欠けの間取りは風水では良い?
少し大げさにご紹介しますが、”欠け(間取りの一部が欠けている状態)”は大吉or大凶のどちらかに分かれる事が判明しております。よく見かける人気の高い「L字型の間取り」は正に、この”欠け”の象徴とも言える建物。家です。
「間取りの欠けのルール」については、Webでも多くのサイトで記載されています。「3分の1ルール」「2分の1ルール」等々、その欠けた方角により災いの法則が異なるとされます。一般的に”欠け”は吉凶禍福で例えると凶と判断され運気を下げる要因とされますが、伝統風水の世界では異なる考え方を持っております。条件次第ですが、良い間取りへと変化する場合があります。
家相の考え方
家相において「欠け」は絶対的なNGです。いびつな建物の間取り形は、不運を招き易いとされます。基本的に風水の間取りデザインでも、おおまかには同じ理論です。
調和のとれたデザインは良い運気を生み出すと考えられます。そして、建物の中心が取り易く『太極』がはっきりと確認出来る間取り構造が好ましいです。ですので、出来る限り「一般の建築(風水的に限定)」の際には「いびつな建物」のデザインはノウハウが無い限りは避けるべきと考えられます。
残念な事に『デザイナーズ住宅、マンション』にはこの、いびつな構造が多い傾向です。もし「間取りの欠け」が確認される建物があれば、その分不利(風水的には難しい)と考えます。補うには「増築」による解決策を載せているケースもあります(ただしこれは、家相学の考え)。
盛り塩で対策出来る!?
時々、『盛り塩で補う』との声も頂きますが。世界的な建築物で「盛り塩」を行っている建物はありますでしょうか。建物の間取り構造自体が悪くて風水の幸運のエネルギーが遮断されている場合は、手の施しようがありません。
一度作られた運気は完全に建物を壊さない限り、生き返る事はありません。ですので、いびつな建物をデザインするのは危険です。『欠け』は出来る限り、作らない事をおススメ致します。
風水では”欠け”の思想が異なる!!
風水建築には『特殊なデザイン・構造』があり、条件が良い場合は良い運気を生み出すと考えられます。たしかに『欠けの間取り』はリスクがあると考えます。ですがその一方で、特殊なデザインも知られております。家相学では長方形が最善のデザインではありますが、『伝統風水』では全く異なる思想を持っており、時にはいびつな間取りが最適な場合もあります。
極端な話、『欠け』が良い風水をもたらす場合もあるのです。
世界の吉相間取り
ここで一つ、風水の上級テクニックをご覧頂きたいと思います。明確に「欠け」ている間取りの建物を例にとって、面白い現象をご紹介したいと思います。この建物は「ミシュランの5つ星」ホテルに選ばれ続けている『ペニンシュラ・ホテル 香港』です。すぐにお分かり頂けるかと思われますが、大きく目の前が「欠け」ているコの字型の間取りデザインです。ですが、この建物は非常に繁栄を誇っています。これはワザとこのように、正面入り口の前を「欠け」させているのです。これにより、強い「金運風水」を享受できる仕掛けが働くようになっているのです。
ラスベガスの風水
以外な風水大国である、アメリカ。その中で多くのお金が集まるカジノ年『ラスベガス』。ここに建設されている建物は、非常に変わった構造をした間取りの建築物が多いです。その中でも有名なのが『ベラージオ・ホテル』です。「噴水ショー」で有名なホテルですが、そのデザインもまた「いびつな構造」を持っております。まさに「欠け」の代表です。。。ですが、風水的には吉相と判断されます。形により運気を生み出す、風水テクニックの一つです。