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IFSA国際風水協会盧恆立風水命理訓練課程上級風水師訓練課程修了者
<ご新規様のご予約状況について>
風水鑑定のご新規様のご予約受付ですが、誠に勝手ながら
2024年7月以降を予定
現在のスケジュールの関係上、ご新規様の対応が難しい状況となっております。貴重なお時間を頂戴する形となりますが、ご理解の程を宜しくお願い申し上げます。
 
デザイン
 
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風水の学校

 

風水と派閥

 
風水は医療と似ております。
 

風水間取りの診断の基 

 
患者さんの診断を行うには、診察の基準となる技術や知識が必要となります。これは風水においても同じ事です。風水鑑定を行うには、その基準となる技術と知識が必要です。例えば家相と風水では 玄関の方位や作り方が異なる様にこの判断基準となる技術が、幾つかに分かれているのです。これが風水の派閥=流派と呼ばれるモノです。その為、風水鑑定の吉凶判断やアドバイスそのモノが大きく異なるのです。このページのテーマである「風水と派閥」。 関係者によって、間取り鑑定の吉凶判断の考え方が異なるのはこの為です。「方位の測り方」「間取りの取り方」「化煞の仕方」等々、驚くほど異なります。ほんの一部ではありますが、風水の派閥(流派)について簡易的に記載させて頂きます。
 

 

  1. 巒頭派
  2. 玄空飛星派 
  3. 三元派(玄空大卦)
  4. 三合派
  5. 八宅派
  6. 家相学(九星気学)
  7. 奇門遁甲(非公開)
  8. 奇門風水(非公開)
 

 
 
 
 
風水は医療に似ています
患者に対し診断が必要です
風水鑑定も診断が必要です
その判断の基準として
使用されるのが流派の技術
正しい風水は
流派を知る事からです
  

 
 
 

01/巒頭派
 
 

風水の元祖理論

元祖風水の技術となる、風水の基本中の基本となる理論です。 
 

巒頭派

 
風水の原点は「お墓探し=陰宅」にあります。良い場所にお墓を建てる事により、祖先からのエネルギーを多く受けられる。それにより、子孫である自分たちの代は大いに繁栄する。これが起源となります。
 

 
巒頭派では山と水との関係がとても重要で、有名な判断方法として証穴法( パワースポットを見極める判断材料)があります。
・朝山証穴
・楽山証穴
・龍虎証穴
・纏護証穴
・明堂証穴
・唇氈証穴
・水勢証穴
・天心十道
など。。。
その証穴をさらに判断する方法として「龍」「水」「砂」「勢」「穴」があります。山と水の形勢を見極めることにより、パワフルな運気を生み出すパワースポットを見つける技術となります。これは、墓地を探すために絶対的に必要となる診断技術です。
 

 
『靑烏經』より、郭撲の『葬経』より
 
  • 気は風によって散じ、山脈は水に遇えば止まる。
  • 気は風に乗じて則ち散じ、水を界すれば止まる。

 
風水の語源となった文面です。風水は風と水の重要性を説いた有名なモノで、運気よりも重視されます。日本ではこの巒頭派の理論を取り入れた墓地がほぼありません。ですが本場の中国には、素晴らしい巒頭派による芸術作品があります。 
 
 

明の長陵

 

 
1407年、明の初代皇帝:永楽帝(朱元璋)。その皇帝の為に作られた、真の『帝王風水』による皇陵です。
 

 
風水師の名門:廖家の末裔である廖均卿らによって選定・デザインされたお墓です。北京昌平県東の天寿山を背後に敷き、『癸座丁向』に墓相がデザインされております。これは、来龍に合わせた手法で、 日本でも有名な『子山午向(真南に向ける)』ではない方法が取られております。何よりも素晴らしいのは、巒頭です。「龍」「穴」「砂」「水」の全てが綺麗に揃っています。
 

 
天寿山からの龍を受けられる場所に『長陵』はあり、龍虎がこの力を守る役割を担っております。明堂は見事な程に唇氈されております。真のパワースポットです。力がみなぎる場所の選定の為の技術が、風水本来の姿であることを示してくれています。巒頭派の技術による、お手本となるお墓です。 
 
 

 
 
 

風水建築と手

 
幸運の泉

 
巒頭派は目に見える形により、運気を生み出す要因を測定する技術。その技術は一方で、建築風水にも応用されます。形そのものが、運気を生み出すと考えられる為です。その中で有名な建物として「サンテック・シティ(シンガポール)」があります。こちらの商業施設は、1995年に中国古来の教えに基づいて設計された有名な風水建築の一つ。
 

 
5つのビルは「お釈迦様」の手を示しており、 5本の指は陰陽五行を示しているとされます。五行はエネルギーの調和を示しており、中央の手のひらには気が貯まる「噴水」がデザインされております。
 

 
この「噴水は幸運の泉」とよばれ、観光名所になっています。 巒頭派はお墓だけではなく、通常の建物にも活用される基本理論です。
 
 

 
 
 

02/玄空飛星派
 

 

現代風水学の有名技法

現代理気の代表とも言える世界中で使用される風水スタイル。
 

玄空飛星派

 
見えない運気を「理気」と呼びます。その「理気」で世界的な知名度を誇る技術が『玄空飛星派』です。この流派は、9つの数字から運気を読み取る事が挙げられます。
 
飛星図

 
九星気学にも似ておりますが、全く異なります。特徴は『時間の影響』に重きを置いた技術で、人生に浮き沈みがあるように、風水の気も浮き沈みがある事を説いています。その時間的な変化を捉え、計算する手法が『玄空飛星派風水』です。
 

三元九運:時間と風水学

 

<三元九運の表>
上元

一運:1864年~1883年

二運:1884年~1903年

三運:1904年~1923年

中元

四運:1924年~1943年

五運:1944年~1963年

六運:1964年~1983年

下元

七運:1984年~2003年

八運:2004年~2023年

九運:2024年~2043年

 
紀元前2,637年、黄帝によって発案された時を知るシステム『三元九運』。玄空飛星派の時間理論の基準で、これを基に運気の吉凶を判断します。まず180年を一つの周期と捉えます(太陽系の惑星の全てが一直線になる。最近では1982年にそれに近い現象=惑星直列が起き、今度は2162年だと推測)。その期間を3つに分けます。三元は「上元」「中元」「下元」に分かれ、さらに20年に分けます。この20年が、運気の切り代わりを示します。 
 

洛書:神秘の飛星チャート

 
チャート

 
玄空飛星派風水では、九数図(飛星チャート)と呼ばれるモノを使用します。これは特別な数字配列を示したモノで、どこから足し合わせても「15」になる秘数です。調和のとれた安定した数字配列であり、古代の中国においては戦争で利用された考えでもあります。玄空飛星派では、この数字配列を基に、家の間取りのエネルギーの流れを計算していきます。
 
 

富の風水術

水の芸術による素晴らしいデザイン設計です。
 

ドバイモール

 

 
2008年に開業した世界最大級の『ドバイモール』。
その風水環境を玄空飛星派の観点より、分析します。まず、飛星チャートです(運気の分析表)。
 
 
この数字が示している事は、南西と北と南に「金運」が巡る事を示し特に、南西に「No.1金運」が巡り、2023年まで強く働く事を暗示します。
 

 
『ドバイモール』の南西には『世界一の噴水ショー』が配置・デザインされています。風水では水は富の象徴で、「金運」との相性が抜群です。
 

 
見事に、「金運」と「世界一の噴水ショー」が合致しております。その事を物語るかのように、『ドバイモール』は多くの集客に成功しております。 ドバイと風水。意外でしたでしょうか。
 

奇門風水の観点より

 
当事務所が診断に採用しております技術の中に『奇門風水』があります(一般非公開の為、紹介は省略)。この技術の特徴は環境の吉凶を捉え、最大の効果を得るために理論化された技術の一つです。
 

 
この観点から見た『ドバイモール』の周辺は、とてもパワフルで力強いモノです。明らかに判明するのは、意図的な外構工事がなされている事です。普通にできた河川ではなく、デザインされた河川である事は疑いの余地もありません。
 

 
『ドバイモール』はこの意図的にデザインされた場所に配置されています。この素晴らしい環境デザインこそが、風水本来の姿といえます。環境デザイン自体が幸運をもたらすように、システム構築されています。本当に美しい設計の一つです。
 

 
 
 

03/三元派(玄空大卦)

 

 

時間の変化を重視したスタイル

 
風水三大流派の一つです。陰宅風水の雄。時間と運気を重要視する、風水二大流派の一角。

 

三元派(玄空大卦)

 

 
お墓(陰宅)風水の代表格の三元派。この派の特徴は、「六十四卦」を採用していることです。六十四卦は大きく「上元」と「下元」に分かれております。この際、「二元八運説」による時の影響を考慮します。
 
上元

一運:1864年~1881年(坤卦)

二運:1882年~1905年(巽卦)

三運:1906年~1929年(離卦)

四運:1930年~1953年(兌卦)

下元

六運:1954年~1974年(艮卦)

七運:1975年~1995年(炊卦)

八運:1996年~2016年(震卦)

九運:2017年~2043年(乾卦)

 
この技術では、現在の期間に合わせてよい時の影響を受けられる方位を細かく調整する事で対応を行います。三元派はその時期における旺(吉)の方位と環境を計算し、その計算から割り出された吉方位を使いこなす技術です。また埋葬の際は、個人ごとに六十四卦を割り出し、相性の良い卦を出し、最適な墓相を作り上げる事を目標とします。
 

六十四卦と卦数

 
六十四卦と風水

 
六十四卦には数字=卦数があります。これは、時の影響・個人の卦を表しております。六十四卦は八卦を2つ重ねて出来たもので、それにより多く情報を含むようになりました。これにより、さらに細かく方位を分ける事で良い運気を享受できるように判断されます。卦数は運を示しており、時と個人の影響に合わせて良い方位を求めます。
 

河図と古代数字

 
河図と風水

 
河図とは古代中国で伝わる古代数字の一つ。これは、1~9の数字の組み合わせによって、五行の意味を持つ関係を表したモノです。三元派ではこの「河図」の理論を基に、五行を求めます。そしてこの数字の関係から、龍のエネルギーの方位と家・墓の向きの関係をこの「河図数」に合わせ調整を行います。
 

九運数の星運と八卦の関係

 
九星と風水

 
六十四卦には「九星数」があります。六十四卦が持つもう一つの力です。旺(吉)方位を採用・調査するだけではなく「九星数」の力も用いる事で、良い気をさらに強化する事を目的とします。「九星数」とは北斗七星に存在する9つの星が原理です。
  • 「1:貧狼星」「2:巨門星」「3:禄存星」「4:文曲星」「5:廉禎星(ここでは使用しません)」「6:武曲星」「7:破軍星」「8:左輔星」「9:右弼星」

これらの星は、六十四卦に一つずつ(八卦×八パターンの卦)割り振られています。この「九星数」と「河図」を合わせる事が出来れば最適な力を享受できると考えます。
 

六十四卦と384爻

 
三元派はさらなる細かい角度を必要とします。六十四卦をさらに5.625度単位まで吉凶を分けており、吉方位を強化します(「抽爻換象」と呼ばれ、全部で384の線(爻)を求めて吉凶が計算されております)。これにより、最も良い旺(吉)方位を特定する理論です。
 
 

 
 
 

04/三合派
 

天知人の調和の流派

古典風水の一角。最も多くの理論と、最も長く使用された流派。風水=三合派と言われる技術。
 

三合派

 
三元派と並び、風水の二大流派の一つとされる三合派です。大きな特徴としてはこの言葉が挙げられます。『三才(天地人)の調和』。これは、水の流れ・周辺環境(方位)の相性を示しております。『巒頭派+三合派』の組み合わせが似合う流派です。三合派には3つの環(羅盤に書かれた漢字)があります。これは『地盤・人盤・天盤』と呼ばれるもので其々、手法の違いによって作り出された環です。有名な『水法』等、数多くの手法が知られております。
 

 

人盤の消砂五行の応用

 
人盤は、一説に頼布衣によって発明されたとされるモノで、山(地上の物体)の方位を天文学の惑星に変えて五行を導き出し、周囲の吉凶を見るモノです。
 

五鬼運財水法

 
九星水法と風水

 
凶を吉に転じる技術で、五鬼の力を家の門にし、巨門を水にする方位術です。この手法はビジネス運吉で、約2年間の持続力があるとされます。ただ、災難を招く可能性もあり注意が必要な手法です
 

龍門八局の来水と去水 

 
天門と風水

 
台湾で人気のある風水の水法。来る水(道)=来水とし、水が去る=去水とします。この水の流れを八卦に照らし合わして、吉凶判断を行う水法です。別名『三元水法』。
 

黄泉八殺

 
坎の卦の風水

 
黄泉八殺は八曜煞とも呼ばれるもので、張九儀が著した「地理鉛彈子」の詩訣に出てくる
  • 坎龍「辰」、坤兎「卯」、震猴「申」、巽雞「酉」、乾馬「午」、兌蛇「巳」、艮虎「虎」、離豬「猪」

の一節からきており、剋す方位を示した詩で、日本でいう鬼門のような方位を示します。
 

三合水法(双山) 

 
三合水法と風水

 
家の水(道)が、どの様に流れていくのが良いか?三合派風水は、陰と陽の関係を重視し『陽の家は時計回り、陰の家は反時計回り』というように、2つの流れで吉凶判断を行います。これは羅盤にある天盤とよばれる固有の環を用いて計測します。
 

黄泉水

 
旺の方位へ去水する場合は凶となる。これは凶となる水の流れる方位を特定するモノです。良い気は逃がさず活用する事が求め、金銭に関する損害を示しますモノです。
 

些子水法:超上級水法

 
特徴は天と地の水の流れを読み、そこを使用する人に与える吉凶を判断・調節する手法です。水は気を運び、その気は土地に多大な影響を与える。この影響を操る事により、パワフルな運気を調節する超上級の水法術です。
 

九星水法:浄陰浄陽

 
水法は家の向に対して、吉となる水を探す為に発明された手法で、「納甲表」と八卦の卦の交換から導き出してくモノです。吉方位(貧狼・巨門・武曲・左輔・右弼)を特定し、良い水の流れを用いる技法です。これらに相当する卦は全て、陰なら陰。陽なら陽となる事も証明されます。
 

九星理気:室内の吉凶判断

 

  • 貧狼と巨門と武曲と佐輔と右弼星=吉
  • 禄存と文曲と廉貞と破軍=凶

 
間取りの吉凶を判断する際に、九星学が応用されます。地盤:二十四座山を基に、間取りの相性を判断していく技法です。風水の鑑定対象としては『玄関やトイレ、神棚・寝室』、家の座を元に方位による影響を調査します。
 
 

 
 
 
05/八宅派
 
 

東四命と西四命

日本で絶大な人気を誇る、風水スタイル。
 
ただし当事務所では、『滅蠻経(偽風水の知識)』の流れをくむ可能性が指摘されており、採用を控えさております。
 
※『滅蠻経』とは唐の玄宗皇帝(685年~762年)の時代、一行禅師(真言八祖の一人)に本物の風水の知識が海外に奪われないように作らせた偽風水の教え。これにより、現代の風水が混乱を招くきっかけになった有名な風水史。
 

八宅派

 

 
日本で知名度の高い「中国風水の八宅派」。
 
特徴的なのは、建物の座を基に「東四命」と「西四命」に分かれ、運気の特性が大きく東西に分けられる事です。東側が良いか、西側が良いか。この理論は「八宅明鏡」を基にしていると言われ、「宅卦」と「本命卦」が重要なポイントになります。ここから導かれた宅卦より、間取りの吉凶が決定します。方位による固定的な風水理論が八宅派の特徴です。
 

 
 

八宅派理論

 
八宅派の理論背景ですが、卦を元にした「大遊年変爻法」が用いられます。これは、宅卦(本命卦)と後天位との相性から判断され、変爻と呼ばれる計算方法で導かれます。その方法は・・・
 

八宅派風水の理論

 

  1. 宅卦と同じ方位を「伏位」で小吉。
  2. 下爻変の方位を「過害」で小凶。
  3. 中爻変の方位を「絶命」で最大凶。
  4. 上爻変の方位を「生気」で最大吉。
  5. 下・中爻変の方位を「天医」で大吉。
  6. 中・上爻変の方位を「五鬼」で大凶。
  7. 下・上爻変の方位を「六殺」で中凶。
  8. 全爻変の方位を「延年」で中吉。

 
この様になります。例として図では『震』の宅卦(本命卦)の計算を示しております。この結果は、日本でも書籍で簡単に手に入れる事が可能です。
 
 

 
 
 

おまけ06/家相学(九星気学)

 

日本で生れた独自の家相学。馴染みの深い家相スタイルです。 
(当事務所では伝統 風水実践の為、採用を控えさせて頂いております)
 
家相盤と四季
吉相の風水
凶相の家相盤

 

家相学と間取り

 

鬼門と裏鬼門

 
日本で絶大な人気と知名度を誇り、有名なカリスマ風水師の方々によって一般的に広まった家相学。日本の占い師の方々で使用されている技術です。特徴はこれです。「方位固定」+「鬼門や裏鬼門(人門とも言われます)」。様々な流派をご紹介してご理解頂けたかと思われますが、中国風水の流派ではありません(九星気学に近いと思われます)。古来の日本で使用された例として「江戸城」があります(現在は『皇居』として使用)。有名な鬼門封じのお寺『上野山の寛永寺』や、太田道灌による『日枝神社』や『大手町界隈の神田明神』等があります。更に裏鬼門には『芝の増上寺』があり、魔法陣が敷かれています。実際、江戸幕府は約270年間、安定を保つ事が出来ました。最後は明治維新により滅びましたが、最善の状況で終戦を終える事ができました。
 

家相と季節

 
家相学の一番の特徴は、運気を固定的に捉える事です。その理論背景は『東』は春⇒『南』は夏⇒『西』が秋⇒『北』が冬。その間の方位は季節の変わり目。暖かくなる春の方位:東は重要で、一番繁栄の季節である夏の南は繁栄・商売繁盛。繁栄によって得たものは、西の「実りの秋」で収穫する。その間の方位は季節の変わり目。特に春を告げる前の「北東の鬼門」は暖かい季節を迎える春であり、「南西の裏鬼門」は収穫を迎える前の性質をもつ方位であり、それ故重要である。光が始まる方位と、影が始まる方位。陰陽なのです。その為、自然を元にした学問であり科学ともいえるのです。
 

方位:東西南北と風水の関係

  • 「北:情愛・交際・思考」
  • 「北東:変革・蓄財・縁故」
  • 「東:活動・前進・発展」
  • 「南東:社交・信用・繁栄」
  • 「南:感覚・名誉・華美」
  • 「南西:寛容・努力・育成」
  • 「西:和合・飲食・収穫」
  • 「北西:向上・堅固・充実」

北方位(子):始まりと終わりを意味する水の方位です。その他、成長の為の種の場でもあるのです。
北東方位(丑寅):有名な家相学の鬼門の方位です。新しきが始まる場所であり、芽が出始める重要な場です。
東方位(卯):太陽が昇る力がみなぎる場。長男の場として有名で、皇太子が住まわれる東宮御所が示す通り、発展の場なのです。
南東(辰巳):商売繁盛の場と言われる方位で、繁栄を示す場です。ビジネスで最も重要な社交を意味する所です。
南(午):太陽が降り注ぐ夏の方位で、明るさの場です。地位や名誉、才能を開花させる場所です。
南西(未申):裏鬼門と呼ばれる第二の重要ポイント。実りを意味する場で、今までの成果が最も向上する場とされる場所です。
西(酉):収穫の場とされ、金運の場として日本では最も有名です。実りを収穫する場所です。
北西(戌亥):あまり知られていな、高貴な方位。これは天を示す場所で、運気の場とされ、尊い場所なのです。皇居の乾門として利用される事からも、この考えが日本古来より守られてきた事が伺えます。
真中(太極):実はこの場所が最も重要な場所であり、間取りにおいても特に気を使う場所なのです。全ての中心であり、事の基盤なのです。
 

十二干支と二十四山方位 

 
家相盤に更に十干を加えたのが、二十四座山。風水の基本は山。その全方位に更に「天の気」をもつ十干を加え、詳細な家相を判断する事が出来るようにしたのが、二十四山方位なのです。つまりは、こういう事です。

  • 十二干支=地の気
  • 十干=天の気
  • 九星(三碧木星等)=人の気

とされており、すなわち、真東・西・北・南はこの「地の気」が通る場所なので、この場所に欠陥があると、肉体的もしくは精神的な病が起こりやすくなる。
 

九星と八卦

 
人が生まれた年を元にして判断される九星。家相盤においては、個人によって影響する場所が異なる為、ここでは一様に申し上げられませんが、私の場合は、家相盤が示すように、東が定まった定位となる訳です。ちなみに、九星は「人の気」とされ、これにより有名な「天地人」の気の流れが個人によって確認できます。例えばインテリアを考える際にはとても重要となり、『三碧木星』の場合・・・

  • 三碧木星=震(東)=雷を意味する方位=音や電波の発信=電化製品との相性がいい

この様になります。東はエネルギーが強い為、電化製品の力と重なり更にいい影響を誕生させると考えられるのです。
 

間取り

 
この派は、間取りにおいて様々な制約がある事で知られています。簡単な例を挙げます。

  1. 玄関と門を正面にしていはいけない
  2. 部屋を孤立させてはいけない
  3. 廊下で家を分けてはいけない
  4. 家を欠けさせてはいけない
  5. 吹き抜けを作ってはいけない
  6. ビルトインガレージは凶相となる
  7. トイレを正中線(東西南北)に作っていけない
  8. 本命卦数と同じ方位は、不浄なモノを置かない
  9. 土地は正方形もしくは長方形にする
  10. 戸と戸を向かい合わせにしてはいけない

ほんの一部ですが制限が多い為、日本派風水の考えのもとでは、変わった間取りデザイン・デザイナーズ住宅は凶相になり易いと考えます。もちろん、中庭などのコの字型の家等も凶相とみなされます。欠けの無い真四角や正方形の家が吉となります。
 
家相学と『伝統風水』による間取りの考え方・理論の違いをご理解頂けましたでしょうか?