

画像:車のイメージ写真
自動車業界と風水検証
自動車産業は、その国の経済に大きな影響を与える事が知られております。特に資源の少ない日本にとって、自動車産業がもたらした経済的な繁栄は計り知れない状況です。トヨタ自動車や日産自動車、本田技研工業等々の有名メーカーの世界進出により、下請け企業も同様に大きく成長を遂げる事になり、日本経済の高度成長期を支える要因となりました。しかし日本の自動車業界の成長は、勢いを弱める事になります。

1999年、日本の自動車業界にとって大きな衝撃ニュースが発表されました。日産自動車がルノーとの資本提携により”カルロス・ゴーン”が日産の最高執行責任者(COO)に就任したのです。これは日産自動車の業績悪化による影響でした。一時的に日産自動車は大きな利益回復に成功しました。しかしその後、カルロス・ゴーンは日本を逃亡するに至りました。
この出来事と風水の間には、大きな影響が関与していると当事務所では考えております。そこでこのページでは、日本の自動車産業が受けている運気の影響をテーマに、風水検証をご紹介しております。




画像:日産ブランドのロゴ(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
日産自動車と風水とタブー
一時期は自動車業界において、トヨタとNo.1争いをする程の大手メーカーであった日産自動車ですが、1999年にルノーとの資本提携に追い込まれる状況となります。しかしルノーから派遣されたカルロス・ゴーンの手腕による大きなコストカット(リストラ含む)により、一時的に日産の利益はV字回復を果たしました。このV字回復現象は当時、日本での経済界のお手本となり”リストラ”が流行した時代でもありました。しかしその後、大きな転換を迎える事になります。

画像:カルロス・ゴーンの写真(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
- 2018年11月、金融商品取引法違反で東京地検特捜部に逮捕。日産、三菱の会長職を解任。
- 2019年1月、特別背任罪で追起訴。ルノーの会長職を辞職。
- 2019年4月、日産自動車の取締役を解任。

画像:日産自動車の売上推移と同行のグラフ
彼が務めていた”ルノー・日産・三菱アライアンス”の社長兼最高経営責任者(CEO)をリストラされたのです。皮肉な事に彼が推進してきたリストラを自身が、日産自動車から受けたのです。この事実は風水と面白い関係がある事が判明します(後述)。その後、カルロス・ゴーンは保釈中に国外へ逃亡しました。これにより日産自動車の新たな経営が発展すると想像されましたが、2024年12月に衝撃的なニュースが入ってきました。

画像:経営統合の発表をした際の様子
2026年8月の持ち株会社の上場を目指して、経営統合を行う意向を発表しました。その相手は本田技研工業株式会社です。通常では有り得ない状況ですが、日産自動車は23日に経営統合に向けた本格的な協議をするために、基本合意書を締結したと発表しました。その背景には、台湾の大手電子機器メーカー「ホンハイ精密工業(日本のSHARPを買収済)」の買収話があったとも言われております。
この経営統合の話は、日産が弱体化した事を物語っております。これは風水の観点からどのように紐解く事が出来るのでしょうか?風水が日産自動車に与えた影響をご紹介します。

画像:横浜市にある日産本社ビルの写真(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
日産自動車グローバル本社と金運風水
今回の風水の主役となるのは”日産自動車グローバル本社”の建物です。最初に理気(目に見えない運気)の分野から、金運風水の影響を確認していきます。運気の計算を行う上で必要となる情報は、以下の2つです。
- 開業2009年8月の風水では8運の建物。
- 風水運気は約187°の丙方位から入る。

画像:横浜市の偏角

画像:日産本社ビルの風水運気の入口

画像:日産の本社ビルの風水角度
これらの情報から、目に見えない風水運気の計算を行います。金運を特定する方法として風水には数多くの流派が存在しており、その中から一つの手法を採用する必要があります。今回使用する風水の技術は、玄空飛星を用いて金運の方位を特定していきます。その結果がこちらです。

画像:日産本社の飛星チャート
これは飛星チャートと呼ばれ、方位とそこに流れる運気と時間の関係を示した運気の設計図のようなモノです。この情報が教えてくれている事は以下の3つです。
- 双星会向の金運風水プログラムの発動
- 南にNo.1金運が流れる
- 北東にNo.2金運が流れる

画像:日産本社ビルと金運方位の関係図
これらの情報から判明する事は完成~2023年までの期間中、正面側の南側に「No.1金運」が流れる事です。この状況が示してくれる事は”日産本社と風水金運の相性は良い”という事です。ビジネス運を上昇してくれる金運気を建物正面から受けられる状況は旺向と呼ばれ、非常に縁起の良い相性で吉となります。その理論通りに、日産自動車の売上高は移転後の1999年後から右肩上がりの伸びを示しております。

画像:日産の本社移転後の売り上げ動向
しかし大きな問題が発生しました。それが2018年に発生した「カルロス・ゴーン逮捕」です。逮捕による混乱の影響の為に、業績は低迷に転じてしまいました。ですが金運風水プログラムはまだ、2023年までの5年間は継続されるはずです。その理論通りに、混乱から回復をみせて2021年~2023年までの3年間は一気にV字復活を遂げております。これは8運の双星会向の良い金運風水の影響と年運との良い相性が働いた事が分かります。

2022年は南の方位に年運8(土の五行)が流れており、日産本社ビルの南側に流れるNo.1金運を強化する相性でした。これは、金運アップの暗示となる吉の1年間でした。これは日産本社ビルに金運のサポートがあった事が分かります。 |
![]() 画像:2022年の風水年運と金運の相性の飛星図 2022年売上は10兆5,967 億円 営業利益は3,771億円 売上高営業利益率は3.6% |
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2023年は南側に年運9(火の五行)が流れており、南側に流れるNo.1金運を強めてくれる相性となり、2年連続で日産本社ビルに良い金運をもたらす相性の1年でした。その為か、売上と営業利益率は高い水準を示しております。 |
![]() 画像:2023年の風水年運と金運の相性の飛星図 2023年売上は12兆6,857億円 営業利益は5,687億円 売上高営業利益は4.5% |

金運風水は変化する
今まで売り上げが絶好調だったので、これからも大丈夫!と、思われてしまう方が多いのは当たり前の事です。これが風水の落とし穴になります。人の運勢にも吉凶の波があるように、風水にも吉凶の波が存在します。 金運は時代と共に変化を起こします。この時間の変化は、玄空飛星では三元九運(さんげんきゅううん)と呼ばれる中華超心理学の基本となる時間の単位によって、運は変化すると考えます。

8運の期間 | 2004年~2023年の期間 |
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9運の期間 | 2024年~2043年の期間 |
上記の期間が示すように、20年毎に運気は切り替わります。そして日産本社ビルの場合、2024年以降の運気の流れはこのように変化を起こします。
- 双星会向の金運風水プログラムが終了して、運気が弱体化。
- 北東にNo.1金運が流れる
- 西にNo.2金運が流れる

画像:2024年以降の日産の金運風水の流れと方位
2024年以降、日本だけではなく世界的に大きな運気の変化が起こります。日産自動車の本社の場合、双星会向の強い金運風水プログラムが終了します。この現象は、今までの強いビジネス運が受けられない事を暗示します。これは企業にとっては、売上げの減少に直接影響する悪い暗示です。そして日産の売上への影響にとって残念なのは、「No.1金運」が北東側に変化してしまい、その金運風水の影響力は以前よりも弱くなってしまう事です。2024年は世界中の運気が一斉に変化する、まさにピンポイントとなる年での経営統合の発表でした。


風水的な考察の範囲ですが、2024年に発表された「9000人規模のリストラ計画」と「本田技研工業との経営統合」はその金運低迷の影響を受けたと考えられます。しかし今回の重要ポイントは、建物全体が設計段階で趣向を凝らしたデザインであった事です。風水は見える運気と見えない運気の2つから、良い気を生み出す事を目的とします。日産自動車の本社ビルは、残念ながら風水タブーが確認されておりました。
多くの方に”風水のイメージ”を伺うと、高確率でこの様に返答が返ってきます。
- 西側に黄色いモノを置くと、金運アップ!!
この内容は正しい場合もあれば、そうでない場合もあります。本場中国の伝統風水では、全く異なる思想によって風水アドバイスが行われます。その一つとして、建物自体の風水デザインの思想です。今回、非常に有名な建物を例題として1つ、ご紹介します。

画像:船舶が海を航海しているイメージ
①ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルと幸運のデザイン
当事務所が「素晴らしい!」と絶賛させて頂いたホテルの一つ、「ヨコハマ グランド・インターコンチネンタルホテル」さんです。
形は良い運気を生み出す重要ポイントの一つです
建物の外観デザインは船の帆がメインイメージとして設計。船をイメージさせるために丸みを帯び、段違いのような形状を採用。外観にデザインされた白いルーバーは、夏季は直射日光を遮断し、冬季は部屋の奥まで光を導くようになっている。また建物中央に吹き抜けが設けられ、自然換気ができる構造となっている。

画像:日産自動車の本社ビルと船のイメージ
建物全体が船をイメージして設計が施されている事が、上空写真から判明します。この建築アイデアは風水では良い暗示となります。日産の本社ビルは東京湾へと注ぐ帷子川沿いに建設されてます。これはまるで川を伝って船が東京湾へと出港する様子が伺えます。船はその昔、商船として多くの金銀財宝を積んで運航がなされており、縁起が良い相性となります。

画像:商船と海のイメージ
この様に、環境の状況と建物の形を合わせる風水は巒頭派に属しており、良い運気を生み出すためには避けては通れない分野の一つになります。ここまでみると
ここでの風水ポイントは”NISSANウォーク(はまみらいウォークとみなとみらい歩道橋)”にあります。

売上と風水理論の合致
トヨタ本社
と風水検証
有名な「三河回帰」と呼ばれる、東京→愛知県へと本社を移した本社ビルを検証したいと思います。当時、国際的な交通網などの問題から、計画が中止されるような話まで出ていた物件です。非常に興味深い建物であり、一体どのような風水の影響を、この巨大企業に与えたのでしょうか?
強い金の龍の存在
風水の影響
トヨタの本社ビルの大きな特徴は、強い『黄金の龍』を飼う事に成功している事です。簡単に写真で表現してみると、以下の様になります。専門的には以下のように表現されます。


最大2つの黄金の龍が、建物に向かって来ております。この建物はその2つの龍を完璧に飼いならす事に成功しています。風水では必ず、『時間』と『環境』の2つを最低限考慮して調査を行う必要があります。今回のケースでは、見事な程にその2つともに良い条件が整っている事が判明しています。残念ながら、本社の設計図面を手に入れる事が出来ませんが外から確認できる範囲でも、黄金の龍をうまく活かす事が出来ています。今度は環境を見てみましょう。


立体写真です。この写真が物語っているのは、2つの黄金の龍が元気よく働く様子を示しています。トヨタの本社は広大な土地を持ち、広々押した空間を所有しております。この空間が、力強い黄金の龍を育てているのです。風水=環境学とされるように、気は自然によって生み出されています。その為、必然的に環境の良し悪しに大きく左右されます。トヨタは非常に良い環境と時の影響を受けている事がこれで判明します。では、実際にその未来はどうでしょうか?
後は、皆さんも一緒に私の風水による判断が正しいかどうかをご判断下さい。「トヨタ」が世界一になる日は近いと思われます。一時的に『米によるリコール問題』により低迷しましたが、どうなるでしょうか?



今後も、検証を継続していきたいと思います(アメンバー記事にて掲載中)。

皆さんは気づかれましたでしょうか?私は今回の検証の中であえて、「図面・間取り」の話をせずに検証を行っております。これが風水の基本なんです。『家相』ももちろん!!大事です。ですが、モット大事なモノが有る事に気づいて頂ければ幸いです。