吹き抜けは吉相になる!?
大げさにタイトルを記載させて頂きました。日本では、特に家相を学ばれておられる方・何となく知っている方は”間取りで吹き抜けは凶になる”と聞いた事があるのではないでしょうか?
”吹き抜け”は天井をくり抜いた構造となり、1Fと2Fに気が通り抜けます。専門的には気が上下に動くようになり、注意すべきは気が下に落ちるために、運気が安定しないように思われます。目に見えない気の流れを推測すると、何となく凶相になるような気がします。しかし間取り作りにおいて、”吹き抜け”はその特性を利用する事で吉相の要因となる可能性があるとしたらどうでしょうか?
家相の考え方
風水デザインでは絶対的なNGではありません。
「家相」の一部が抜けると「欠け」になってしまいます。現代のオシャレな建物には必要不可欠な『吹き抜け』です。理論的には『吹き抜け』は、間取りのデザインを「欠け」させてしまう為、「凶相」を招くモノとされ忌み嫌われます。建物に穴を開けるという行為は、その部分の運気を壊す事を意味し、改築・リフォームを行う事で対策が必要になります。
伝統風水の考え方
風水デザイン的には、光熱費を気にしなければ問題はありません。「吹き抜け」はうまく活用する事で、大きなサポートをもたらしてくれる事もあります。風水的には診断技術集との計算の上で、判断次第で吉にも凶にもなります。「吹き抜け」の間取りが欲しいと思われておられる方につきましては、朗報となります。ただし「吹き抜け」は、そのエリアを完全に失う事を意味しておりますので注意も必要となります。
ショッピングモールと風水
『吹き抜け』のある建物を見てみます。流行のショッピングモールの間取りにはほぼ、建物全体を通る「吹き抜け」があります。1F~3Fまで大きなモノばかりです。その様な大手のモールには、多くのお客が来店しています。SCトップとなった「イオン」の店舗戦略に、「専門店」+「吹き抜け」は付きモノです。特に象徴的なのが『イオンレクタウン』です。行かれた方はすぐにご理解頂けるかと思われます。中央に、大きな『吹き抜け』がデザインされています。非常に面白い間取りを採用しています。ショッピングモールのビジネス運を建物全体で強める役割を担っているように風水の理論では思われます。
ただ「吹き抜け」は、風水の診断技術による計算の上で使用する必要があり、下手をすると不運をもたらす事がありますのでご注意下さい。