エジプトの英雄→失脚に至った大統領
エジプトの頂点に30年近く君臨していた独裁者。
彼の転落はあるべき姿でした。
内容が難しいと思われますか?
ムハンマド・ホスニー・ムバーラク
エジプトを追われた大統領
彼の人生を四柱推命の占いの観点からお話しすると、この様になります。
お金こそ全て!!
ムバラク氏の特徴は、地支に全て『辰=金庫』の象徴がある事です。これは類まれな財産運とお金を示すのですが、これしかありません。つまり、彼の頭の中は物質的な欲求が強く、表面的にもその為の行動を起こす事が確認されます。簡単に述べると、こうなります。
政治家向き→ビジネスマン向き
お金を扱う事に関しては相当な才能を持っていたはずです。おそらく彼は、政治を利用してお金儲けに利用していたのではないかと推測されます。その理由が、左図の10年運です。
41歳~:彼の「官」を示すパワーが働いております。これは彼を大いに助けます。これはムバラク氏にとって、権力・権威を示すモノで実際、勲章の授与+副大統領の権威を得ています。これがきっかけとなり、大統領へと繋がります。
61歳~:彼の運気が一変して悪くなっていきます。彼の悪い性格が表面的に出てくる暗示です。おそらく、この時からお金への執着が強くなっていったと考えられます。
「政治=ビジネス」
彼の頭の中には、これがあったのだと思います。この頃から、彼の人気が悪くなっていったものと予想されます。
2011年2月の問題
ではなぜ、この月日に失脚したのかです。それは2011年2月の命式の問題です。大きな特徴があります。風水をご存知の方でしたらご理解頂けると思いますが、この日はこれがありました。
『寅+卯+辰の木の三會』
これは彼にとっては、大きなライバルを示すモノです。彼はもともと自刑(不運の相)を持ち、それが今回の「三會(ライバル)」を刺激してしまいました。彼にとって、木のパワーは非常に良くありません。つまり、彼にとって最低な運気の状態・日程だったのです。彼の力が非常に弱くなる時だったのです。
八方塞がり
ムバラク氏が失脚した理由です。これだけ酷いと、運気に押しつぶされてしまいます。彼の運命だったのです。もし自分の運命を知っていれば、もっと早くに手を打てたはずです。これは、自分の運勢を知る必然性を説い非常に良い例です。