好まれますが、これは気が汚れる運気を下げる凶相の風水間取りです。風水で良いトイレの間取りをつくるには、「玄関」と「トイレ」の配置と距離から、1階と2階の上下の配置関係まで、細かく設計図面の段階から考慮すべきことが沢山あります。ご紹介しましたトイレの4つの凶相を避けて、風水を意識した良いトイレになる家の間取りづくりの参考にしてください。
誤解されやすいトイレの風水対策
誤解されやすい「トイレ」の配置に関する吉方位の情報です。基本的に、以下の方位を避ける事で、良いとされる注意すべき知識です。
- 北東(鬼門)の方位
- 裏鬼門(鬼門)の方位
- 正中線(真北と真南、真西と真東)の線上
この3方位は神聖な方位とされており、「トイレ」を設置することで”穢れ”となり災いをもたらすと考え間取りは凶と判断されますが、風水間取りではこの知識は採用しません。この知識は誤解そのものです。まず、風水の思想として、鬼門(北東)や裏鬼門(南西)の方位と凶の関係はありません。最適な「トイレ」の配置は、良くない運気を特定した上で決定されることが好ましい為です。良い運気は少ない為、良い運気に「トイレ」が配置されないことが最も美しい気の流れを生み出すと考えます。
8. お風呂場・浴室の運気を良くする間取りづくり
画像:綺麗な浴室・お風呂場のイメージ
【初級者向け】
浴室は、男女運の気に影響する場所です。つまりは 出会運や恋愛運を左右する若い人には重要な間取りの一つです。お風呂場の気の流れを良くして、良い出会い運を上げる為にも、”お風呂場の運気を良くする基本3か条の対策”を見ていきましょう。
- 浴室は常に綺麗にする意識を持つ事で、良い出会い運を引き寄せます。注意なのは、湿気によるカビを発生させないことです。悪い出会い運に変化します。
- お風呂場の内装や大きさは、一般的なサイズが好ましいとされ、出世運や対人運アップとなり社交性につながります。豪華すぎると恋愛運の低迷になり、質素過ぎると対人運の低迷とされますので、良い気を壊さないことがポイントです。
- 浴室は間取り的に物が多くて散らかり、汚くなりやすい室内空間となりますので、意識的に整理整頓することで、良い交際に発展させる気を作り出すことができます。
浴室・お風呂場は、綺麗に整理整頓が出来ていることが、良い出会い運を上げて、恋愛運を引き寄せる大切なポイントになります。結婚にまで発展させる良縁を大事にするためにも、浴室・お風呂場は常に空気が綺麗な室内空間になるように心がけてください。
風水間取りでお風呂場の凶相を避けるには
【中級者向け】
風水の浴室・お風呂場は、「桃花(とうか)」の運に関係します。”桃花とは、恋愛運(出会い運)”を意味しており、気が乱れると対人運の低迷につながり注意となります。そこでここでは”風水の浴室・お風呂場で避けるべき4つの凶相をご紹介します。
1.玄関のすぐ近くに浴室 | 日本の家で非常に多い間取りパターンで、玄関ホールに浴室への扉があるデザインです。これは、せっかくの玄関の気を汚してしまう悪い凶相となります。 |
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2.お風呂場が建物の中心にある | 家の中心に、水周りはNGとなる風水間取りとなる典型的な事例です。血液にまつわる病気を招く健康運の低迷を引き越します。 |
3.浴室の入口の前に階段 | 浴室の汚れた気が、階段をつたって家全体に行き渡る間取りは、全体運に影響する凶相となります。 |
4.お風呂場とキッチンが近い | ユニバーサルデザイン(図面の設計時における生活動線重視の思想)により、キッチンとお風呂場(脱衣所)を近くにする間取りが好まれますが、キッチンにお風呂場の汚れた気が流れることで、健康運の低下を招きます。 |
風水の浴室・お風呂場を気にする場合、難しい課題として「生活動線」が挙げられます。多くの方は、動きやすい間取りを取り入れられ、気の流れは重視されません。特徴としては”キッチンの横にお風呂場・浴室”の配置は常識とされますが、風水による家の間取りづくりの点からみると凶相そのものとなり、運気を下げる要因になりますので避けてください。
誤解されやすいお風呂場・浴室の風水対策
陰気の代表とされる水周りの”お風呂場・浴室”と吉方位の情報です。良く知られている知識として、以下の方位があります。
水周りの吉方位 | 北は水の五行で吉 東は水との相性が吉 南東は水との相性が吉 北西は無難 |
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五行の理論から、吉方位が割り出されております。しかし風水間取りの理論では、幸運や健康運を壊さない目に見えない運気との相性から、配置を決定する必要があり、この吉方位の情報は採用しません。
9. お仏壇や神棚は子孫繁栄の要
画像:理想的なお仏壇と神棚のイメージ
【初級者向け】
神様やご先祖様を祀る「神棚」や「お仏壇」は、 子孫繁栄の要となる非常に重要な間取りです。パワースポットと呼ばれる場所が”神社やお寺として建立されている事例”が、その大事さを物語っています。神様のご利益を大切にする意味でも、”良い気が生まれる仏間や神棚の基本4か条の対策”を見ていきましょう。
- お仏壇や神棚は、常に神様をお祀りさせて頂いている謙虚な意識が保てる場所に設置することで、子孫繁栄につながります。適当な開いている場所にお祀りする事は、良くありません。
- 出来る限り、仏間や神棚は広い空間が取れる場所に設置する事で、良い気の流れを引き寄せます。
- 神棚とお仏壇の両方をお祀りすることで、陰陽の調和を保ちます。神様は陽となり、ご先祖様は陰となります。
- 神棚やお仏壇は常に、明るく清潔に保つことがご利益の恩恵につながります。これにより、毎日のお参りや水替えへの意識が高まり気運の上昇を引き寄せます。
理想的なお仏壇・神棚は、同じ場所に祀ることが最適です。現在の家の大きさから考慮して、別々の場所に祀ることも難しいと思われます。そして何より、毎日の水替えや感謝の気持ちを意識的に持つ事で、気の向上を図ることが重要です。
風水間取りでお仏壇・神棚の凶相を避けるには
画像:一般的なお仏壇のイメージ
【中級者向け】
風水で「神棚」や「仏壇」のことを”神位(しんい)”と呼びます。神様を祀る場所は、神聖かつ良い方位であることが求められます。 気が集まり、良い気を享受できる間取りに配置することで、安定した子孫繁栄の運気を呼び込むことにつながります。ここでは風水間取りを活用した、風水の仏間や神棚で避けるべき つの凶相をご紹介します。
1.寝室にお仏壇・神棚 | 大切な神様を祀る神位と、寝室が同じ間取りであることは、気を乱す要因となり風水の凶相となるNG行為です。 |
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2.神棚やお仏壇の背後に気の乱れ | 気の乱れとはお仏壇の背後側に、「水道管」「電線」「エレベーター」「階段」「トイレ」「コンロ」などの設備がある状態を意味します。神位の基本は、安定した気を生み出すことにあります。その背後は「坐」と呼ばれ、気を安定させる重要な方位です。その背後に気が乱れることで、子孫繁栄の気を乱すとされ、運気の低迷による凶相の間取りとなります。 |
3.お仏壇・神棚の左右の空間が不調和 | 風水では、”左側を青龍、右側を白虎”と呼びます。この際、お仏壇・神棚の左右の空間のバランスが悪い間取りの場合、運気の低迷を招きます。特に、右側の白虎が大きく広い空間を「白虎開口」と呼び、避けるべき風水間取りとなります。 |
4.沖門(ちゅうもん) | 仏間にはいってすぐ目の前に、お仏壇・神棚がある間取りの配置は、気がぶつかる間取り構造として忌み嫌われます。 |
風水を意識したお仏壇・神棚の間取りづくりでは、”蔵風聚気(ぞうふうじゅき)による気を享受する空間”が重要視されます。良い風が流れ、良い運気を受けられる室内環境を演出することがポイントとなり、その逆はさめるべき凶相の間取りとなり運気の低迷を引き起こします。お仏壇や神棚を設置しない家の風水鑑定を、数多く経験している当事務所ではありますが、風水の基本は陰宅(お墓づくり)であり、神位の意識を高めることで子孫繁栄につながる思想となりますので、運気アップを目指す際の参考にしてください。
10. 凶を招く間取りの室内空間
画像:天井に大きな梁が突き出た、典型的なコンクリートの良くない内装の事例
運気を上げてくれる良い室内空間もあれば、気をダメにしてしまう凶を招く室内空間もあります。ここでは内家巒頭で有名な気を壊してしまう、”絶対に作ってはいけない凶の間取り”を4つご紹介します。
- カフェなどで見かけるお洒落な天井の梁は、「穿心殺(せんしんさつ)」と呼ばれる凶を招く運気を下げるデザインです。
- 空間を広く活かした斜めの天井は、室内空間の気が不安定となる、気が壊れる良くない間取りの一つです。
- 無機質なコンクリートや、鉄だけの内装の家は、良い間取りであってもよい気を生み出さない凶相となりやすい家になります。
- いびつな角の多い間取りは、室内空間に多くの壁が出来、角も必然的に増える「殺」の家になり、運気が下がる良くない凶相になります。
画像:リビングに梁と天井が斜めになった、運気が上がらない凶を招く家の室内空間の事例
当事務所が関わってきました”家の間取りづくりの風水鑑定”の際に、多くのご要望を頂いた室内空間の案が上記の4つです。これらは風水的に良い気が流れる内装とは真逆となる悪い間取りの事例で、 室内空間を広げるために、”天井の「梁」と「壁を斜めにする」”デザインですが、これはすぐに避けるべき運を悪くする内部構造の一つです。
内家巒頭の思想は良い気を生み出すことにあり、室内空間の調和が一番大事であることが運気アップにつながるポイントになります。しかし 「梁」や「斜めの天井」は、風水間取りの思想とは合致せず、気の流れを壊してしまう典型的な事例となります。凶を招く間取りを避けるために、採用を控えられますことをおススメします。
【上級者向け】風水師による運が良い間取りとは?流派の考え方を理解しよう!
もう少し詳しく、運気を効果的に上げる間取りについて深堀していきましょう。 風水師がご提案する間取りとは、「目に見えない運気と間取りの相性も良いかどうか」が重要なポイントになってくることです。今までは気の流れを良くすることに重点をおいてきましたが、プロの風水師はさらに金運や健康運を方角ごとに特定して、気の流れを効率的に強める間取り作成を行うのが一般的です。運気は方角によって相性の吉凶禍福があり、流れる気の効果が異なるからです。
画像:風水羅盤のイメージ
風水師が扱う目に見える気と目に見えない気
みなさんは「本物の風水」を知っていますか?近年の風水の商業化により、本物とは程遠い内容のモノが日本でも広がりを見せております。風水とは?でもご紹介した”通称:ニューエイジ風水とよばれる八卦を利用した迷信的な方法 ”が代表例で、まがい物と区別する必要がでてきました。本物の風水師は大きく2つに分類された方法から、強運を目指します。ここでは”強運を生み出すための基礎2か条”をご説明します。
- 【巒頭】目に見える気を扱う風水で、周辺環境のデザインはもちろん、インテリアの形や配置、壁のデザインから照明まで、目に見えるモノで気の流れを良くすることで運気を上げる方法です。
- 【理気】目に見えない気を扱う風水で、流派の計算式を用いて、東西南北の方角から運気の特徴や効果を調査して、金運や健康運などの目にみえない気の流れを直接扱うことで運気を上げる方法です。
この基礎2か条は、強運を生み出すための間取りを作成する上で欠かせない基本の考え方です。効率的に運気を上げる間取りづくりには、目に見える気と目に見えない気の両方を理解することが必要です。特に図面作成の作業では、この基礎2か条を理解することで初めて、強運を引き寄せる家や建物を作ることが出来るようになります。
プロの風水師が使用する流派を知る
世界で活躍するプロの風水師は、”伝統風水の流派”を活用することで、運気の吉凶評価や調節、気の流れの対策を行います。この伝統風水の流派を知ることは、運気の良い間取りを作成する上で重要なことです。ここでは伝統風水でもご紹介済みですが再度、復習も含めて簡単に理気の流派の基本的な説明と確認をしていきましょう。
伝統風水の2つの流派と考え方
運気の良い間取り作成を実践する上で重要な伝統風水には、2つの大きな流派があります。三合と三元の2つの流派です。考え方の違いにより、2つに分類されます。簡単にご紹介します。
画像:山脈のイメージ
1. 三合派は、環境(山や水の形勢、地形)が重視されます。環境の中で作られる強運の流れを読みとり、” 幸運を生み出す地形と建物の配置、優れた間取り構造の家”を作成することで、良い運気に恵まれる間取りを目指す流派の考え方です。
画像:時計のイメージ
2. 三元派は、時間の影響が重視されます。時間は気の質に影響し、計算を行うことで” 強運を生み出す方角を見つけ、時間で変化する気の流れを活かす間取りづくりにより、効率的に方角と部屋を合わせる家”にすることで、幸運を引き寄せることを目指す流派の考え方です。
現代の風水師達の多くは、この2つの流派を用いてアドバイスを行います。三合派と三元派の違いは、環境重視であるか時間重視であるかですが、共に気と呼ばれるエネルギーを最大限に活かすことを目標としております。 当事務所でもこの2つの流派を基に、運の良い間取り作成の方法を採用しております。
運が上がる間取りの作り方
では早速、どの方角に”ビジネス運を上げてくれる金運・仕事運”があり、どの方角に健康運”があるか?”と、お話を進めたいところですが、伝統風水の流派は各々、緻密で複雑な知識で成立しており、有名な流派だけでも、5つ存在しております。
有名な上記の5つの流派別に、異なる運気アップに関する理論背景と思想の概念があり、それら全てを勉強して理解する必要があります。故に、実用的な方法でもあるのですが、問題は良い間取り図面の作成の考え方が違うことです。
- 気の流れ方
- 運気の捉え方
- 間取りの方角による部屋ごとの配置の仕方
そこで、当事務所が鑑定の際に基本採用しております 「玄空飛星派」をメインに、強運を生み出す良い間取り作成の作り方をご紹介していきます。
画像:9運の東西南北と飛星チャートの図(子座午向)
玄空飛星派の法則で運を分析するには、上図の ”飛星チャート(英:フライングスターチャート)”と呼ばれる運気の設計図が必要になります。この飛星チャートの図は全部で”基本144パターン+α”あり、その中から 選ばれたチャートを、家や会社・オフィスの間取りに「飛星チャート」を当てはめ、方角を9つの枠に分けます。東西南北・北東・北西・南西・南東の8方位と中央(太極)の9つです。これにより、運を上げる為の間取りの準備ができ、以下のことを判断できるようになります。
- 金運・仕事運は、どの方角に流れているか?
- 健康運・対人関係運は、どの方角に巡っているか?
- 不運はどの方位にあるか?
- それは、いつまで影響するのか?
9つに分けられた枠は、人に与える運の影響に関する多くの情報を含んでいます。このチャートの情報を基にして、方角と運気の相性を確認しながら、運が良くなる間取りを作っていくことになります。その仕組みを以下に、ご紹介していきましょう。
詳細な内容については玄空飛星派をご覧ください。
金運・仕事運の方角と間取りの作り方
画像:間取り図面と飛星チャートの中の金運の方角を示した図
選ばれた飛星チャートから”金運・仕事運の方角”を探す仕組みは、枠の右上の数字が重要になります。専門用語で「水星(みずほし)」と呼び、 水星とは人生の金運や仕事運に影響する運気の流れのことです。上図の場合、水星は間取り図面の”北と南西の方角に金運がある”ことを教えてくれます。間取り図面の作成に、気の流れを最大限に発揮できるように組み込みたい場合、 ”金運・仕事運の方角に「玄関」や「リビング」”を配置することで、良い気が流れる間取りづくりが可能です。上図のケースでは北と南西の方角に「玄関」が無いので、「金運」の無い家であることが判明します。これにより風水師は、改善する必要があると判断するのです。建築前にしか出来ない大事な基本中の基本の作り方です。
健康運や対人運の方角と間取りの作り方
画像:間取り図面と飛星チャートの中の健康運などの方角を示した図
続いて飛星チャートから、”健康運や対人運の方角”を探して、間取りづくりに活かす仕組みをご紹介します。確認するのは枠の左上の数字がポイントになります。専門用語で「山星(やまほし)」と呼び、 山星とは健康運や対人運、そして出世運などの金運以外すべての運気を司る、非常に重要な運気です。上図のケースでは、”北と南の方角に、健康運がある”ことが飛星チャートを分析することで判明します。そして ”健康運の方角に「寝室」”を配置することで、運気をよくする間取りの図面作成が可能と判断されます。今回の上図の間取り図面では、南の方角に和室(寝室)があり、「健康運」を引き寄せる部屋があり吉であることが判明します。良い運気と良く使用する部屋を合わせることが、良い間取りの作り方の基本となります。
不運を避ける間取りの作り方
画像:間取り図面と不運の方角を示した飛星チャートの図
最後に、飛星チャートから”不運の方角”を探す仕組みをご紹介します。不運とは災いも含んでおり、水星と山星の両方の枠の数字から判断を行います。今回の場合は”建物の中央と北西の方角に、不運が巡る”ことが分かります。重要なのは、この「不運」は必ずどこかの方角に流れ、必ずどこかの間取りに配置しないといけないことです。理想的な状況としては ”不運の方角には「階段」「トイレ」「収納」”が配置される間取り図面が良い気を守ることにつながります。上図の間取り図面では、北西に「玄関」が配置されており、「不運」の気が働きやすい凶相の室内環境となることが判明します。気の流れを良くするには、「不運」の方角に大事な「玄関」などを配置しないことが、良い運気を生み出す間取り図面の作り方の基本となります。
世界で活躍する風水大師の理想的な家づくりの手順
では、世界で活躍されておられる風水大師は、いくつもある流派をどのように家づくりに使用するのでしょうか。IFSA国際風水協会の先生から私が学んだ6つの手順をご紹介します。流派を学んだ上級者向けの理想的な最強運の間取りの家づくりに、参考となる重要項目です。
1.場所の選定には、巒頭派。 | 候補地から、山水形勢による土地環境を調査して、龍のエネルギーが流れる良い土地を探すことです(外家巒頭派と呼ばれます)。 |
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2.家の中心と向きを選ぶには、巒頭派と三元派・三合派と玄空飛星派。 | 購入した土地の中で、最適な建物の位置を選ぶには、まず凶の方角を避けることです。この場合、三元派の二元八運による”運卦”の採用と、三合派による”黄泉八殺・人盤”の採用により、悪い影響を受けない方角を特定します。そして、最終的には三元九運の玄空飛星派により、”排龍訣”による吉方角の判断と”幸運チャート”が使用できるようにします。 |
3.間取り図面を作成するには、玄空飛星派と三合派。 | ”金運が巡る方角に玄関”を配置して、”健康運が巡る方角に寝室”を配置など、良い運気が流れる最強の間取りへと導くには玄空飛星派を使用します。さらに運気の強化には、三合派の五鬼運財水法を使い、玄関や人の動きを調節します。 |
4.道路や道の動きを吉にするには、玄空飛星派と三合派。 | 道の動きを吉の運気に変える技術として、チャートから計算された方角から「剋入・生入」の理論を用いて、良い気を強める道の流れへを作ります。そして、三合派の”龍門八局水法”や”三合水法”、”九星水法”を用いて吉の方角を活かした水の流れを作ることで、土地の良い気を集めます。 |
5.家の内装には、巒頭派と玄空飛星派。 | 間取り毎の室内空間と運気の相性は、玄空飛星派により決定されます。そして相性の良い”壁紙の色”や”装飾品”なども、「水星や山星」によって決定されます。また良い気を生み出すための”ベット”や”テレビやソファー”などのインテリの配置、部屋ごとの扉や形、天井のデザイン、照明の配置もすべて内家巒頭を使用します。 |
6.年運や月運による時間の運気のメンテナスは、玄空飛星派。 | 毎年、運気の影響が切り替わり、調節が必要になります。これは「年運」「月運」と呼ばれ、玄飛飛星派を使用します。時間の変化しにより、方角ごとに気の特性が変化することで引きおこる問題や成功の影響を調査して気の流れを良くしていく作業です。 |
上級者向けの効果的な運気の良い間取りづくりは、1日や2日の独学の勉強で出来る程、単純な内容ではありませんが、知ることで”商業的な風水に似せた知識”に惑わされることなく、正しい選択が出来るようになります。初めて知った方がおられましたら是非、風水の世界にのめり込んで、将来を輝かせるきっかけにしてください。
抑えるべき運気の良い間取りの家づくりの土地環境、厳選8選!
画像:間取りの設計図面とテーマ
知られていない事実として、土地環境の特性や建物の配置など、運気の良い間取りの家づくりの優先度があります。しかし、どのような状況下でも共通する抑えるべき対策があります。それがご紹介する8つです。これら8つの対策は図面作成よりも先に取り組むべきプロの風水師も重要視するポイントです。これにより、風水を意識した間取りの効果が高まります。是非、焦らずに取り組んでいきましょう。
- ① 外家巒頭による凶相の土地の回避
- ② 明堂の確保
- ③ 靠山の確保
- ④ 四神相応の空間の確保
- ⑤ 内明堂の確保
- ⑥ 壁の設置
- ⑦ 幸運と不運の間取りの形
- ⑧ 外観(エクステリア)の重要性
①外家巒頭による凶相の土地の回避
画像:風水の土地の凶相のチェック項目
外家巒頭(がいけらんとう)とは、建物を中心とした周辺の土地環境の気の流れ・外部からの影響(吉凶禍福)を判断する方法で、その定義は非常に広範囲です。そこで本稿では風水師が一番最初に学ぶ、基本中の基本となる抑えるべき土地環境の思想をご紹介します。
正しい土地の選定は大事です
土地環境により気の流れは良くも悪くもなり、特に凶相の土地を購入した場合は、悪い気を弱める対策のために建築費用の増大や間取りの制限といった悩みや課題が発生し、”百害あって一利なし”の状況になります。運を気にした間取り図面作成を実施しても、その基礎となる”よい運気を生み出せる土地環境”でなければ、どれだけ設計図面に時間を費やしても「金運」や「健康運」を引き寄せることは出来ません。運気が良い間取りを作るには、良い気が作られる良い土地(吉相)を選定する必要があり、その条件を知っていることが重要になります。そのため、正しい土地の選定を知る事が大事です。
正しい凶相を知ることは、良い間取りづくりの下準備です
購入予定の土地(分譲地)や建物の環境の吉凶禍福を知ることは、運気を上げる良い間取りづくりの下準備となる、重要な作業です。その中でも運気を壊す土地環境となる ”凶相を知って、不運を避ける”ことは、効果的に運気アップが期待できる風水を意識した図面作成につながります。古代中国の思想では現地で調査をすることが必須でしたが、現代では「Googleマップ」のツールを使うことも有効です。購入予定の土地の検索が出来て、現地に行かなくても凶相であるかどうかの判断が可能です。ここでは”Googleマップで簡単に確認できる9つの凶相の見分け方”をご紹介します。
1.穿臂水(せんひすい)
画像:建物の右側が道がある、穿臂水の土地です。
建物の左右のどちらかに、道や川の流れがある土地です。角地は全て、無条件でこの凶相になります。特に建物の左側に道や川がある状態は注意とされ、抑えるべき土地の選定条件となります。結婚運や家庭運の低迷になります。
『地理啖蔗禄』著
2.割脚水(かっきゃくすい)
画像:建物の周辺が開けて何もない、割脚水の土地です。
周辺に隣接した建物や遮蔽物が無い、孤立した土地です。高層マンションなどがこの状態になりやすい傾向にあります。運気の良い間取りが完成しても、その気が守られず、せっかくの家の気が散りやすい凶相の一つです。対人運や健康運の問題に注意が必要です。
3.T字殺(てぃーじさつ)
画像:建物が道のT字路の突き当りにある状態。T字殺となる土地です。
別名を路冲殺(ろちゅうさつ)とも呼ばれ、川や道が建物に対して真っ直ぐに向かってくる状態の事を示し、凶相の一つです。土地の気を壊すとされ忌み嫌われます。良い間取りを作成しても、怪我や事故の暗示となり、健康運に影響します。特に金運に影響し、ビジネスの面では避けるべき土地となります。
4.鎌刃煞(れんとうさつ)
画像:川の流れが土地に対して、反っている鎌刃殺の土地です。
川や道路が、建物に対して鎌(刃物)のように反った外側の土地を示します。土地に流れる気が斬られるとされ、運気が溜まり難いとされる凶相です。特にこのように2つの道に分断されるような家は、風水の効果が期待しがたい状況となります。
5. 尖角殺(せんかくさつ)
画像:土地の目の前に、建物の角が向いている土地。典型的な危険な尖角殺の土地です。
建物の土地周辺にある角のデザインを示します。鋭角な角は、その向けられた建物に対して悪い影響をもたらすとされます。有名な凶相で、血液関連の病気や精神不安などに影響します。
6.探頭殺(たんとうさつ)
画像:都心部の探頭殺の画像です。多くのビルが、頭を出しているように見える情景です。
これは、建物同士が頭を覗いて自分の建物を除いているような情景を示します。都心部で多い構造です。幽霊などの気の不安定を起こします。
7.相生(そうしょう)、相剋(そうこく)
画像:一般非公開とさせて頂きます。
陰陽五行による周辺環境の関係です。見えるもの全ては五行に置きかえられ、自身の建物と周辺の建物の形との相性から吉凶を見るのモノです。専門用語で「相生・相剋」と呼び、相性が悪い場合は運の低迷となり避けるべき土地と判断されます。
8.死巷屋(しこうや)
画像:行き止まりにある建物の土地で、有名な死巷屋です。
裏路地などで見かける、路地の突き当りの土地です。気の流れが止まってしまう、典型的な凶相の土地です。どれだけよい気の流れや間取り作りを意識しても、仕事運や出世運の低迷はもちろん、子孫繁栄への影響が懸念される避けるべき土地です。
9.火車殺(かしゃさつ)
画像:土地の目の前に、線路がある火車殺の土地です。
電車が通る線路が目の前を通る土地です。明らかな凶相の土地とされ、嫌われる環境です。気が安定せず、常に電車によるスキール音など、良い気を求めることが難しいです。金運や健康運の低下をもたらします。
詳しくは、巒頭派をご参照ください。
②明堂の確保
画像:広い空間が広がり、気に満ちた明堂のイメージ写真。
明堂(めいどう)とは、建物の正面の空間のことです。気は土地環境によってつくられ、気は風によって運ばれます。運気の基となる” 気を多く溜められる場所”が、良い間取りを作る最初の条件となります。その空間は、風水の専門用語で明堂と呼ばれ、”金運や仕事運アップ”につながる大切な方角です。ビジネスの風水を気にされている方は、必須の空間となる 良い運気を生み出す家づくりには欠かせない、抑えるべき条件の一つとなります。家の正面の空間である「明堂」は、以下の4つが条件になります。
- 太陽光が入り、明るいこと(採光による効果)
- 綺麗で、清潔であること(視覚的な効果)
- 大きなビルや、遮蔽物がないこと(風の保護)
- 大きな空間があり、穏やかであること(気の安定)
この条件は、良い気は風によって運ばれる概念から派生しており、現代の風水の間取り作成においても重要です。もう少し詳しく考え方を記載していきます。
1.太陽光が入り、明るいこと(採光による効果)
気はエネルギーとして捉えられます。そしてエネルギーは”光であり熱”でもあります。太陽光はこの2つの力をもっており、環境の気の流れを左右する重要なポイントになります。通常の家づくりにも、間取りの部屋ごとの採光量は法律により定められており、”有効採光面積は、住宅の場合、居室の床面積の7分の1以上が必要”とされおります(国土交通省HPの採光量より抜粋)。建物に住む人にとって太陽光(採光)が重要なように、運気の吉凶禍福にも大きく影響します。どんなに良い運気の間取りでも、そのパワーの源が無ければ、運気アップは望めません。明堂の明るさは非常に大切です。
2.綺麗で、清潔であること(視覚的な効果)
家の前がいつも汚い状況を好む方はいません。風水の合言葉に”美しい景色は、美しい気を生む”があります。家の正面がいつも綺麗で清潔であることは、そこに住む人に良い感情を与え、良い気を生み出すと考えます。
- 毎日、汚い景色を見て心が明るくなりますか?
- 毎日、ゴミが散乱する景色を見て人に優しくなれますか?
人もまた、気を生み出すエネルギーの塊です。気が集まる明堂が美しく綺麗であることは、その気が入る家にも良い影響を与え、住む人にも良い精神状態をもたらし、結果的に運気アップにつながります。
3.大きなビルなど、遮蔽物がないこと(風の保護)
明堂があっても、その周辺に「大きなビル」や「高層マンション」がある場合、その明堂は意味が無くなる可能性があります。プロの風水師が運気の良い間取りを提案する際、正面の環境をまず調査します。家の前に大きな障害物が確認された場合、家づくりの中止を提案するでしょう。風水では高すぎる遮蔽物は「太過(たいか)」と呼び、風の流れを遮る凶相を招くとされます。対策としは、「射(しゃ)」による気を変化させる技術が知られております。
4.大きな空間があり、穏やかであること(気の安定)
運気を大切にする上で重要な事は、広い空間があり、風が穏やかな明堂を確保できる土地に、風水間取りの家を作る事です。エネルギーが無ければ、方角を意識した運気の良い間取り図面を作成しても、その運気は働きません。パワー不足に陥るからです。大きな空間を持つ事で、多くの風を呼び込むことができます。穏やかであることで、安定した気を家に取り込むことで、運気を上げる下準備になります。
③靠山の確保
画像:韓国にある青瓦台は、背後にある北岳山を靠山とする吉相の写真です。
靠山(こうざん)とは、 「建物(土地)の背後にある山、もしくは遮蔽物」のことです。風水で背後は玄武(げんぶ)とも呼ばれます。巒頭派の基本理論として「玄武は貴人(きじん)成り」の教えがあり、 家や土地を守る重要な方角で、”人間関係運や対人運”に影響する運気です。会社員の方は”出世運の向上”を左右する、大切な運気を守ってくれる存在です。「寝室」に出世運を含む幸運の運気が流れる間取りであっても、家の背後に問題がある場合、凶相となります。家の背後の「靠山」は、以下の4つに気を付けましょう。
- 家の背後に、道や川が流れているとNG(劫背水)
- 家の背後に、大きすぎる遮蔽物があるとNG(靠山太過)
- 家の背後に、崖があるとNG(懸崖屋)
- 家の背後に、程よい遮蔽物があると運気アップ(楽山)
1.家の背後に、道や川が流れているとNG(劫背水)
画像:家の背後に川が流れる劫背水の土地です。
家の背後に道や川がながれる環境のことを「劫背水(ごうはいすい)」と呼び、間取りと方角の運気を低迷させます。玄武は安定の気を意味しており、その気が壊されることで、対人運や出世運アップを弱めます。風水では嫌われる土地環境の一つです。対策としては購入しない事が一番ですが、運気の調節により「金運アップ」となる可能性があります。
『地理啖蔗禄』著
2.家の背後に、大きすぎる遮蔽物があるとNG(靠山太過)
風水では環境の調和を大切にします。自分の家よりも大きすぎる遮蔽物(建物)があることを「靠山太過(こうざんたいか)」と呼びます。高低差のバランスが悪い状況で、調和が壊れて気が乱れると考えます。都心部でよく見る環境で、高層マンションにすぐ近くにある家などは、この凶相になり注意が必要です。せっかく運気が良い風水間取りの作成を行っても、精神的なストレスによる健康運の低迷を引き越す可能性があり、避けるべき土地環境です。対策は「射(しゃ)」の技術を利用する方法が有効とされます。
3.家の背後に、崖があるとNG(懸崖屋)
山間部や丘陵に建てられた家で確認される崖の上にある、見晴らしの良い土地環境のことを、「懸崖屋(けんがいや)」と呼びます。「明堂」の説明では”太陽光が入り、明るいこと。大きな空間があり、穏やかであること”が、良い気が生み出される条件とご紹介しました。この考え方から「崖の上は風水では良いのでは?」と、多くの方が間違われます。残念ながら見晴らしの良い崖の上は、健康運を低下させる凶相となるNGの土地環境です。
【事例】崖の上にあった昔の祖父母の家。
画像:家の背後が崖になっている家の写真(懸崖屋の事例)。
30年以上前に、今は亡き祖父の家があった土地環境の画像です。完全な崖ギリギリの土地に家が建てられ、背後には”有名な観光地が見下ろせる広い景色が広がるバーのある間取り”となる「懸崖屋」の土地環境でした。祖父は会社経営をしており、 この土地に家を建ててから業績が伸び、会社は大きく成長を遂げておりました(部下には非公開ながら、有名な奥様を持つ某有名ホテルチェーンの創業者の方がおります)。”明堂の確保は金運や仕事運アップにつながる”良い事例でもあります。しかし祖父はその後、 会社を解体・売却しました。その理由は”目の手術に体調不良(後に癌)の発症”などが原因による健康問題が発生した為です。この事例は、「懸崖屋」が風水のハイリスク・ハイリターンの土地環境であることを教えてくれています。
4.家の背後に、程よい遮蔽物があると運気アップ(楽山)
家の背後に、丁度よい高さの遮蔽物があると運気がアップします。これは別名:楽山(らくさん)とも呼ばれ、対人運や出世運を上げてくれます。背後の遮蔽物は、古代中国でそこに住む人にエネルギーを供給し、気の流れを安定させると考えます。運気の良い間取りづくりを実施する上でかかせない方法です。家だけではなく陰宅(お墓)でも重要視される方角で、子孫繁栄の運気向上の必須条件です。「土地の背後には、何もない方が明るくて良い」という方が多いですが、運気アップのために必要な方法です。もし背後に何もない場合、気を守るために、風水的な壁の設置などによる対策が必要になります。
④四神相応の空間の確保
画像:風水の最高傑作となる紫禁城の獅子。
抑えるべき良い運気が流れる土地環境の定義は、非常に広いのですが、本稿では 巒頭派風水の基本となる”四神相応(しじんそうおう)の空間”をおススメしております。古代中国の風水師によって伝承されてきた、土地の前後左右の周辺の砂(さ)と呼ばれる遮蔽物から、運気の良い土地を選定する方法で、四神である青龍(せいりゅう)・朱雀(すざく)・白虎(びゃっこ)・玄武(げんぶ)によって守られる場所を吉相とする考え方です。
気の流れがよい土地の探し方
当事務所がおススメする、気の流れが良い土地探しは”四神相応を利用した土地環境”です。風水間取りの家づくりの必要最低限の良い気が流れる土地環境の探し方で重要なのは、運気をダメにする凶相を避けて、基本に沿った四神相応の条件が整っていることです。その条件は「家の前が開けており、左右と背後に建物(遮蔽物)がある土地環境」です。この探し方は簡単に誰でも出来る、運気が上げるための土地探しの基準です。住む人に影響する運気を安定させるために、必要な知識です。
四神相応を利用した土地探しの定義
朱雀 | 家の前は広く開けて、綺麗で景色が良い |
---|---|
青龍と白虎 | 家の左右に建物があり、高さも程よい |
玄武 | 家の背後に建物があり、気が安定している |
上記の定義を基本として、その土地に変な人が住んでいないか、空気が綺麗か、良い家が建てることができそうか、意識しながら良い気が作り出される土地探しの参考になさってください。
日本での四神相応の定義
余談ではありますが日本では、以下の様に「四神相応」の定義が広まっており、当事務所の定義とは異なります。
- 東に川あり、青龍となる
- 南に沢あり、朱雀となる
- 西に道あり、白虎となる
- 北に山あり、玄武となる
これらが四神(別名:四禽)とされており、有名な京都の地形の様に、東西南北の合致が条件とされます。しかし古代中国の伝統風水では関係がなく、純粋に”前後左右による四神相応の配置が基本”となります。
⑤内明堂の空間
画像:風水の最高傑作、紫禁城の午門。
内明堂(うちめいどう)とは、購入した敷地内部に気を集める空間のことを指します。例えば一般的な家づくりなら「正面にある駐車場」などです。理想的な間取りは、正面側に大きな空間を設けることです。風水で内明堂は収入と関係しており、設置することで 効果的に財運アップにつなげることになります。
地方では問題ないのですが、土地が狭い都心部では敷地面積が限られており、運気を集める空間が作れないことがあります。良い気が流れる場所でも、その気を受け止める内明堂が無ければ、意味を成しません。この内明堂の空間づくりは意図的に行う必要があり、下記のように設計の段階から細かく計画的にデザインする努力が必要です。
間取りの大きさから見直す
まず最初に設計自体の「間取りの大きさ」を検討する必要があります。敷地面積が小さい場合、内明堂の空間を取るために「間取り」を小さくする調整が必要となり、財運の獲得とのバランスが要求されます。収入を向上させる対策は、間取りの大きさの調節からスタートし、多くの風水鑑定のご契約者様が悩まれた内容の一つです。運気の良い風水間取りの家づくりは、ここから始まります。
⑥壁の設置
画像:京都御所の鬼門封じの壁の設置方法です。
ここまでお読み頂けましたら、”風水の基本は土地環境の影響”であることがご理解頂けるはずです。気の流れは間取りで作られるのではなく、風によって運ばれるからです。その気を運気として利用して、金運や健康運として活用することが目的だからです。壁を設置することにより、” 風によって運ばれる気を多く獲得する事が、運気アップの秘訣”となります。その為にも下記の様な壁を設置して、少しでも敷地に入ってきた多くの良い気を逃がさないように対策を実施しましょう。
背後と左右に、壁を設置して気を安定させる
基本的な壁の設置方法は、古代中国や日本でもよく見られた背後と左右に壁を設置することです。家を中心にしてその周りを囲むことで、風によって運ばれてきた気を取り込む構造です。これは以下の運気アップの方法につながります。
- 背後の壁は玄武
- 左側の壁は青龍
- 右側の壁は白虎
これにより、風水の教えでもある”気の流れを保護する四神相応の構造”が簡易的に作ることが出来ます。残念なことに、現代の家づくりは予算の関係で、壁を作らない方が非常に多いです。これは風水間取りの考え方では、運気の低下を招く行為であることにつながります。今の皆様でしたら、ご理解頂けるでしょう。気が溜まらないことは、財運も溜まらないことになるからです。
風水師と壁の設置アイデア
正しい知識を持った風水師であれば必ず、家づくりの壁のデザイン案をご提案します。なぜなら、壁には他にも以下の様な対策が出来るからです。
- 凶環境の回避(化殺)
- 風水の魔方陣の作成
- 強い運気の創造
運気の良い間取り作成には、風によって運ばれてくる気を利用する必要があります。言い換えれば、その風を利用して新たな運気を作る事も可能だと言う事です。多くの方は、運気は間取りだけで作られると思われがちですが、それは間違いです。運気は土地環境が作るので、意図的に流れを演出することで、良い気を人工的に生み出すアイデアが古代中国でつくられました。健康運アップや金運・仕事運アップの壁、さらには知識運アップの壁の設置方法まで、アイデアとして現在に伝承されております。奥深い風水の世界にご興味をもって頂けましたでしょうか。
⑦幸運と不運の間取りの形
古代中国の風水の思想の中に、形に応じて幸運を呼ぶ吉相、不運となる凶相があります。この思想を利用して、良い運気を創造する手順の一つとして、間取りの形によって気の流れを調節する方法があります。上記の画像にある16つの間取りの形は、吉凶禍福をもたらす代表的なデザインです。以下に16つの形と玄関と間取りの関係をご紹介します。
画像:風水の教えにある様々な吉相と凶相の間取りの形の種類です。
- 縦長に長い長方形の形で、細い面に玄関がある間取り
- 横長に長い長方形の形で、長い面に玄関がある間取り
- 前方の左右に間取りが伸びた形で、前方に玄関がある間取り
- 後方の左右に間取りが伸びた形で、前方に玄関がある間取り
- 台形の形で、細い面に玄関がある間取り
- 台形の形で、長い面に玄関がある間取り
- Y字型の形で、Yの中に玄関がある間取り
- Y字型の形で、細い面に玄関がある間取り
- 正面に半円の形があり、半円に玄関がある間取り
- 背後に半円の形があり、前方に玄関がある間取り
- 八角形の形をした間取り
- 円形の形で、中心に中庭がある間取り
- 前方が斜めの形で、前方に玄関がある間取り
- 一部が斜めの形
- 前後左右に間取りが伸びた形
- L字型の間取り
【事例】幸運の運気の流れ作る間取りの形
画像:幸運の運気を引き寄せるY字型の風水の間取りの吉相の一つです。
幸運の運気を作ってくれる吉相の間取りの形の一つは、この「7.Y字型の形で、Yの中に玄関がある間取り」です。選択肢の一つとして、気の流れを効果的に生かしてくれる運気アップにつながる有名な形です。「家相学」を学ばれている方は、疑問に思われるでしょう。いびつな形は凶相になるのではないか?と。ここで事例を2つご紹介したいと思います。
①米国ラスベガスにあるベラージオホテル
米国が有名な”風水大国”であることは、大学で風水を研究する機関が創設された事実を知ると、信じて頂けますでしょうか。元・大統領であるトランプ氏は、風水顧問がいることも公表しています。また、私がこの事務所を起ち上げてからの合言葉があります。
お金が集まる所に、風水師あり
画像:ラスベガスにあるカジノホテルのベラージオ。幸運のY字型の形をした間取りになっている事例。
上空写真を確認すると、Y字型を採用した幸運を引き寄せる、運気が良くなる間取りの建物であることが判明します。家相学では凶相の判断となり、不運を招く形として避けられるいびつな建物のデザインですが、ベラージオは25年以上、事業繁栄を保ち続けております。1998年10月開業となりますので、アメリカでは20年以上も前から良い運気の間取りが採用されていたことが判明します。素晴らしいのは、噴水を用いることで運気を増大させ、 気を集める構造が完成された風水間取りの最高傑作です。風水師の名士による作品であることが分かる、強運気を生み出す良い事例です。そのことを示すかのように、ベラージオは開業以来、ラスベガスのシンボル的な存在として君臨している建物です。
②日本で建築されたY字型のとある企業様の社屋
私がご契約者様の風水的に良い気が流れる工業用地探しで、偶然見つけた日本にあるY字型のとある企業様の社屋です。百聞一見にしかずと申します。まずはご覧ください。
画像:日本の某工業地に建設された、Y字型の企業社屋の上空写真。
風水の仕事に携わる者として、”美しい”の一言に尽きる建物です。吉相の一つである Y字型を美しい曲線で表現した間取りは、良い気の流れを生み出す運気の向上につながります。また、建物の角度から導かれた理気(目に見えない運気)と間取りとの相性も良く、特に「金運」を上げる為の対策が施されており、設計図面と風水間取りが融合した素晴らしい作品です。事例として、建物の中央には「八卦の天窓」が作られており、金運アップの対策です。家相学では、建物の中央に天窓を作る事は太極を壊すためにNGとされますが、伝統風水の思想では条件次第では良い気をもたらす吉相になります。
不運となる凶相の間取りの形
では、ここからは不運となる凶相の間取りの形についてご紹介します。良くない気を生み出してしまう避けるべき形の一つは、以下になります。
- 1.縦長に長い長方形の形で、細い面に玄関がある間取り
こちらが、風水では良くないとされる凶相の間取りです。
画像:風水の凶相となる良くない間取りの形の一つです。
良く知られている家相の吉相の条件に、「いびつな間取りはNGなので、すっきりとした長方形の形が吉」と言われますが、これは風水の思想では間違いです。 良い風水間取りとは、土地環境によってもたらされた気を多く利用して、金運や健康運に活用する事で運気アップを目標とする家づくりです。ここで注目すべきは、”土地環境にある気を多く利用する”ことが重要であることです。どれだけ金運や健康運を上げてくれる間取り図面でも、その気の量が少なければ意味を成しません。以下に、実際の家が密集している地図をご紹介します。
画像:凶相の間取りの形をした家と、気が低迷する死巷屋の土地環境の画像。避けるべき事例。
縦長に長い間取りの形をした家が建ち並んでいます。そして土地環境は、行き止まりの宅地である気が低迷する「死巷屋」の凶相の土地です。良くない土地と良くない間取りが揃い、引き寄せの法則がみられる避けるべき事例です。この条件下では、良い気を生み出すことは至難の業になります。 対策は、凶相になるとわかっている土地環境を避けることが重要になる良い事例です。
【事例】不運を呼んだ事故物件の間取りの実例です。
2020年に、当事務所が風水で運気の良い”中古の物件探し”のご依頼を受けた時に見つけた、危険な間取りです。では実際に、ご紹介します。
画像:凶相の建物がある土地の地図。細長い間取りが特徴的。
土地全域の特徴として、細長い建物が多く建ち並んでいます。特に今回ご紹介しますのは、その中でも特に縦長に長い特徴的な間取りでした。実際の内容をご覧ください。
画像:縦長に長い長方形の間取り図面。細い面に玄関がある凶相の構造です。
今の皆さんでしたらすぐに、ご判断できるかと思います。明らかに運気に嫌われる凶相の条件が、すぐに確認できます。
- 1.縦長に長い長方形の形で、細い面に玄関がある間取り
良い気の流れを最大限に活かすには、”目に見えない運気の種類と量”の両方を調節することが重要です。この構造は、建物の面積(気の流れる容量)と玄関側の面積(気を取り入れる容量)のバランスが取れておりません。この間取りを使用する人は気の量が足りず、人生に大きな問題が生じる可能性を示唆しております。
結果としてご契約者より、「こちらを使用しておられた方は、こちらの建物内で、自ら人生の最後を選択されていました」とのご報告を頂きました。通称:事故物件であることを、鑑定後にお教え頂きました。
このように、”幸運と不運の間取りの形”を正確に知る事で、不運を招く間取りを避けて、良い気を生み出す家づくりの選択が出来るようになります。皆さんも16つの形と玄関と間取りの関係から、吉凶禍福を理論的に導いてみて下さい。
⑧外観(エクステリア)の重要性
画像:ペニンシュラ東京の正面写真。美しい外観が、良い気を迎える様子が見られます。
最強の風水間取り対策となるのが、外観(エクステリア)です。家づくりをお考えの多くの方は、「間取り」に関する生活動線や配置をメインにされ、運気の流れを気にされる方は方角のみに集中されます。しかし風水を活かした間取り作成には、外観(エクステリア)が最重要になります。その理由を、以下にご紹介します。
- 気の流れを生み出すのは、土地環境
- 目に見えない気が建物に入る方角は、外観(エクステリア)で決まる
- 運気は気が入る方角によって、吉凶禍福が決定される
外観(エクステリア)によって、運気が上がる良い間取りが決まる事を意味しており、風水師の最大の秘密です。その為、一番最初に行う作業が外観(エクステリア)作りになります。
金運・仕事運と言った活動的な気の流れは、活動的な環境を必要とし、健康運は穏やかな土地環境を好みます。これらの相性は偶然、合致する事はありません。意図的に風水の知識を用いて間取りの運気と、環境の相性を組み合わせていく作業が必要です。その調節のために”外観(エクステリア)”が重要になり、この作業によって気の流れを良くするのです。
【事例】新築の外観イメージの実際のやり直しを知る
新築の家づくりに欠かせない「設計図面のイメージ画像」を基に、当事務所が実際に関わってきました内容の一部をご紹介します。
1.お洒落なのに、気が生まれない外観の事例です。
画像:新築のイメージ画像。気を生み出さない、いびつな外観の事例。
新築に求められる「熱効率や防犯の向上」の対策として、全国的に多く確認される外観の一つです。非常にお洒落なエクステリアと間取りが特徴ではありますが、 いびつな形は風水間取りでは凶相となりNGです。運気アップの家づくりを目指す場合、このような”いびつな外観”は気が生まれない避けるべき事例です。
2.気が安定しない外観の事例です。
画像:新築の正面と背後の立体外観イメージ。気の流れが安定しない典型的な事例の家です。
この外観イメージの場合、間取り作成に問題があります。正面側と背後側の立体外観イメージから、気の入口が2つあることが風水の知識を用いることで判明します。これは「リビング」と「玄関」の配置による影響です。この家の外観を採用した場合、土地環境によって生み出された気は正面と背後の2つから入ると推定される、 目に見えない運気が安定しない金運や健康運の方角に悪い影響をもたらしてしまう凶相です。間取りと運気の相性を合わせて、運気が上がる良い間取り作成を行うために、避けなければならない事例です。
以上、抑えるべき運気の良い間取りの家づくりのための土地環境の選び方と、図面作成で重要な厳選8選をご紹介しました。風水師の秘密の情報をいくつも掲載しております。土地選びは、運気アップのための下準備となる基礎中の基礎の対策です。皆様にとって、良い未来を開くための知恵でありましたら嬉しい限りです。
運気の良い間取りの家づくりのメリット・デメリット
画像:メリット・デメリットのイメージ
ここまで5つのやるべきことをお伝えしてきました。初めて読んだ方は”これは難しくて大変な作業だな”と感じた方もおられたでしょうか。知識と経験が無い中で、個人で運気の良い風水間取りにするために家づくりをするには、メリット・デメリットがあることを理解した上で、間取り図面の作成を建築士さんと一緒に作っていくことが大事になります。本稿ではそのメリット・デメリットについて簡単に整理していきましょう。
風水間取りの家にするメリット
運気の良い風水間取りの家にする最大のメリットは、「金運や健康運」などの人生に必要な影響力を、意図的に強めるといった操作ができることで、自分の家が” パワースポット”になり、長期間にわたって良い運気を得ることが出来ることです。家づくりは建築確認申請が終わってしまうと大きな変更が出来ず、運気が悪いことが分かっても手が出せなくなります。運気アップのチャンスは、図面作成の時だけです。凶相を回避するための改築やリフォームなどの余計なコストも必要なくなります。
画像:メリットのイメージ
- 良い運気だけを意図的に強めることが出来る
家づくりの段階で風水間取りを採用出来る場合、「玄関や寝室」の配置を良い運気に合わせて変更ができ、意図的に強運の家にすることが出来るようになります。良い気の流れを意識した風水間取りは、自分が必要とする将来のパワーを自由自在に間取りに組み込むことが出来る最高の機会です。そして、良い幸運を得ることが出来る、一度限りのチャンスでもあります。流行のデザインは短期間で飽きますが、運気は長期的にサポートしてくれる魅力的な力となります。
- 不運を最小限に弱めることができる
良い運気を保つための効果的な手段として、「不運」を回避する事が必要になると考えます。風水の調節で最も難しいのは、”不運の影響を弱める”ことです。運気は陰陽の対極で表現されるように、良い運気と悪い運気が混在しており、悪い運気の方が多く流れます。これは完璧に全ての方角に良い気が流れる間取りにする事は出来ないことを意味します。その制限下のなかで、不運を最小限に弱めた家づくりが出来るのは、図面作成の時しかなく、これは大きなメリットになると考えます。
これら2つの取り組みは、家が完成してからでは対応が出来ません。
風水間取りの家づくりのデメリット
一方、運気の良い風水間取りの家づくりに取り組むデメリットがあるか!?と聞かれれば、当事務所では” デメリットは無い”と考察しております。その理由は、世界中のセレブやグローバルカンパニーと呼ばれる超有名な企業が風水師と顧問契約を締結して風水を実践しており、やらない理由はどこにもありません。ですが風水は医療と似ており、絶対的なものではありませんことはご理解して実施しましょう。
画像:デメリットのイメージ
- 良い運気の影響力に個人差がある
良い気の流れが出来ても、その効果が出るには個人差があります。「億万長者になりたい」という方であれば、金運アップにより仕事運を強化する対策を実施しますが、全員がなれる訳ではありません。個人差の象徴である”運勢の強弱”によって、先天的に運が強い人と弱い人がおられ、風水間取りは補助的なサポートに留まります。ですが運勢が弱い方ほど、良い運気の影響が無ければさらに悪い人生を招くことになります。運勢が強い人ほど、良い運気の影響によりさらに人生が好転していく傾向にあります。もちろん、個人差があることは確認されます。
- 正しい知識とノウハウの習得に時間とコストがかかる
正しく良い気が流れる風水間取りの家を作るには、正しく設計と風水の知識と合致できるノウハウが絶対的に必要になり、時間とコストがかかります。特に風水は一つの考えに集約されておらず、個別の流派と先生がおられ、自分の目と経験によって、どの流派と先生が正しいかを判別する必要があり、最も重要な作業になるのではないでしょうか。この判別に時間とコストがかかると考えます。
悪い間取りの事例から風水を学ぶ
画像:北國新聞文化センター金沢本部にて風水教室を行っていた頃の講義の様子(2011年の撮影)
ここまで運気を上げる為の家づくりに役立つ情報をご紹介しましたが、 需要な事は”悪い間取り”を作らないことです。古代中国に”予防は治療より、はるかに勝る”と言うことわざがあります。悪いことが起きる前に、運気の対策や予防策を講じることが必要です。本稿では当事務所がご契約を頂いた”実際の鑑定実績”の中から、実用的な風水を学ぶことが出来る”悪い事例”と”良い運気の事例”をご紹介します。
新築の悪い間取りの事例
ご依頼者様は、運気の良い幸運の「中古の家の賃貸物件」をお探しでした。その候補物件の中から、この”間取りでも借りても大丈夫かどうか”の吉凶禍福の判断のご依頼を頂きました。賃貸物件の風水鑑定で必要なことは、以下の4つの調査です。
- 外家巒頭:建物が建っている土地の周辺環境の調査
- 内家巒頭:間取り内部の構造の調査
- 理気の計算:運気が作られる向(こう)の調査
- 理気の相性:間取りと運気の相性の調査
建築年月日は2004年8月に建築確認申請済み。
2014年に賃貸として登録。
1.外家巒頭=建物が建っている土地の周辺環境の調査
画像:風水鑑定を実施した当時の家の周辺の上空写真
外家巒頭とは、目に見える土地環境の吉凶禍福の判断のことでしたね。今回の「中古の家の賃貸物件」の事例は、風水の凶相が大きく2つ確認されます。
①玄武空亡(げんぶくうぼう) | 風水で土地の背後側は「玄武」=安定・安全の象徴であり、子孫繁栄に関与する重要なポイントです。この玄武が無い環境を『玄武空亡』とよび、運気の低迷を暗示する凶相です。 |
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②左右空欠(さゆうくうけつ) | 家の左右に安定した物体が何もない土地環境です。家が孤立した状況で、風水ではそこに住む男女運の低迷を暗示する凶相です。 |
運気を作り出す土地環境で重要なのは、家の周辺が安定している事です。簡単な法則は前後左右の山水形勢にあり、これは巒頭派の基本です。今回のご依頼の土地は、左右と背後の環境に問題があり、幸運な土地の必要最低限の条件が整っておりません。新築から10年も経たずに、賃貸となった事例の背景の要因が確認されます。
住宅地などの分譲地では、将来の変化を見越した土地選びが、良い気の流れを得る為にも求められます。
2.内家巒頭:間取り内部の構造の調査
画像:風水で問題のある1Fの間取り図面
目に見える内装から、運気を下げてしまう間取りのデザインの説明です。復習ですが、間取り内部の構造のこと本場中国では「内家巒頭(ないけらんとう)」と言いましたね。この分野では間取りの内部構造から吉凶禍福を判断します。今回の中古物件の事例の1Fで確認される間取りの凶相は3つです。
①漏財宅(ろうざいたく) | 玄関に入ってすぐ目の目に「階段の下り」がある間取りは、外に気が漏れ出す構造です。運気を貯める必要があるのに、これは気に嫌われる構造となり凶相です。 |
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②角殺(かどさつ) | 風水は調和を好み人と同じくトゲトゲしいより、角の無い間取りが好まれます。今回の間取りは、角が非常に多い、風水間取りとは言い難い殺気に満ちた構造となり運気が壊れる凶相です。 |
③臭気(しゅうき) | 外から気を取り込む「玄関」の近くに、「トイレ(臭気)」がある間取りデザインです。せっかく家の中に取り込んだ気が、すぐに汚れて家全体の運気が低下します。 |
続いて2Fの内装を確認します。2Fは寝室がメインとなります。 風水で寝室は”気を蓄える場所”です。そのため、 会社員の方などは出世運などに影響する重要な運気を左右します。今回の間取りは、2つの凶相があります。
画像:風水で凶相が2つ確認される2Fの間取り
①対沖(たいちゅう) | 風水は気の調和が好まれます。注意として部屋の扉と扉が向かい合う「寝室」の間取りは対立相となり凶の暗示です。今回の場合、主寝室と子供部屋の扉が向かい合う対沖の構造となり、争いの暗示です。 |
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②角殺(かどさつ) | すでに説明済です。 |
3.理気の計算:運気が作られる向(こう)の調査
次に実施するのは、目に見えない運気の特定作業です。また復習になりますが、家の間取りに流れる運気の計算には、運気が作られる方角である向(こう)が必要でしたね。その 向(こう)を特定するには、家の周辺の環境を調査する必要があります。重要なのは、家と土地の相性です。運気が作られる方角には、多くの気が集まる必要があります。そして、気が家の中に入りやすいデザインがあることで向(こう)が決定します。
画像:運気が作られる家の周辺の写真。守秘義務契約の為、画像処理あり
上記の写真は今回の事例の家の北東側と南西側の画像で、この方角には広い空間があり、気の流れが簡単に感じ取ることが出来ます。向(こう)を探す注意点は” 多くの気が作られる方角は広い空間がある”ことです。多くの方が素人考えで”運気は間取り内部の玄関で作られる”と思込み、計算を誤る事です。これはプロの風水師でも間違える難しい作業ですので、自信が無い方は特に要注意です。今回の中古の賃貸物件の事例の場合、北東側(鬼門)に気の流れが集まることが判明しました。
4.理気の相性:間取りと運気の相性の調査
画像:中古の賃貸物件に入る風水運気の方角
風水の角度の調査から確認できる項目事項は、以下の9つになります。
- 運気が入る方位は54°
- 大空亡は有り、凶角度
- 中線・亀甲空亡:無し
- 申座寅向
- 卦は6の下元で左輔8
- 384爻は無し
- 天盤:艮の陰回り
- 百二十龍分金:無し
- 黄泉八殺:寅と卯
目に見えない運気を特定する為に必要な2つの情報が揃いました。
- 竣工年は2005年
- 向(こう)は54°の申座寅向
画像:54°の風水運気の8運申座寅向の飛星チャート。
8運の上山下水と三盤卦と大空亡 | 不運と運気低迷の暗示 人間関係の悪化と不安定の暗示 相反する幸運の暗示 子孫低迷の暗示 |
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中古の賃貸物件の間取りに流れる運気が、判明します。以下に、その気の流れを方角ごとにご紹介します。
ご入居~2023年の期間中 | No.1金運は南西側(裏鬼門) No.2金運は東側 No.1幸運は北東側(鬼門) No.2幸運は南側 良くない不運は北東側(鬼門)と中央に流れる |
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以上の情報により、家と方角の相性から運気の吉凶禍福が丸裸にされます。これでようやく、ご依頼である「この”間取りでも借りても大丈夫かどうか”の吉凶禍福の判断」が出来るようになります。皆さんもご一緒に、1Fと2Fの間取りと運気の相性から分かる風水の影響をご覧ください。
画像:中古の賃貸物件の1Fの間取り内部に流れる金運の方角
①1Fの間取りと金運の相性から分かる事。
一番最初に確認するのは、家全体の気の流れに影響する「玄関」と運気の相性です。 玄関は間取りの北東側(鬼門)にあり、今回の飛星チャートの計算では北東側に不運が流れます。相性は良くない不運の気で”玄関と不運の影響により家全体の運気を下げる”要因となります。
続いて確認するのはNo.1金運の影響力です。 No.1金運は間取りの南西側に流れて、その方角にはダイニングがあり相性はよいですが、影響力は弱いです。運をアップできる程の相性ではありませんので、金運の低迷を暗示します。
最後に No.2金運は、間取りの東側に流れます。間取りの東には「和室」があり、落ち着いた空間が演出されておりました。理想的な状況は、金運は活動的な場所に流れることです。これにより金運は活発に働き、家に住む人に運気向上をもたらすと考えます。しかし「和室」はその影響力はありません。つまり、金運の低迷を暗示します。
<風水による専門事項>
黄泉八殺の方角に収気あり災いの暗示。
南西の坤に山脈あり、水星上山の凶暗示。
画像:中古の賃貸物件の2Fの間取り内部に流れる幸運と不運の方角
②2Fの間取りと幸運の相性から分かる事。
2Fですぐに確認する場所は「主寝室」です。今回の中古物件は、”元新築の物件”です。「主寝室」は人間関係や健康運を左右する重要な風水間取りです。10年足らずで賃貸になった理由が分かる可能性が高いです。 主寝室の方角である南西側に流れる運気は「破壊」でした。「破壊」は口による攻撃や健康問題を引き起こす運気の一つで、悪い運気を下げる影響力です。
続いて確認するのは風水で重要なNo.1幸運です。出世運や家庭運、健康運などの良い運気を網羅した輝かしい気の流れです。今回の間取りで、 No.1幸運は北東側(鬼門)に流れておりましたが、その方角には「吹き抜け」と「廊下ホール」があるだけです。これは風水の専門用語で山星下水とよび、幸運が死んでしまう暗示で凶の相性です。
最後に No.2幸運は、間取りの南側に良い幸運の気が流れることになっており、その方角には「子供部屋」が設置されていました。これはよい相性で、お子様の成長に良い影響を与える吉の相性です。
<風水による専門事項>
北東の艮に水あり、山星下水の凶暗示。
風水鑑定の結果から見える最終的な憶測
風水鑑定の結果により、運気の良い中古物件であるかどうかが分かりました。新築の物件として10年前に建てられたこちらの中古の賃貸物件、当事務所の憶測は以下となります。
- 明らかに良くない間取りであった
- ご夫婦に問題があった
- 金銭問題の様子があった
- 何かしらの不幸があった
今回のご契約者様に、以上の内容をお伝えさせて頂きました。その結果、中古物件に至った3つの経緯をお教え頂きました。
- 若いご夫婦がこの新築の家を建てた事
- 入居の後、子供が生まれたが夫婦間の喧嘩が絶えず夫婦関係が破綻しおり
数年で離婚が成立 - 賃貸として登録するに至った事
今回の悪い間取りの事例から学ぶことは、運気と方角の相性を間違えると、そこに住む人に最終的に良くない結果に成りやすい事です。今回は風水の吉凶判断の勉強になる初歩的な内容です。明らかに家づくりの段階で、幸・不幸が決まっておりました。良い気が流れる、運気の良い間取りの家づくりをお考えの方は是非、参考になさってください。
後日談
こちらの中古の賃貸物件、以上の凶暗示を踏まえた上で今回のご契約者様は最終的にご契約をされました。その背景として、当事務所の風水の対策3つを実施した上で、納得の上でのご契約です。
①玄関の対策をする
②ダイニングには風水の調節を行う
③寝室は風水に合わせて寝る
ご入居から10年近く経過しておりますが不幸のご報告はなく、2023年にご新居づくりの為の土地探しのご要望のご連絡を頂き、風水の対策が有効であったことが証明されました。
【まとめ】運気が良い間取りを作るには
間取りづくりで風水を気にされる方は、少なくありません。しかし日本では”家相”や”九星気学”の知識が広まり、「鬼門(北東)や裏鬼門(南西)の方角に玄関やトイレ・水周りの配置は穢れて凶」の知識が風水だと、間違われている方が多いのが現状です。つまり風水を気にされている多くの方が”本物の伝統風水(本場中国の流派の知識)”を全く知らないことを教えてくれています。
当事務所の初期の頃、建築士の方やメーカーの営業さんから最も頂いたご要望は、以下の内容でした。
何か物を置けば、風水間取りでダメでも吉にできますよね!?
日本に限らず世界中でも、販売目的のビジネス風水の現象は知られております。先程の”ニューエイジ風水”に代表されるように、気の流れの調節方法を知らない方にとって、風水はアイテムを購入して置くだけで開運出来る”おまじない”です。そこで当事務所がこの回答に対して、必ず用いる返答です。
構造計算で耐震強度が弱くても、シールを張るだけで耐震強度は強くできますか?
住宅関連の方々からの答えは”No”でした。
柱や壁を増やすか、太く増強する必要があるそうです。伝統風水も同じく、運気を強くするには流派の法則に従って、方角の気の流れと間取りに合わせて配置を修正する必要があります。古代中国から伝わる正しい伝統風水の原理は、運気は土地環境によってもたらされ、方角の影響により気の流れが左右されることを教えてくれているからです。特に現代の家は、風水が誕生した古代中国の住宅とは大きく変化しており、構造や設備などが発展しており、運気アップを目指した間取りの家づくりで求められる確認事項はさらに増えております。
風水を気にした間取りづくりはやる!やらない!の究極の2択です
目に見えない分野だからこそ、中途半端に、適当に実施してもその効果は期待できないものになります。”不運にはなり易くても、幸運にはなり難い”のが現状です。強運を手に入れる最大のチャンスは、家づくりを行う前です。
甘い言葉に騙されて惑わされないよう、本稿では本物の知識を用いた内容をご紹介してきました。これらの知識は、皆さんの人生を力強くする可能性のチャンスを正しく実践するための種になります。一生に一度の可能性が高い”運気が良い間取りづくり”が出来る最大のチャンスを、逃さないでください。