土地環境はスマホの本体(ハード)で例えられる
良い土地環境は、処理能力が高い最新世代の高性能スマホ本体に相当します。選ぶのでしたら、高性能な土地を選びたいですよね。
本体のスペックが動作の快適さを左右するように、住まいの運気も土台となる土地が持つポテンシャルによってその性能が大きく異なります。高性能な本体に相当する良い土地であれば、運気のプログラムは最大限にその効果を発揮します。つまり、家を建てる場所が最新機種になるか旧式モデルになるかによって、住まい全体の運気性能はほぼ決定してしまいます。
間取りを活かすためにも、まずは土台となる土地環境という本体の性能を見極めることが不可欠です。
目に見える土地環境や建物の形勢は、風水で巒頭派と呼ばれ、運気のスペックに影響する
風水における巒頭派とは、目に見える地形や建物の形状、周辺環境から気の吉凶を判断する手法です。これは風水の歴史において最も古くから存在する基本であり、住まいの運気を整えるための極めて重要な柱となります。
巒頭派の視点では、土地や建物がどのような形をしているかが、住む人の心身の状態や運のスペックに直接的な影響を及ぼすと説いています。例えば、土地の起伏や道路の形、近隣の建物の圧迫感といった視覚的な情報が、そのまま気の安定感や勢いを左右します。
土地のエネルギーを最大限に活用するには、まずは目に見える形勢が自然の理と調和しているかを見極めることが、心地よい住環境を築くための第一歩となります。以下では、具体的な視覚的要素が運気に与える影響について詳しく解説します。
目に見える土地環境は外家巒頭と呼ばれ、運気の性能を決める
運気を生み出す源は、建物ではなく、その土台となる土地環境にあります。風水において、建物の周囲に広がる目に見える地形や景観、道路の形状などは外家巒頭と呼ばれ、住まいが持つ本体の運気の性能を決定づける極めて重要な要素です。
土地が持つポテンシャルそのものが、その場所に建つ住まいの運気の限界値を決めてしまうので、理想的な住環境を実現するためには、まず外家巒頭の視点から土地の良し悪しを正しく見極める必要があります。安定した運気を取り込むための第一歩となります。
外家巒頭の事例を6つご紹介
外家巒頭において、建物の周囲環境が及ぼす影響を分析します。こうした形状による影響は、陰陽五行の相生や相剋という関係性に基づき、自身の建物と周囲との相性から吉凶が判断されます。
以下の6つの事例は都心部でも多く見られる構造ですが、視覚から受けるストレスが運気に直結するため、土地選びの際には十分な注意が必要です。周辺環境を正しく見極めることが、災いを避け、安定した暮らしを手に入れるための第一歩となります。
外家巒頭の6つの事例を示した画像
T字煞
川や道が、建物に対して真っ直ぐに向かってくる状態の事を示します。これは凶相の一つで、土地の気を壊すとされ忌み嫌われます。
割脚水
周辺に何もない孤立した建物を示します。風からさらされている状態で、気が安定しません。こちらも凶相の一つになります。
鎌刃煞
道路や川が、鎌のように反った外側の土地を示します。土地の気が切られるとされ、こちらも凶相の一つになります。
尖角殺
周辺にある角のあるデザインを示します。鋭角な角は、その向けられた建物に対して悪い影響をもたらすとされます。有名な凶相です。
探頭殺
これは、建物同士が頭を覗いて自分の建物を除いているような情景を示します。都心部で多い構造です。幽霊などの気の不安定を起こします。
相生、相剋
陰陽五行の形による関係です。見えるもの全ては五行に置きかえられ、自身の建物と周辺の建物の形との相性から吉凶を見るのモノです。
【事例】土地環境(本体)に欠陥があると、重大なエラーを引き起こす可能性がある
建物の外部環境は、運気の土台を形作るハードウェアそのものです。もし土地や周辺環境に致命的な欠陥があれば、どれほど優れた間取りのソフトウェアを構築しても、重大なエラーを引き起こします。
この悪い影響が及んだと考えられる象徴的な事例が、かつて自動車用安全部品で世界をリードしたタカタ株式会社です。同社は2017年、エアバッグの欠陥問題に端を発し、負債総額1兆円を超える戦後最大の製造業破綻を経験しました。この事態を外家巒頭の観点から、紐解いてみたいと思います。
2014年までタカタが使用していた元本社ビルの上空写真
2014年からタカタが使用していた元本社ビルの上空写真
巒頭の凶相において、最も有名で忌み嫌われるのが尖角殺です。これは近隣の建物の角が、刃物のように自社や自宅へ向いている状態を指します。当時の本社ビル周辺を風水の観点から確認すると、目の前の高層ビルの鋭い角が、丁度本社ビルを突き刺すような位置関係にありました。この構造こそが尖角殺の典型であり、非常に危険なエラーを引き起こす土地環境であったことが伺えます。
企業の命運を左右する拠点が、外部からの強い殺気を受け続ける形勢であったことは、未曾有の経営破綻という結果と風水的な要因が合致している事例は偶然なのでしょうか。
高性能な運気を生み出す土地環境の必要最低限の条件は、低スペックとなる凶相を選ばないこと!
高性能な運気を生み出すためには、土台となる土地が低スペックな状態、つまり凶相でないことが不可欠です。いくら間取りで幸運のプログラムを組み込もうとしても、土地というハードウェア自体に欠陥があれば、運気は正常に作動しません。
具体的には、道路の突き当たりや鋭い建物の角が向かってくる場所など、殺気の影響を受ける環境を避けることが最低限の条件となります。こうした土地は処理能力の低いデバイスと同じで、どれほど良い風水アプリを導入しても正常に作動しません。
まずは大きなマイナス要因がない土地を選ぶことが、住まい全体の性能を担保するための第一歩です。土地選びの段階で致命的な凶相を排除しておくことで、その後の間取りによる運気向上の効果を最大限に引き出すことが可能になります。
目に見えるインテリアは内家巒頭と呼ばれ、潜在的な影響を与える
内家巒頭とは、家の中にある家具の配置や色使い、照明といった視覚的な要素が、住む人の心身や運勢に与える影響を指す言葉です。
これらは、住宅というハードウェアの性能を補完するアクセサリーのような役割を担っています。日々目にするインテリアの調和が取れていると、無意識のうちに脳がリラックスし、前向きな思考や行動が引き出されます。反対に、乱雑な配置や不快な色彩はストレスの要因となり、潜在的な運気を停滞させてしまいます。
設計の際は、壁のデザインから照明に至るまで、視覚から受ける印象が精神状態を左右することを意識し、調和のとれた美しい空間を目指しましょう。以下に紹介する実例を通じて、内家巒頭が持つ影響力を詳しく解説します。
内家巒頭を活用したインテリア風水の世界的な実例
オランダの大学機関が風水マスターと共同で行った、西洋の研究機関として初となる風水の科学的研究です。この研究では、内家巒頭の原理に基づいて病室のインテリアを再設計し、風水が患者の健康に与える影響を検証した貴重な実例です。
当初の病室は、気が不安定な状況を生み出す内装が施されており、風水的な観点から患者に悪影響を与える懸念がありました。そこで、治癒と回復のために最良の状態を目指し、以下の対策を講じて、気の流れを改善する手法が採用され、成功した事例として発表されたものです。
風水マスターによる不安定な内装の説明のプレゼン
風水マスターによる風水改善のプレゼンの様子
※一般非公開
- テレビの位置変更
- テーブルの設置場所の移動
- 室内の壁紙色の変更
- ベットの安定化
- 室内の人の動線の意図的な誘導
- 患者の視覚的な意識の変更対策
この事例は、風水運気とインテリアの最適化が、患者の治癒と回復を促すことを科学的に証明した事例です。
一般的な建売住宅の間取り図面の画像
風水の凶相の回避の為の3つのポイント
建売住宅の購入を検討していると想定します。
その際に、間取りの不運を避けることは家族の安寧を守るために非常に重要です。特に玄関やトイレは気の入り口を司る場として大きな役割を担っていますが、利便性を優先しすぎると、知らず知らずのうちに風水のタブーを犯すケースが少なくありません。
ここでは避けるべき凶相の回避ポイントを、家の形状、玄関の配置、収納スペースのあり方という3つの観点から解説します。検討中の間取りが不運を招く形でないか、具体的な3つの例題を通じて一緒に検証していきましょう。
家の形の問題
日本で広く親しまれているL字型のデザインには、風水的に見過ごせない重大な懸念が潜んでいます。こうした形状は、建物の一部が内側に食い込むことで家の中に鋭い角を生み出します。
風水では、建物の角が人に向く状態を「煞(さつ)」と呼び、住む人に不運や悪影響を及ぼす非常に強い凶相と捉えます。L字型やコの字型の家は、構造上どうしても室内にこの角が発生するため、エネルギーの停滞や気の流れの偏りを招きやすくなります。特にリビングなどの家族が集まる場所に「煞」が確認される間取りは、家相の観点からも理想的とは言えません。
玄関の問題
玄関は外からの新しいエネルギーを家の中へ運び込むための入り口であり、風水や家相において非常に重要な役割を担っています。常に清浄な状態を保つことで、外気を良質なエネルギーとして取り込む収気の場にする必要がありますが、そのすぐ近くにトイレがある間取りはNGです。
この配置は、せっかく玄関から入ってきた新鮮な気を、トイレの不浄な気がその場で汚してしまうため、風水のタブーとされています。運気が家全体に広がる前に損なわれるだけでなく、トイレの匂いが玄関周辺に漂うことで、住人や来客に不快感を与え、精神的なストレスを生み出す危険性があります。
物置の問題
光が一切差し込まない物置のような空間は、家相や風水の観点から本来設けるべきではありません。特に注意が必要なのは、日本の住宅でよく見かける中央階段の下を活用した収納スペースです。
このような間取りは構造上、どうしても光が入らない閉ざされた場所を生み出してしまいます。玄空飛星派の風水古書においても、光の入らない部屋は幽霊が出ると表現されるほど厳格に戒められており、住まいの設計において避けるべき重大なタブーとされています。家の中に負のエネルギーを溜め込まないためにも、設計時には配慮が極めて重要です。
【風水実例その2】2つの銀行から学ぶ風水運気の作り方!土地環境編
シリーズ第2弾!
香港のスタンダードチャータード銀行と香港上海銀行(HSBC)の事例は、土地環境と建物の相性が運気に与える影響を象徴しています。両者は隣接していますが、その風水的な評価は対照的です。
たとえ同じエリアであっても、土地から受けるエネルギーの質は大き異なります。土地環境(本体)であるハードウェアをどのようにして活かすかという設計思想の違いが、建物の運気の性能を大きく左右します。以下では、この2つの実例から学ぶべき環境学的視点を詳しく解説します。
HSBCの土地環境は高性能な運気を生み出しているハードウェア
香港上海銀行(HSBC)の本社ビルが建つ場所は、風水において最高級のエネルギーが宿る龍穴と評されています。背後にそびえる山々から流れてくる強力な大地のエネルギーを、正面に広がるヴィクトリア・ハーバーの海が受け止める理想的な地形です。
香港の地形と龍の関係。背後には強力な山の龍、前方には強い水の龍がいる。
建物の前面には障害物のない広場が設けられ、海側からの良い気を蓄える明堂としての役割を持たせています。
背後の山脈から見た、HSBC本社ビルの写真と、正面の写真。
さらに海から流れ込む良い気を遮ることなく建物内へ取り込むために、地上階をあえてピロティにするという大胆な設計を採用しています。周囲の地形が持つ自然の恩恵を最大限に引き出すハードウェアに、富を呼び込む構造が強力に機能している良い事例です。
中央には吹き向けがデザインされているロビー。目の前には海が広がる。
この事例は、周囲の地形と建物の構造を完璧に調和させることで、世界的な金融機関としての揺るぎない地位と繁栄を支える強固な金運の基盤を作り上げる運気を生み出す事を証明してくれています。
スタンダードチャータード銀行の土地環境は性能が低い
スタンダードチャータード銀行のビルが位置する土地環境は、隣接するHSBCとは対照的に、周囲から良質な気を受けにくい厳しい条件下にあります。建設された立地は周囲のビル群に囲まれて閉鎖的であり、空間全体に暗さが漂っているため、風水学的には自然のエネルギーを十分に取り込めない不利な性能の低いハードウェアと判断されます。
金運の龍が逃げる土地環境。
この状況は、銀行にとって最も重要とされる金運を呼び込む機能が欠落していることを示唆しています。ハードウェアである土地そのものに負の要素が含まれている場合、内部の間取りを整えても、外部の条件によって運気のプログラムが正常に作動しにくくなります。
周辺の土地環境。ビルが立ち並び、閉鎖的で位様子が伺える。
このような条件下のハードウェア環境においては、通常の間取りを設計しても、外部からの悪い影響によって運気のプログラムが阻害されやすくなります。土地のエネルギーを味方につけるだけでなく、周囲の建物が放つ視覚的・空間的な影響からいかに氣を守るかという視点が、この土地での運気作りにおいて極めて重要な課題でしたが、それを見事に専属風水師は解決へと導いたのです。