IFSA国際風水協会盧恆立風水命理訓練課程上級風水師訓練課程修了者
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
Last updated 2024-10-10
 

量子力学から運気とは何かを考えよう!

 
 
人に流れる気のイメージ画像

画像:人に流れる気のイメージ

 
 

量子力学(りょうしりきがく)とは、現代物理学の根幹を成す新たな学問の事です。分子や原子あるいはそれを構成する電子などのマイクロを対象とした微視的な物理現象の力学の事です。目に見ない風水の運気と量子力学は似た性質を持っていると、私は考えております。そしていつの日か、謎とされてきた運気と呼ばれる気の流れの性質や対象を解き明かしてくれると、私は期待しております。
 
 
 

より抜粋

量子とは、粒子と波の性質をあわせ持った、とても小さな物質やエネルギーの単位のことです。物質を形作っている原子そのものや、原子を形作っているさらに小さな電子・中性子・陽子といったものが代表選手です。光を粒子としてみたときの光子やニュートリノやクォーク、ミュオンなどといった素粒子も量子に含まれます。量子の世界は、原子や分子といったナノサイズ(1メートルの10億分の1)あるいはそれよりも小さな世界です。このような極めて小さな世界では、私たちの身の回りにある物理法則(ニュートン力学や電磁気学)は通用せず、「量子力学」というとても不思議な法則に従っています

出典:文部科学省ホームページ (https://www.mext.go.jp/)

 
 
 
本稿では、風水の運気と呼ばれるモノを”現在の量子力学で判明”している知識から、仮定して考察を行い、無謀にも風水の運気を解き明かすこと目標に記載していきます。
 
 

2024年時点で「量子力学」で判明している宇宙全体の仕組みの解明は、いまだ全体の7%程度とされております。その7%から想像と共に推測される内容から考察を行っておりますので、「へぇ~」と言う気持ちでご覧下さい。

 
 
 
風水師:辻雅也
1979年生まれ。
2002年関西大学工学部卒。
Masaya風水事務所を立ち上げ後、企業・病院から一般の自宅まで、多岐にわたる風水鑑定を手掛ける。
Masaya風水事務所のロゴマーク
 
 
 
 
 
 

風水の運気への疑問の始まり

 
 
気の流れのイメージ画像

画像:気の流れのイメージ

 
 
疑問の始まりは、”世界中のビジネス業界で古典風水である正統派(別名:伝統派)が採用”されているのに、その『科学的な原理(以降、原理で統一)』が一切明かされていない事です。この現象は私には非常に不思議な事に思えました。原理が全く分からない状況下で、 伝統風水の教えとルールに従うと運気が上がる
 
当事務所が”占い業を辞めて風水専門”として10年を超えて、風水事業の運営を行う事が出来たのは単純に、ご契約者様の”業績・売上げ好調”による会社の経営者様からの連続的なご依頼が大きかったからです。業績が伸びれば、数珠つなぎの様にさらに大きなご契約に成長していく。 風水の理論では説明が可能です。しかしその理論背景に、” 科学的な根拠や内容”は含まておらず、私の風水への疑問が生まれるようになりました。
 
 
 
 

古典風水による運気の原理は大きく2つ

 
 
羅盤と山水形勢の景色のイメージ画像

画像:羅盤と山水形勢の景色


 
 
ここで、私が尊敬する”盧先生”はこの様な言葉で説明しています。「巒頭と理気とはコンピューターでいえば、ハードとソフトの様なモノである」と話され、 ”巒頭とは環境の事”であり”理気とは気の流れの事”で、各々が独立して存在する事は出来ないと言う教えです。この2つの良い条件が揃うことで初めて、正確な風水の判断が出来るのです。
 
風水において、環境の条件はもちろんの事、目に見えない気のエネルギーの影響も必要不可欠であり、それを計測するモノが羅盤です。では目に見えない運気の影響とは一体、何を意味していしているのか?。これが疑問の始まりです。
 
ここで頭の中を整理したいと思います。風水の運気を調節する為に必要な基本原理は以下の2つです。
 
  1. 巒頭=目に見える環境
  2. 理気=目に見えない運気
 
この2つの基本原理については、他ページにて数多く記載しておりますが、ここで幾つかの疑問が発生します。
 
  • 運気や気と呼んでいるモノとは一体、何なのか?
  • 何故、人に影響を与える事ができるのか?
  • 運気の流れの原理とは?
  • 環境が何故、人の吉凶に左右するのか?
 
以上の4つの疑問の答えは、残念ながら古典風水の教えの中には抽象的な内容以外はありません。しかし現在は21世紀です。風水の基礎が誕生した古代に解き明かされていなかった「量子力学」の誕生により”宇宙の成り立ち”などの謎が少しづつ解明され、古代では神秘とされてきた”マイクロの世界(元素や電子)”の存在が明らかとなりました。
 
これらの知識から何となく、運気の正体が解明できるのではないか?この思想が、本稿のメインとなる目的です。
 
 
 
 
 

 
 
 

量子力学の面白い話

 
量子力学の難易度の高さを示す面白い話があります。皆さんはご存じでしょうか?Amazonの創業者であるジェフ・ベゾス(英:Jeff Bezos)氏が、” 物理学者を目指していた大学生時代、量子力学の方程式を解いていた同期との実力差を痛感し、学者を諦めてアマゾン起業のきっかけになった”事実を。ジェフ・ベゾス氏は「物理・量子力学者」になるよりも、億万長者になる方が簡単だと思った訳です。
 
実際に彼は現在、フォーブスの長者番付で、2020年時点で2046億ドルの資産を有する世界最大級の資産家の1人です。凄いですよね。
 
ジェフ・ベゾスの写真

画像:ジェフ・ベゾスの写真(wikipedia参照)


 
 
世界で最もIQが高い人々は”物理学者や数学者”である事が、統計学で確認されています。特に量子力学の分野はその最高峰とも言われている分野で、私の様な凡人に”その奥深い智慧”の全容を理解する事はおこがましい限りでもありますが、その限られた凡人の理解の範囲で、面白いと思った2つの量子力学の智慧をご紹介します。
 
 
 

1.二重スリット実験

 
 
 
 
 

2.量子もつれ

 
アインシュタインの写真

画像:アインシュタイン先生のイメージの写真(wikipedia参照)


 
「量子もつれ」とは” どんなに遠く離れた分割された素粒子(電子など)でも、片方の状態が変化すると、もう一つの片方の状態も同時に変化して、瞬時にお互いの情報共有が出来てしまう不思議な現象”のことです。
 
天才:アインシュタイン先生が「そんな現象は、馬鹿げている!!」と、否定した事でも有名な量子力学の理論の一つです。
 
しかし2022年に3名の偉大な学者の先生がこの不思議な現象を解明しました。それによりノーベル物理学賞に輝き、偉業を成しました。
 
ノーベル物理学賞に輝いた3名の学者の写真

画像:ノーベル物理学賞に輝いた3名の学者の写真(wikipedia参照)


 

「量子もつれ光子を用いる実験によって、ベルの不等式が破れていることを示し、量子情報分野を創始した実績」

 
 
この研究発表により”アインシュタイン先生が間違っていた”事が証明された瞬間でした。まるでSFの様な摩訶不思議な現象が、本当に発生していた事が分かったのです。難しい解釈が必要となりますので、何となく見ていきましょう。
 
 
 

光子(量子)を2つに割っても、なぜかWiFiで繋がっているかのように情報共有が起きる

 
光子(量子)が2つに割れるイメージ画像

画像:光子(量子)が2つに割れるイメージ


 
 
一つの光子(量子)を二つに割ります。そうすると、2つに分かれた「割れた光子(量子)」が”元々は1つの存在である”と認識を行い、距離(光学の速度も無視)に関係なく「割れた光子(量子)」同士が同じ情報を共有し、瞬時に呼応して行動する事は、以下の実験内容により証明がなされました。
 
 
ツァイリンガーの量子もつれの光子の偏光の実験のイメージ画像

画像:ツァイリンガーの量子もつれの光子の偏光の実験イメージ

参照:ノーベル財団HPのリリース資料より

 
 
実験内容は”2つに割った量子もつれ状態の光子を左右に飛ばして、フィルターを通して光子の偏光を測定する実験です。
 
 

量子力学の豆知識:光子(量子)は、一方の光子が”右上がり斜め偏光”であれば、もう他方の光子は”右下がり斜め偏光”となる反作用の法則があります。そして面白いのは、”光子の偏光は測定するまでわからないのではなく,測定するまで存在しない”ことです。

 
 
量子もつれによる光子の偏光イメージ画像

画像:量子もつれによる光子の偏光イメージ


 

”ベルの不等式(簡単に述べるとこの世の中は最初から、全ての存在は最初から方向性が決まっている)”の破れを証明するには、A光子とB光子が例えるならば”銀河系の端と端に引き離す程に遠い事”の必要があり、その間を光が通過する時間以内に実験を終える必要がありました。アスペ先生によるの実験は、飛ばした光子の測定に用いるフィルターをランダムに選択する事で光子源へのフィルターの影響を遮断し、量子もつれが正しい事を証明。これにより”ベルの不等式”の破れが確定しました。さらにツァイリンガー先生は光子の検出確率を上げる為に、光子の測定用フィルターの選択を異なる銀河の信号&左右別々に用いました。これにより測定用フィルターの間で情報交換が起きる可能性をなくし、完全にベルの不等式が破れ、量子もつれは正しい事が証明されました。

 
 
光子が瞬時に偏光するイメージ画像

画像:光子が瞬時に偏光するイメージ


 
元々1つであった光子を、A光子とB光子の2つに割ります。その割れた光子を測定用フィルターを通して”A光子の偏光を観察”します。すると全く関与していないはずの”離れた無であったはずのB光子の偏光が発生する”ことが確認されたのです。これにより、純粋に観察による行為によって”量子もつれ状態のA光子とB光子”の間で情報共有が行われた事が証明されたのです。以上の事より、専門的にこのように表されます。
 
  • 人の意識は、量子を不確定の状態から確定した収縮状態に出来る
  • 人の意志が量子世界に影響できる事は判明したが、その理由は未だ不明

 
これが「二重スリット・量子もつれの現象」から判明している、量子力学の智慧となります。100年前までの自然科学の思想では”人の意志が世界の存在に関与出来るなんてあり得ない!!”というのが、定説でしたので、その考えられない非常識な思想が、現実的に正しい事が分かったのです。
 
この世の中の仕組みが、面白くなってきましたでしょうか?
 
 
 

この世の中は、観察・意識されなければ存在が出来ない過去の怖い実験

 
量子とは確定していない・存在していない状態であり、観察・意識する事で初めてその状態が確定すると言う事です。つまり、量子とは観察=意識により存在すると言う事です。言い換えるとこの様にも考えられます。
 

  • 人に観察・意識されないと、そのモノは存在理由が無くなり無となる
 
これに関与すると思われる、私が興味を持った非常に怖い実験があります。世界で禁止されている実験の一つである『 人は言葉を習わなくても、話せるようになるのか?』の実証実験です。
 
赤ちゃんのイメージ画像

画像:赤ちゃんのイメージ


 
これは、世界の本当の人類共通語を模索した”知識欲旺盛な皇帝”が提唱した実験でした。内容はこのようになります。赤ちゃんとの一切会話を禁止する事で、成長した赤ちゃんが話す言語を突き止める=これが世界の本当の人類共通語になるはずです。
 
これを実証する為に、”フリードリッヒ2世(神聖ローマ帝国の皇帝)”は、戦争孤児などの身寄りのない赤ちゃんを集め、条件付きで侍女に育てさせました。その条件とは、侍女達に母乳やオムツ、入浴などのお世話のみ行い、” 一切の赤ちゃんに名前を付けて呼ぶ・話しかける(・笑顔を見せる)事を禁止”しました。つまり、赤ちゃんに愛情を一切注がない結果となりました。その結果、赤ちゃんは2歳になる前に全員死んでしまいました。この実験は現在、研究そのものが禁止されております。
 

出典先:Yahoo!ニュース

 
愛こそ全て!!赤ちゃんのイメージ画像

画像:愛こそ全て!!赤ちゃんのイメージ


 
ここで注目される実験内容は” 話しかけられる”や”名前を付けて呼ぶ”の行為が無い事です。これらの行為は共通して、赤ちゃんへの認識・意識につながる行為であり、それらが一切排除された結果だと言う事です。人もまた、量子の存在だと言う事です。つまり、人も人から認識・意識される事で存在できるという事です。
 
 
 

誰も見ていないときには月は存在しないのか!?

 
EPRパラドックスにより、量子の全ては存在した時点で全てが決定している!!と主張を行っております。
 
アインシュタイン(Albert Einstein)はこの量子もつれを「不気味な遠隔相関」と呼んで批判した。物体の性質は測定しようがしまいが客観的に存在するとの立場に立つアインシュタインは,量子もつれは量子力学の理論としての不完全さを表すものだと考え,1935年,ポドルスキー(Boris Podolsky),ローゼン(Nathan Rosen)とともに,この疑問を指摘する論文を発表した。量子もつれは3人の名を取って「EPRパラドックス」と呼ばれるようになった。
 
 
 

 
 

 

 
 
 

磁気嵐による地磁気の影響

 
磁気嵐(じきあらし)とは、地球の地磁気が通常の安定した状態から乱れが生じる現象の事です。一般的に、全世界の中緯度・低緯度の地磁気が減少する現象のことを示します。そして地磁気が数時間から1日程度かけて減少し、数日かけてまた戻る現象です。
 
 
磁場嵐と地球のイメージ画像

画像:磁気嵐と地球のイメージ画像(ウィキペディア参照)


 
 
永遠のテーマと言える分野です。もし『伝統風水』が科学的に証明されることが出来れば、さらなる発展・繁栄が見込めるのです。
 
有名な話に、この様な内容が挙げられます。
地球の北極部はS極、南極部にN極に相当する磁極がある。これは、地球全体が大きな電磁石である事を示しています。その為、コンパス(羅盤)を元に様々な観測が出来るのです。その影響か現在、欧米で風水を科学的に証明しようとする動きが活発化しています。書店などでも、それに関する本が並んでいます。実際、人の中にも電気的なエネルギーが流れています。中国では気功として活用され、神秘的な力の基です。
 
 
上の図は「太陽風と地球磁気圏との相互作用」をあらわしたモノで、地球にある磁場エネルギーが一定ではなく、常に動いている事を示しているのです。つまり、地球上の電気的なエネルギーは一定ではないという事なのです。太陽風(たいようふう)とは、太陽から吹き出す極めて高温で電離した粒子(プラズマ=電離した気体)の事。=簡単にいえば、強い電気的なエネルギーです。また磁気嵐・激しいオーロラが発生した時には、数秒から数日のスケールで激しく変化するのです。
 
この磁気嵐と風水、関係あると思いませんか。
 
この世は元素の塊なのです。つまり、元素とは電子の塊。つまりは、電気的なエネルギーの塊なのです(皆さんが目にしている物や物体は、この電子が安定した状態のモノなのです。有機化学の分野からの視点です)。厳密には違うのかもしれませんが、電子の数で元素が決定されている事は確かです。つまりは、人もまた電気的なエネルギーの塊だと考えられるのです。そうなると、地磁場の影響が人に大きな影響を与える。つまりは、この地磁場こそが風水の気のエネルギーの正体ではないかと。その気(電位的なモノ)の流れを見る学問が、風水となったのではないか?
 

 
 

 
 
 
 
 

時間と中華超心理学(風水や占いの事)

 
上記の内容は現在分かっている、科学的な事実です。地球に巡る「地磁気」の量は常に一定ではなく、時間と共に変化する=『時』の影響を表す要因になる。これは風水や占いでみられる「共通の原理=『時間』」を紐解く鍵になると私は思っております。
 
 
占術の原理
 

運命学も風水も同じ理論を採用

 
中華超心理学(風水・易学・四柱推命)は共に共通して、『時間』の概念を持ちます。つまり、同じ一つの原理によって成立しているのです。異なるのはアプローチの仕方だけ。この『時間に影響を与えているモノ』こそが、『風水の基』ではないかと推測されるのです。
 
 
 
04/セレブと地磁場
 

海と風水の
不思議な関係

 
基本的な風水流派の理気では、純粋に羅盤を用いて地磁気(360°)により「目に見えない運気」の計算をします。その運気(計算)は、土地の影響を大きく受けます。その為、何名のかの方は『地盤(土地の地層)に地龍が巡っており、風水的な影響を与える仮説』を立てられ、良い地盤(地層)=地龍が動く場所にこそが幸運が巡ると言います。
 
ここで「地盤(地層)=地龍の影響」を考察します。
 
私はこの風水鑑定士を通じて『非労働者階級』と呼ばれる世界を知りました。その特権階級の方々は世界中を船で回り、1年の半分近くを「豪華客船上で生活」し○○億円以上ものお金を動かす事を知りました。
 
船
 
その超セレブな方は半年の内を海の上の船内で優雅に暮らします。ここで、疑問が生じました。海の上(船上)では「地磁場(地層)」の影響を安定して受ける事が出来ません。『豪華客船』は海を移動するので、常に動きます=「磁場」の影響は常に変化し続けます。もし、風水の基(原理)が土地=地層から発生する「地磁場の力」と想定した場合、地盤(地層)から離れて『豪華客船』で生活している超セレブの方々は、エネルギー不足に陥る事になります。地盤(地層=地龍)のエネルギーが人に成功をもたらすのであれば、『海上の豪華客船』で優雅に過ごされているセレブの方は、何故成功しているのでしょうか。これは地盤(地層=地龍)のない海の上でも安定した『何かの風水』の影響を受け続けていると言えます。
 
その他にも
 
①摩天楼の都心ビルの最上階に、磁場の影響は届くのか
②東京都の地下には地下鉄が掘られ、地盤(地層)は壊されている
③東京湾近郊の埋め立て地、地盤(地層)はないが多くの企業が本社を構えている
 
風水の基がもし『土地(地盤)固有の地磁場の影響』だと仮想した場合、説明がつかない事が多いのです。風水の気が『特定の磁場のある場所のみ有効』だった場合、中華超心理学の基・原理も、地磁場の影響を受けるはず。ですが運命学の基本は「時間」の影響のみです。ここで一つの例題を見てみましょう。
 
 
 
 
05/ケネディJrの悲劇
 

ケネディ家の不運

 
有名な『ケネディ家』の不運です。風水では『ケネディ家』の祖先のお墓の問題が影響していると言われておりますが、ここでは純粋に運命学で判断していきます。
 

ケネディJr氏です

 
 
ケネディ
 
生年月日:1960年11月25日
死亡月日:1999年7月16日
 
彼の運命(四柱推命)を簡単に確認していきます。
 
ケネディの運命
 
専門的に彼は『弱い火』の方で、「木と火」の五行を必要とします。そして、「土と金と水」の五行を嫌います。その結果、上記のような○×が出てきます。見ていきます。
 
幼少期のバツが目立ちますが、彼は幼少期に
①父親のジョン・F・ケネディの暗殺
②母親のジャクリーン・ケネディの再婚
③少年時代にアフリカ奥地で遭難・救助
等々、×が示すように不運を経験をしております。
 
学術的には「火煉󠄁真金」の相をもち、洗練されたビジネスマンの相です。実際、彼は1988年には『ピープル』誌が選ぶ「世界で最もセクシーな男」の一人になっています。経歴はニューヨーク州地方方検事補を1989年から1993年まで務め、1995年には、政治とライフスタイルを扱った高級誌『ジョージ(George)創刊。ビジネスにおいても成功しております。しかし、悲劇が起きました。
 
 
ケネディJrは飛行機運転中に海上で自損事故を起こし、亡くなり。彼は『弱い火』の方で、「巳(火)」を必要とする人でした。しかし、学術的に『巳(火)と亥(水)の沖』は相性が悪く、潜在的に危険な相がありました。その組み合わせが巡って来た丁度「その時」、彼は運命の低下を示す通りに亡くなります。専門的には、3つの要因があります。
 
①ケネディJrは「巳(火)」を必要とするが故に、時干支の亥(水)の冲を嫌う。「巳と亥の沖」は海難・飛行機事故の暗示であり、巳は夫妻宮であり妻も不運に合う。
②海は水であり、『弱い火』には「忌神」となり凶。
③助けとなる用神の乙(木)が、強い庚・辛(金)により破壊され凶。
 
学術的に説明が可能になります。つまり『海上+飛行機の中』でも、運命的な影響を受けた事を証明しております。「風水は地盤(地層)の影響」・・・矛盾が私の中で明確になりました。それ以来ずっと、私の頭の中は混乱をきたしておりました。
 
 
07/日本マクドナルドと風水
 

風水運気と時間

 
日本マクドナルドを例に、風水と時間の影響について考察してみたいと思います。今回は本社のある『新宿アイランドタワー』を見てみます。
 
日本マクドナルド
 
2016年、『日本マクドナルド』は経営難に。それは鶏肉偽装問題(2014年)の時から始まり、売上高:4064億円を最高を記録した2008年から低迷を始めておりました。風水的に見る場合、まず本社のある『新宿アイランドタワー』の正面入り口を確認します。
 
本社ビル
 
目の前にあるくり抜かれた丸い『パティオ』。面白いのは水が囲むように設計され(調査期間:2013年~2014年)、風水的に素晴らしい空間が演出されていました。しかし一つだけ問題がありました。それが『時間』の影響です。
 
金運のありか
「2003年までの金運」
 
2つの金運が建物をサポートし、良い経営状況をもたらします。この期間、ビルに入る企業は良い状況になり易いと推測されます。しかし「風水」は必ず時の影響・変化が生じます。今現在の影響は、この様になります。
 
金運の変化
「2004年~の金運」
 
目の前にあった「金運」⇒「破壊」へと変わります。経営の問題を暗示します。この「破壊」の影響は、『水』が大好きであり目の前の『パティオの水』を欲します。これは危険な経営状況の未来を示しております。実際、2014年7月に鶏肉偽装問題が発生しました。
 

玄空飛星派風水より考察する

 
この時の様子を、玄空学の観点から見てみましょう。
<新宿アイランドタワービルの飛星図と2014年7月の年月運図です>
(空亡による替星の採用なしのケース)
 
金運と年運
 
①正面入り口の南東に「7:破壊」、年運:3+月運:5
⇒金銭のトラブルの暗示
7の金に5の土が強化を図り、年運の3との組み合わせで強奪
パティオがその強化を図る
そして「7:スキャンダル」を示し、バッシング
 
②東に「8:旺気」あるが、年運:2+月運:4
⇒食べモノ・口による災いに注意の暗示
2の土は病気を示し、4の木が剋入にて強化
8の土もおなじ相合により、病気の強化
さらに、月運:4は巽の卦であり「鶏」を示す
 
③南に「2:病気」あり、年運:8+月運:1
⇒2の土の病気をさらに、年運:8の土が強化を行う
さらに4が隣に存在し、4は巽の卦で「鶏」
月運:1の水が4の木を強め剋入を強める
4の木が2の土を剋し、鶏と病気の災い
南に水有りて、2の病気を強める暗示
 
マックの前
 (南の写メ:噴水装置があります)
 
④中宮に「山星:8」有り、年運:4
⇒元々、入囚の為、非常に怖い人間関係のトラブルの暗示
年運:4の木が8の土を剋し、刺激され壊される
地位・人気の失墜そして、組織内部の不安定化
 
理論において『4:巽:鶏』『2:病気』を示す力と合致しております。なにより「正面入り口」の「不運の3:5:7」が理論通りに引き金になり、経営悪化の状況をもたらしておりました。日本マクドナルドの経営状況は、風水の理論通りに動きました。

以上、簡単な玄空学の観点からの風水的な理論推察です。
ただしまだ「金運」は正面に残っており、経営を活かす力は計算上残っております。今回の件は、「時間」とその反応を推進する「水」の影響です。『時間』の影響は人に何かしらの力をもっているという事です。
 
 
 
 

 
 
 

03/ニュートリノの存在

 

ニュートリノと地場

 
梶田教授が発表された「ニュートリノの研究結果」です。
 

(スーパーカミオカンデより抜粋)
(大気ニュートリノの構図の一部のみ記載)
 
宇宙線への地磁気の影響で西から来るニュートリノと東から来るニュートリノの数に差が出る事が予想されますが、それもハッキリと見えています(下の図を参照)。
 
 
ニュートリノ自身は磁場の影響を受けないので、これはその親の宇宙線(主に陽子)への地磁気の影響によるものです。陽子はプラスに電気を帯びてるため、磁場の影響を受けます。地磁気や大気中での反応も含めて大気ニュートリノは宇宙から地球に降り注いで来た電気を帯びた宇宙線によって作られたニュートリノ(=つまり「大気ニュートリノ」)だという事を 図6は示しています。

 
注目は「ニュートリノ自体」は磁場の影響を受けず、地球に到着する途中で『宇宙線の影響で東西の量の差が観察できる』事です。風水の教えでは、『天の力』として表現される内容があります。目に見えなくとも、宇宙から実際に何かしらの「エネルギー」が降り注いでいる事を科学的に教えてくれています。私が知る限りの風水技法(理気)では、純粋に地磁気により、「運気の影響」の計算をしていきます。
 
 
 
 

06/新しい仮定

 

埋立地と
風水の影響

 
東京の港区辺りは、江戸時代に「埋立てられた土地」です。つまり、地層は存在しません。特に世界的に有名な『東京ディズニーランド』は完全な「埋立地」であり、本国からの地盤(地龍)が続いておりません。
 

ディズニーランド
 
ですが「東京ディズニーランド」は繁栄を誇っております。
「埋立地」でも人を引き付け、繁栄をもたらす影響は働いている事になります。私が知る知識の限りで、この状況(「豪華客船」とセレブ)と「東京ディズニーランド」+「超高層ビル」の発展の背景は、風水理論に合致しています。
 
新しい想像の一つとして「ニュートリノ」。これは地磁場の影響を受けず、純粋に宇宙線の地磁気の影響を受けて地球上に降り注ぎます。つまり、 「埋立地」でも「海の上」でもその『何かの力』は平等に降り注ぐのです。それは運命学でも同じと考えられます。「海」の上でも「埋立地」の上で生まれても、「時間の影響」は変わらない事を証明しています。

①ニュートリノは、「粒子」であると同時に「波」としての性質を持つ。
②それぞれ異なる質量を持つニュートリノ1、ニュートリノ2
 ニュートリノ3はそれぞれ異なる振動数を持つ「波」として空間を伝播する。
③「ニュートリノ振動」と呼ばれる現象が起こり、『何か』に反応する。
 
これは、大気中での反応を示唆しています。地球上の全てに、大気は平等に存在しています。風水は純粋に『風と水』の力を引き出し・活用する技術。もう一つ興味深いのが、この施設です。
 
カミオカンデ
『スーパーカミオカンデ』
 

「ニュートリノ」を計測する為の貯水装置(純水)です。以下、抜粋。
 
・ニュートリノは宇宙で最も豊富な素粒子の一つ。
・身の回りを光速で飛び交る。
・何でも(人間の体を1秒間に約1兆個も)突き抜ける。
・ニュートリノは他の物質とほとんど反応しない。
・宇宙からは大量のニュートリノが降り注いでいるために、まれに物質と反応することがある
 
スーパーカミオカンデは大きな水槽で「ニュートリノ」をとらえる実験をしています。「ニュートリノ」を計測する為には、大量の水を必要とします=「ニュートリノ」は水分子にぶつかり反応する事も示しています。
 

風水と水

 
風水では「水」を大いに活用します。有名な「噴水ショー」が行われているラスベガスの「ベラージオ」です

ラスベガス
 
目の前には大量の水を有しており、今もなお「繁栄」を享受し続けております。目の前の噴水が、何かしらの影響を与えていると容易に推測出来ます。ただし、注意が必要です。ベラージオは、完璧な風水理論に添って『建築・デザイン』が施されています。水は使い方を間違えると、大きな損失をもたらします(詳細は省かせて頂います)。
 
 
 
 
 
 

風水原理の仮説

 

「天体の動き」=「惑星間の引力」=風水?

 
全ては『万有引力』
 
全ての生き物は地球の恵みをもらい、地球は太陽系内の惑星の影響を受ける事は疑いの余地がありません。それが『時』の軸になってる事も。 万有引力により、『何か』が常に太陽系の中で動いており、それが常に影響し合っている。『風水』も『占星術』も共通して、天体観測により成立している。ならば、地球と太陽やその他の惑星との動きの間で行われる、動き・やりとりの元を見て行けば、全てが解決するのでは?
 
宇宙
 
これが始まりでした。それがもし、人の脳に与えている『運命』『風水』の元だとしたら、人生の成功は身体的な能力の差では無く、思考の差で有る事は違いありません。
 
人は脳に支配されている
⇒脳とはいったい何?⇒タンパク・脂質等
⇒神経細胞の塊⇒シナプスといった電気エネルギーの経路・電気活動
⇒脳波⇒なぜ脳波が人により異なる?⇒性格や人格の形成の元では
⇒脳の判断が、成功のカギ
 
ではDNAが、個人の脳波を決定しているのでしょうか。
もし、DNAが脳波を決定する要因であれば、生まれた時間が人の運命を左右する理論自体が崩れます。しかし少なくとも、1000年以上、運命学の歴史は続いています。本当に運命学がその物が「まがい物」であれば、必ずどこかの歴史で途絶えていたはずです。それどころか1980年代頃には一斉に風水は広まり、ブログで示した通り、世界のあちこちで活用されております。これは事実です。
 
脳は
 
そこで、脳波がいつ決まるのか「仮説」を立ててみます。
それは生まれた瞬間。 産声を上げた時に吸ったその『時』の「大気中に存在している電気質」の『何か』の量・質で決まるとしたら。
 
一番最初に吸った空気の『何か』がまっさらな純粋な脳に入り、それが個人(命式・ホロスコープ)を決める脳波の基礎となる。パソコンで例えるならば
 
①体=DNAで決まり=ハード(パソコン本体)
②脳波=生まれた瞬間時の何かの影響=ソフトウェア
③運命=太陽系全体の動きによる何かのやりとりの影響=アップデート
 
大気中の素粒子や電子の数は一定では無く、常に変化しています。その微妙な変化が、脳波に良い悪い影響を与えている(その何かは、全てのモノを通過し、時々何かの反応を引き起こす)。 『風水』と『占星術』の共通点は、人の運命は「生まれた時間」が、カギを握っているという事です。
 
その脳波と太陽系で行われている大気中の『何か』の量の変化が個人の脳波と共鳴し、脳波に影響を与える事で人の判断に差が出てくる。つまり、選択と行動に差異が生じ運命が左右される。もちろん仮説でしかありませんが、「天」の力と「人」の関係の背景だとしたら、風水の見方が変わってくるのです。